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オリンピック正式種目!「3×3(スリーバイスリー)」のルールを解説!

こんな人におすすめです。

オリンピックの新しい種目の3×3(スリーバイスリー)って一体どんなルールなの?

今回の記事では、2020年の東京オリンピックで新たに正式種目に登録された「3×3(スリーバイスリー)」のルールを主に紹介していきます。

バスケ経験者でも、3×3(スリーバイスリー)をプレイしたことがある人は少ないはずです。そのため、3×3の認知度も低くルールに関しても知らない人が多いことが実情です。

そこで「3×3(スリーバイスリー)のルールが知りたい!」という人のために5人制のバスケとルールがどのように違うのかについてまとめました。

オリンピックの正式種目になった3×3(スリーバイスリー)のルール

2020年東京オリンピックから正式種目になったバスケの「3×3(スリーバイスリー)」ですが、日本ではまだまだ認知度が低く、バスケ経験者でも3×3(スリーバイスリー)のルールを知らない人は多くいます。

この記事を書いている僕も、3×3(スリーバイスリー)の試合を観戦したことはないですしプレイしたこともないので、3×3(スリーバイスリー)に関しては初心者です。

そこで、3×3(スリーバイスリー)のルールについて調べまとめてみました。5人vs5人で行う通常のバスケと何が違うのか、

  • 人数
  • 得点
  • 試合時間
  • コートの広さ
  • 攻守の入れ替わり
  • ファール
  • 交代・タイムアウト

上記7つの点と比較をしながら紹介していきます。なお、今回比較している5人制バスケのルールに関しては、以下の記事を元にしています。

【最新のバスケルールを詳しく解説!】これ”だけ”覚えればOK!

2018年6月15日

3×3(スリーバイスリー)のメンバーは4人以内

  • 5人制バスケ:5人vs5人 / ベンチ入りできるメンバーは12人(コートに立つ人数を入れて)
  • 3人制バスケ:3人vs3人 / ベンチ入りできるメンバーは4人(コートに立つ人数を入れて)

人数にはこのような違いがあります。

3×3(スリーバイスリー)の場合には、ベンチ入りできるメンバーは4人までです。そのため人数が少なくてもチームを組むことが可能です。

後ほど詳述しますが、3×3(スリーバイスリー)は”個人”スポーツですので、自由にチームを組むことが可能です。そのため、チームを作りやすく多くの人が試合や大会に参加できるという特徴を持っています。

3×3(スリーバイスリー)は得点のカウントのルールがちょっと違う

  • 5人制バスケ:フリースロー1点 / 3Pラインの内側2点 / 3Pラインの外側3点
  • 3人制バスケ:フリースロー1点 / 3Pラインの内側1点/ 3Pラインの外側2点

得点にはこのような違いがあります。

3×3(スリーバイスリー)は得点が5人制のバスケに比べると少ないカウントになるのですが、いわゆる”3P”ラインの外側からのシュートは、通常のシュートの2倍の得点となるため、アウトサイドシュートの高い成功率も要求されます。

次の章では「試合時間」の違いについて説明しますが、試合時間が終了する前に、どちらかのチームが21点をとると、その時点で試合は終了し、21点に到達したチームの勝利となります。

どちらのチームも21点に到達せずにタイムアップになった場合には、タイムアップ時点で得点の多かったチームの勝利です。

10分が経っても同点だった場合には延長が行われ、2点先取したチームの勝利となります。

3×3の場合には「3Pライン」とは言わないのですが、わかりやすくするためにこのように表記をしました。「コートの広さ」の章でラインの説明などをしていきます。

3×3(スリーバイスリー)の試合時間のルールは独特

  • 5人制バスケ:10分 × 4クォーター = 40分 / クォーター間のインターバルは2分
  • 3人制バスケ:10分

試合時間にはこのような違いがあります。3人しかコートに立っていないと言うこともあり、試合時間はかなり短く設定されています。

また、ショットクロック(自分たちのボールになってからシュートに行くまでの時間)は、下記の通りとなっています。

  • 5人制バスケ:24秒
  • 3人制バスケ:12秒

12秒しか時間がないため、5人制のバスケよりも3×3のバスケは、よりアップテンポなゲーム展開を楽しむことができます。

ちなみにですが、相手のシュートが決まり自分たちのオフェンスが始まる際には、ボールを保持した瞬間からショットクロックがスタートするため、いかに早く”3P”ラインの外に出て、いかに早く攻撃を組み立てるかが鍵になってきます。

3×3(スリーバイスリー)は一般的なコートの約半分のサイズ

  • 5人制バスケ:一般的なバスケコート1面分(縦28m × 横15m)
  • 3人制バスケ:一般的なバスケコート1/2面分(縦28m × 横11m)

コートの広さにはこのような違いがあり、3×3(スリーバイスリー)は5人制で使われるコートの約半分の広さで行われます。

5人制のバスケでは「3Pライン」と言うラインも、3×3の場合には「2Pライン(アーク)」と言います。

3×3(スリーバイスリー)の攻守の入れ替わりのルールが特殊

  • 5人制バスケ:エンドラインやサイドラインの外側からスローイン。
  • 3人制バスケ:2Pラインの外にボールを持ったプレイヤーの両足が出た時。エンドラインやサイドラインの外にボールが出てしまった場合には、試合開始時同様にトップポジションまでいき「チェックボール」を行う。

3×3(スリーバイスリー)の場合には、この攻守の入れ替わりがややこしいです。プレイしてみると案外簡単なのですが、言葉で説明するとわかりにくいかもしれません。

簡単に言ってしまうと、マイボールになったら2Pラインの外にボールを持ったプレイヤーが移動すればシュートに行ってもいいことになります。

なお、試合開始時と、エンドラインやサイドラインの外に出てマイボールになった場合には、トップのポジションまでいき「チェックボール(ディフェンスからオフェンスにボールが渡される)」をしてから、試合が開始・再開されます。

3×3(スリーバイスリー)は”個人”ファールがない!

  • 5人制バスケ:1人5回で退場。チームファールは1クォーターで4回まで。
  • 3人制バスケ:1人に制限なし。チーム全体で6回まで。

ファールにはこのような違いがあります。3×3(スリーバイスリー)は、個人にファールが加算されることはなく、チームとしての加算になるという特徴があります。

なお、アンスポーツマンライクファールを2回するか、ディスクオリファイングファールを1度すると、そのプレイヤーは退場となります。

また、3×3(スリーバイスリー)の場合にも5人制の場合にも、ボーナススローが与えられるルールがありますので、覚えておくといいですね。

3×3(スリーバイスリー)の場合には、7~9回目のファール時には相手に2本のボーナススローが与えられ、10回目以降は2本のボーナススロー+相手の攻撃権となりますので、いかにファールを抑えるかも重要になるわけです。

3×3(スリーバイスリー)は交代・タイムアウトのルールがわかりにくいかも

  • 5人制バスケ:交代・タイムアウトはタイムオフィシャルに申告。タイムアウトは1回60秒を5回まで取得できる。
  • 3人制バスケ:交代・タイムアウトはチェックボールが行われる前にできる。タイムアウトは30秒を1回だけ取得できる。

交代やタイムアウトに関しては、このような違いがあります。

3×3の場合は交代とタイムアウトが「チェックボール」が行われる前にしかできないので、5人制の時とは違いシュートが入った時には交代・タイムアウトはできません。

チェックボールが行われるのは、「ファール」「ラインの外にボールが出た時」となります。プレイする場合には覚えておきましょう。

3×3(スリーバイスリー)はボールのルールも特殊

3×3(スリーバイスリー)で使用されるボールは、一般とは少し変わってきます。基本的に5人vs5人で行われるバスケの場合には、カテゴリーによって使用するボールのサイズが変わってきますよね。

5人vs5人の場合
  • ミニバス:5号球
  • 中学~大人まで(女子):6号球
  • 中学~大人まで(男子):7号球

一方の3×3(スリーバイスリー)で使用されるボールの場合には、カテゴリーによってサイズの変更はなく、どの大会・どのカテゴリーでも同じサイズのボールを使用します。

3×3(スリーバイスリー)の場合

6号球の大きさ×7号球の重さ

使用するボールのサイズも少し特殊で、5人制バスケで使用する6号球の大きさで、なおかつ7号球の重さのボールでなければなりません。

3×3(スリーバイスリー)は”個人”スポーツ

こちらは試合の時のルールとはまた別の話になるのですが、3×3(スリーバイスリー)は”個人“スポーツの1種です。大会に出場する際には、毎回毎回固定されたチームで出場する必要はなく、その都度新しくメンバーを組んで試合に臨むことも可能なんです。

チームとしての勝利はもちろんのこと、個人としての実績を作ることも、3×3(スリーバイスリー)の世界で生き残るためには必要なことなんですよ。

なぜ個人の実績を作ることが必要になるのかというと、後々の日本代表選考にも大きく関係してくるからです。女子の選手として活動している矢野良子選手が、こんなことを話していました。

日本代表の大会はポイントがなくても選ばれれば大会には出られますが、オリンピック選考のこともあるので、ポイントを取ってランキングを高くする方が有利だと思っています。

出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/konagayoshiyoko/20170907-00075492/

「ポイント」というのは、3×3(スリーバイスリー)でプレイしている個人個人に付与されるもののこと。

3×3(スリーバイスリー)では、”プレイヤー”個人にポイントが加算されます。大会に応じて個人にポイントが付与され、そのポイントに基づいてランキング化されます

出典:http://3×3.japanbasketball.jp/

単純に3×3(スリーバイスリー)を楽しむことが目的であれば、同じチームメイトと様々な大会に出場するだけでも十分でしょう。

一方で、日本代表として活動したいという場合には、自身の力を証明するためにも様々な大会に出場し、ポイントを貯めていくことも大切なんです。

オリンピックの観戦は「TOKYO 2020 ID」登録をしよう!

2020年の東京オリンピックも近づいてきていますが、オリンピックの観戦チケットを購入するためには「TOKYO 2020 ID」への登録が必要となります。

僕も登録をしましたがすぐに完了しました。

チケットの抽選申し込みは、2019年の5月9日~5月28日の23:59までとなっていますが、先着順販売が2019年の秋に予定されていたり、直前期販売と言って2020年春以降に購入できるチケットもあるようです。

抽選申し込みの2019年の5月9日~5月28日の23:59の期間内で申し込まなくてもチケットは購入できますが、なるべく早めにチケットの購入申し込みをしておくことをおすすめします。

なお、チケットの抽選申し込みをする場合には、「TOKYO 2020 ID」への事前登録をお忘れなく!

ちなみにですが、バスケットボール競技のチケットは、¥3,000~¥108,000で購入することができますよ。

僕は2019年5月12日の夜に、男子バスケットボール決勝のチケットを申し込みました。チケットの抽選申し込みが開始された5月9日は非常に混み合っていましたが、徐々に混雑が緩和されてきているようですよ。

まとめ

今回は2020年の東京オリンピックで新しく正式種目に追加された「3×3(スリーバイスリー)」のルールを主に紹介してきました。5人制のバスケとは違うルールばかりで、わかりにくいかもしれませんが、観戦する分には問題ありません。

2020年の東京オリンピックが徐々に近づいてきていますが、あらかじめルールについてもきちんと確認しておいてください。もし試合を観戦しに現地に行くのであれば、事前に「TOKYO 2020 ID」への登録もお忘れなく!


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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社F.R.Will取締役。小学3年から10年間現役を続け、中学2年時にはジュニアオールスターにも出場。現在は年間100試合以上BリーグやNBAの試合を観戦している。大好きなチームはロサンゼルス・レイカーズ。大好きなプレイヤーはコービー・ブライアントとKCP。