バスケのポジションについて詳しく知りたい!できれば、身長が低い僕でも活躍できるかどうかも知りたい。
今回の記事では、バスケの5つのポジションについて、バスケ歴13年の僕が経験を元に辛口で紹介していきます。
記事自体は少し長いですが、5つのポジションごとに、さらに詳しく紹介している記事も記載しているので、それを読めばもっとポジションについて詳しくなることができます。
バスケのポジションごとに紹介している記事はいくつもありますが、どれも「プレイ面」での特徴しか紹介していなくて、そのポジションに向いている性格については全く教えてくれません。
この記事は各ポジションごとに向いている性格の人も紹介するので、より自分にあったポジションを見つけられます。
まず、本題に入る前に「バスケ」と「身長」の関係について僕の考えを述べておきます。
目次
バスケは身長でポジションが決まる
中には「バスケは身長なんて関係ない!」と言う人もいますが、僕は身長は大いに関係あると考えています。特に、身長の低いプレイヤーはガード以外に選択肢がないと思ってください。
身長が小さなプレイヤーが、インサイドを簡単にこなせることはまずありません。「身長じゃない!」と言って優しい言葉をかける人もいますが、結局のところ身長のスポーツです。
ただし、「身長が低い人がバスケに向いていない」と言うわけではありません。身長が低いと、選択肢が限られてくるというだけです。身長が低いプレイヤーでも、闘い方次第で十分に通用します。
身長が大きなプレイヤーは、様々な選択肢があります。ポイントガードもシューティングガードもスモールフォワードも、どんなポジションでも、自分の性格や得意なプレイなどを考えて、ポジションを選ぶことができます。
次の章から5つのポジションを紹介していきますが、自分の身長のことを考えながら読み進めてください。各ポジションごとに、さらに詳しく紹介している関連記事も記載しておくので、気になったら読んでみてくださいね。
バスケの5つのポジション別に特徴と適正をまとめてみた
それでは早速ポジション別に特徴と適正について紹介していきます。
- ポイントガード(PG)
- シューティングガード(SG)
- スモールフォワード(SF)
- パワーフォワード(PF)
- センター(C)
上記5つのポジションに分かれます。僕の経験や主観を交えながら、各ポジションの特徴や適正を紹介していきます。
ポイントガード(PG)
ポイントガードは通称「1番」と呼ばれている、チームの司令塔です。チーム内でも視野が広くチームをコントロールできるプレイヤーが務めるポジションです。
最もオーソドックスなポイントガードは、味方を上手に活かしならが、チームをコントロールし、チームを勝利に導きます。いわば、自分自身は脇役としてチームメイトを輝かせるポジションです。
近年ではNBA(アメリカプロバスケットボールリーグ)の傾向でもあるのですが、自らが得点を稼ぎ、リバウンドを取り、チームを勝利に導くタイプのポイントガードが台頭しています。
以下の記事ではポイントガードの特徴や、ポイントガードが向いている人、タイプ別のポイントガードについて紹介しています。
ポイントガードは、スピードやシュート・ドリブル・パスのスキルに自信があるとしても、簡単に務められるポジションではありません。
オフェンスの要となるシューティングガードと比べると、役割が全く違います。特にメンタル面で優れていなければ務められないですし、思い切りの良さも求められるポジションなので、自分のメンタルに自信がない人や優柔不断な人にポイントガードはおすすめできません。
シューティングガード(SG)
シューティングガードは通称「2番」と呼ばれている、チームで最もオフェンス能力に長けているプレイヤーが務めるポジションです。
最もオーソドックスなシューティングガードは、味方の力を借りたり、自らのドリブルスキルを用いてディフェンスを突破し、得点を量産します。誰よりも自分自身がチームの中で輝くと言う、強い気持ちを持った人が向いているポジションです。
NBAでもシューティングガードのポジションには、得点を取る能力に優れたプレイヤーが数多くいます。チームのオフェンスの要なのです。
以下の記事ではシューティングガードの特徴や、シューティングガードが向いている人、タイプ別のシューティングガードについて紹介しています。
シューティングガードは僕が主戦場としていたポジションなのですが、目立ちたがり屋、得点を取ることが大好きな人にはとても向いているポジションです。
一方であまり目立ちたくない人は、同じポジションのライバルとの競争に負けます。いい意味での自己中心的な考え方や傲慢さも必要です。
スモールフォワード(SF)
スモールフォワードは通称「3番」と呼ばれている、チームの中で観察能力に優れていて、バランスを取ることができるプレイヤーが務めるポジションです。
最もオーソドックスなスモールフォワードは、3Pライン付近の「アウトサイド」と呼ばれるエリアから、ゴールに近い「インサイド」と呼ばれるエリアでもプレイします。どこでも満遍なくプレイできる高い万能性が求められるポジションです。
NBAでもスモールフォワードのポジションには、アウトサイドもインサイドも全てこなせる、万能なプレイヤーが数多く揃っています。
以下の記事ではスモールフォワードの特徴や、スモールフォワードが向いている人、タイプ別のスモールフォワードについて紹介しています。
スモールフォワードは、プレイの万能さだけではなくて、身体的な万能さも求められます。身長、体重、身体の強さ、ジャンプ力、走力などが必要です。
僕は「身体の強さ=フィジカル面」で劣る部分があったため、スモールフォワードは務まりませんでした。
視野やプレイエリアの広さには自信があっても、身体的な万能さがなければ務められないポジションです。
パワーフォワード(PF)
パワーフォワードは通称「4番」と呼ばれている、チームメイトとの連携を取ることに優れていて、周りを活かすことができるプレイヤーが務めるポジションです。
最もオーソドックスなパワーフォワードは、主にインサイドでプレイしつつ、味方のためにスクリーンプレイをしたり、リバウンドに飛び込んだり、身体を張ってチームを支えます。脇役としてのプレイが多いポジションです。
NBAでもパワーフォワードは、あまり目立たないポジションですが、近年はチームの中核になるプレイヤーも台頭してきているポジションです。
以下の記事ではパワーフォワードの特徴や、パワーフォワードが向いている人、タイプ別のパワーフォワードについて紹介しています。
今はシューティングガードとしてプレイしている僕ですが、小学生の時にはチームの事情もあり、パワーフォワードを務めていました。
弱いチームとの対戦や、地区大会などの小さな大会の場合には、身長が小さくてもパワーフォワードとして十分な仕事はできるのですが、県大会などの大きな大会や、強いチームと対戦する時には、身長が勝負の鍵を握ります。
チーム事情でパワーフォワードを務めるのは仕方のないことですが、身長もそんなに高くないのであれば、パワーフォワードやセンターは辞めておいた方が無難です。
センター(C)
センターは通称「5番」と呼ばれている、チームの中で身長が高く身体の強さもある、縁の下の力持ちが務めるポジションです。
最もオーソドックスなセンターは、インサイドと呼ばれるゴール付近を主なプレイエリアとし、リバウンドや最後の砦として君臨します。身体的にも精神的にもタフさが求められ、負けず嫌いで犠牲心を持てるプレイヤーが向いています。
NBAでもセンターは、インサイドを主なプレイエリアとし、リバウンド・シュート・ブロックショットに徹しますが、近年では3Pを打つことができるセンターも台頭してきています。
以下の記事ではセンターの特徴や、センターが向いている人、タイプ別のセンターについて紹介しています。
センターのポジションは、かなりきついポジションです。
ゴール下では身体を相手とぶつけ合って争い、シュートに対しての「リバウンド」、相手を押し出す「ボックスアウト」、自分たちのボールになった瞬間にゴールに走り出す「走力」、これらを1試合通して続ける「忍耐力」。
ただ身体が強ければいいと言うわけではありません。
身体的にも精神的にも強さが必要なんです。
スラムダンクの登場人物でポジションを分けると・・・
バスケ漫画の王道で、バスケをしない人でも知っている「スラムダンク」の登場人物をポジションごとに分けると、
- ポイントガード:宮城リョータ
- シューティングガード:三井寿
- スモールフォワード:流川楓
- パワーフォワード:桜木花道
- センター:赤木剛憲
このようになります。
他の登場人物も知りたいという人は以下の記事をご覧ください。
バスケもポジションによってプレイエリアが異なる
ここまで5つのポジションを紹介してきましたが、各ポジションには主なプレイエリアが存在します。最もプレイする頻度が高いエリアのことを言うのですが、
- アウトサイド
- インサイド
上記の2つに、プレイエリアが分けられます。
アウトサイド
アウトサイドは、
- ポイントガード
- シューティングガード
- スモールフォワード
上記3つのポジションの主なプレイエリアです。
アウトサイドと言うのは、3Pライン付近やそれよりもゴールから離れたところを指します。ゴールから離れた位置でプレイするため、オフェンスの時にはシュートの精度やスピードが必要となり、ディフェンスの時には運動量や脚力が必要となります。
なぜアウトサイドは、パワーフォワードやセンターの主なプレイエリアではないかと言うと、スピードやシュート精度が劣るからです。
インサイド
インサイドは
- パワーフォワード
- センター
上記2つのポジションの主なプレイエリアです。
インサイドと言うのは、フリースローレーンよりも内側やその近くを指します。インサイドはさらに「ハイポスト」「ローポスト」に分けられます。
ゴールに近い位置でプレイするため、オフェンスの時もディフェンスの時も身体の強さが非常に重要になってきます。
なぜインサイドは、ポイントガード、シューティングガード、スモールフォワードの主なプレイエリアではないかと言うと、身長や身体の強さが劣るからです。
NBAの実況でもよくあるコート上での名称
ここからは、初心者の人はまず知らないであろう、コート上で使われるポジション・プレイヤーの名称について紹介していきます。
- 1番~5番
- スタメン
- シックスマン
- オールラウンダー・ユーティリティープレイヤー
- ロールプレイヤー
- ウィング
- 2Wayプレイヤー
- ストレッチ4(フォー)・ストレッチ5(ファイブ)
1番~5番
バスケの各ポジションは1番~5番までの数字で表されます。先ほど各ポジションを紹介した時に「~~は通称『◯番』と呼ばれている」と書きましたが、
- 1番:ポイントガード
- 2番:シューティングガード
- 3番:スモールフォワード
- 4番:パワーフォワード
- 5番:センター
このように分けられます。
背番号とごちゃごちゃになってしまうため、試合中に使われることはありませんが、練習中や日常会話で登場します。
スタメン
試合開始時にコートに立っているプレイヤー5人のことを指します。
スタメンの他には、スターティングラインナップ、スターター、スターティングファイブと言うこともあります。
シックスマン
シックスマンは「6番目のプレイヤー」を指す言葉です。
控え(ベンチ)から出てくる、試合の流れを変えたりチームに勢いをもたらすプレイヤーのことをシックスマンと呼びます。
NBAでは「シックスマン賞」と言う賞があるほどに、チームや試合に与える影響の大きなプレイヤーです。
NBAの代表的なシックスマンは、ルー・ウィリアムズやジャマール・クロフォードです。
オールラウンダー・ユーティリティープレイヤー
満遍なくなんでも、どんなポジションでもこなせるプレイヤーのことを指します。
NBAで言えば、レブロン・ジェームズやヤニス・アデトクンポなどが該当します。
彼らのようにオールラウンダーを目指して練習する人も結構いますが、正直あまりおすすめできません。その理由は以下の記事で説明しています。
ロールプレイヤー
英語で「役割」を表す「roll」からきている言葉です。
例えば、3Pを任されているプレイヤーや、ディフェンスを任されているプレイヤー、リバウンドを任されているプレイヤーなど、何か特定の役割を割り当てられているプレイヤーのことを言います。
NBAで言えば、カイル・コーバーは3Pのスペシャリストです。
ウィング
主に右左両サイドの斜め45度付近からプレイをすることが多い、シューティングガードやスモールフォワードのことを指す言葉です。
2Wayプレイヤー
2Wayプレイヤーというのは、オフェンスもディフェンスもハイレベルにこなすことができる、プレイヤーのことを指します。
NBAを代表する2Wayプレイヤーは、ポール・ジョージなどです。
ストレッチ4(フォー)・ストレッチ5(ファイブ)
この言葉は最近よく耳にするようになった言葉です。
インサイドを務める4番(パワーフォワード)と5番(センター)のプレイヤーの中でも、アウトサイドにおいても高いレベルでプレイできるプレイヤーのことを指します。
NBAで代表的なプレイヤーは、アンソニー・デイビスなどです。
まとめ
バスケのポジションを5つ全て紹介してきました。あまり長すぎてもよくないですから、ポジションごとにさらに詳しく紹介している記事を記載しています。
気になったポジションがあったら、併せて読んでみてください。
冒頭では「バスケは身長でポジションが決まる」と話しましたが、バスケを続けていれば後々必ず痛感します。身長によって有利不利は現れます。
だからと言って身長が低い人がバスケに向いていないという訳ではありません。闘い方次第でいくらでも通用させることはできますから、この記事を参考にしてやりたいポジションの目安を立て、そのポジションを勤められるように、日々の練習で努力してみてください。