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NBA17-18シーズン10月編~思いもしなかったマジックの躍進~

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10月の試合結果を見ての総括を書いていきます。正直僕自身予想していなかったチームがここまでリーグを引っ張っていることに驚いています。そのチームが伸びている要因は何かについて詳しく触れていきます。

開幕2週間でスタートダッシュを切れたチーム

開幕から2週間経ちましたが、スタートダッシュを切れたチームとそうでなかったチームがあります。スタートダッシュを切れたチームといえば、

  • デトロイト・ピストンズ
  • オーランド・マジック
  • ボストン・セルティックス
  • メンフィス・グリズリーズ

主にこの4チームでしょう。開幕4連勝をしていたクリッパーズとスパーズはここのところ負けが続いているのでできなかったチームとしました。

デトロイト・ピストンズ

まず初めはピストンズです。開幕から8戦を5勝3敗で乗り切りました。この8試合で

  1. ホーネッツ
  2. ウィザーズ
  3. ニックス
  4. 76ers
  5. ウルブズ
  6. クリッパーズ
  7. ウォリアーズ
  8. レイカーズ

と戦いました。その中で、今シーズンも強さを見せているクリッパーズ、ウォリアーズ、大補強をしたウルブズを下しました。

ピストンズはオフェンスもディフェンスも向上

ピストンズは平均得点で104.4点、平均失点で102.1点と昨シーズンとほとんど変わっていません。ベインズ、モリス、KCPを放出している中でこれだけの数字を残すことができているのは、おそらく攻守両面で水準の高いプレイをできているプレイヤーがいることが挙げられるでしょう。

今シーズンから加入したブラッドリーがディフェンスにおける評価が高く、オフェンス面でも14点近くを期待できるのが大きな魅力。そして昨シーズン怪我の影響で戦列を離れることの多かったレジー・ジャクソンの存在も今のピストンズの好調を支えている要因です。トバイアス・ハリスの平均点が4.4点向上していることもそうですね。

格上チームに勝った後の気の緩みさえなければ・・・

ピストンズを紹介する時にも書いたのですが、今シーズンのピストンズはウォリアーズやクリッパーズ、ウルブズを下しています。カリフォルニア遠征でのウォリアーズ、クリッパーズ、レイカーズとの3連戦では、最終戦のレイカーズに20点差で破れています。遠征での疲労蓄積も考えられますが、プレイヤー自身の気の緩みも原因の1つと僕は考えています。

レイカーズ戦では序盤からリードを許し、手の届きそうな点差に行ってもジリジリ離されてしまうという展開が続いていました。ディフェンスにも覇気がなくオフェンスもアウトサイド頼みな感。速攻でのポイントでも10点近い差があった両チームは、レイカーズが走ったことももちろんですが、ピストンズが走られた以外の何ものでもないでしょう。

今後もこのような状況が続くと、プレイオフもギリギリのラインになる気がします。せっかく格上に勝っても格下に負けていては意味がありません。HCのスタン・ヴァンガンディはマジック時代にファイナルを経験したこともあり、チーム構築は知っているはずですので、彼の手腕にも期待したいところです。

オーランド・マジック

次にマジックです。マジックは開幕から7戦を5勝2敗で乗り切りました。この7試合で

  1. ヒート
  2. ネッツ(2回)
  3. キャバリアーズ
  4. スパーズ
  5. ホーネッツ
  6. ペリカンズ

と対戦しました。ロスターや今までの成績を鑑みた上での格上のキャバリアーズとスパーズと対戦し、どちらも20点差以上離して勝利しています。

オフェンスの伸びがリーグNo.1

平均失点を見ると107.9点で21位と低いですが、特筆すべきは得点力。平均116.9点とリーグの中でもウォリアーズにつぐ2位につけています。昨シーズンよりも15.8点も上げています。この得点力を支えているのはフォーニエ、ゴードン、ブーチェビッチ、シモンズの4人でしょう。

  • フォーニエ 22.0点(17.2点)
  • ゴードン 21.0点(12.7点)
  • ブーチェビッチ 20.7点(14.6点)
  • シモンズ 16.7点(6.2点)

※()・・・括弧内昨シーズンの平均得点。

この4選手が軒並み昨シーズンよりも平均点をあげていることが1つの大きな要因です。スパーズから移籍して来たシモンズを除いた3人の得点は昨シーズンよりも19.2点伸びていることになります。これは非常に強力です。アシストの平均数ではリーグ30チーム中2位とボールもよく回っていることが考えられます。

上位をキープするためには守備が鍵を握る

これだけのオフェンス力を持っているマジックが今後上位をキープし続けるためには、間違いなく守備面での改善が必要でしょう。10月に破れた2試合はどちらも120点オーバーの失点を食らっています。オフェンスは機能しているため、あとはディフェンス面という感じですね。

ボストン・セルティックス

次にセルティックスです。セルティックスは、開幕から7試合を5勝2敗で終えました。この7試合で

  1. キャブス
  2. バックス(2回)
  3. 76ers
  4. ニックス
  5. ヒート
  6. スパーズ

の6チームと戦っています。開幕戦のキャブスと2試合目のバックスは落としましたが、その後は5連勝を飾っています。(10月31日現在)

ディフェンス面での向上が著しい

セルティックスは昨シーズンからガラリとロスターを変えてきました。スタメンをホーフォード以外放出し、ヘイワード、アービング、モリス、テイタム、ベインズ、タイスなどを獲得してきました。

ディフェンスに定評のあったブラッドリーやクラウダーを放出したのですが、昨シーズンの平均失点が105.3点だったのに対し、ここまでの平均失点は94.9点とリーグ2位とベストなパフォーマンスを披露。ここ数シーズンのディフェンス関係の数字を見てみると、平均リバウンド数47.1がここ7シーズンの中で最も多くなっています。

モリスの復帰がオフェンス力アップにどう影響を与えるか

セルティックスは今シーズンピストンズから獲得したマーカス・モリスを現在負傷離脱で欠いています。モリスは平均で14点を稼ぐ選手でディフェンスにも定評があります。ここからセルティックスが勝ち星を重ねるためには、モリスが復活してから今までのように14点を平均して稼いでくれるかが大きなポイントとなりそうです。

ヘイワードが今シーズンはもう復帰が絶望的なので若手の成長が急がれるセルティックスは、僕たちの予想に反してジェイレン・ブラウンやジェイソン・テイタム、マーカス・スマートの3選手を筆頭に伸びてきています。そこに+α加えるとなるとやはりモリスの活躍でしょう。

メンフィス・グリズリーズ

最後はグリズリーズ。開幕7試合を5勝2敗で終えました。対戦したのは

  1. ペリカンズ
  2. ウォリアーズ
  3. ロケッツ(2回)
  4. マーベリックス(2回)
  5. ホーネッツ

と対戦し、マーベリックスに1回とホーネッツに破れています。

ディフェンス面での安定感は抜群

グリズリーズの特徴はなんと言ってもディフェンス力の安定感の高さ。今シーズンここまでの平均失点は95.6点とリーグ3位。昨シーズン通しての平均失点も99.9点だったことを考えるとさすがです。また、今シーズンは長年チームを支えたランドルフやトニー・アレン、カーターを放出。頼れるベテランのマリオ・チャルマーズ、中堅の域に到達してきたタイリーク・エバンスなどを獲得。新しい面々がフィットできているのもグリズリーズの文化が植えつけられている証拠でしょう。

ロースコアに持ち込めば勝機はアリ

グリズリーズはオフェンス力に難があり、今シーズンここまで100.6点とリーグ24位。ディフェンスが例年通りならオフェンスも例年通りと言った形ですが、グリズリーズが今シーズンもプレイオフを目指すとなれば、毎試合ロースコアの展開に持ち込んで、第4Q残り数分のところで勝負を仕掛けるのがいい戦術でしょう。グリズリーズのバスケ的に圧倒して勝つイメージはないですしそれが彼らのスタイルではないので、ロースコアでシーソーゲームを展開しながら残り時間短いところで頭1つ抜けるくらいがベストな勝ち方ですね。

まとめ

ここまで、10月スタートダッシュを切れたチームに関して触れてきました。セルティックスを除く3チームは正直予想外でした。ヘイワードが抜けたことを考えると6連勝したセルティックスも予想外でしたが・・・。

一方で王者ウォリアーズと圧倒的なロスターの層の厚さを誇るキャブスはいまいち勝ち切れていません。ロケッツもスパーズも波に乗り切れていません。そこでNBAをかき回してくれているマジック、ピストンズ、グリズリーズには今後もぜひ注目してもらいたいです。特にマジックの躍進は今シーズンを面白くしてくれるかもしれません。

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