2025年7月末、長年日本国内でNBA配信を担ってきた「NBA Rakuten」がついにサービスを終了しました。
その後、NBAは世界的配信プラットフォームであるAmazonと新たに11年間の契約を締結し、2025-26シーズンからはAmazon Prime VideoでNBAを視聴できる時代が始まります。
本記事では、Amazon Prime Videoで視聴できるNBAの試合内容や配信スケジュール、必要な環境、料金、そして他サービスとの比較まで詳しく解説します。
「低コストで主要な試合を楽しみたい」「これからNBAを見始めたい」という方に向けて、AmazonでのNBA視聴の魅力と注意点をまとめました。
目次
Amazon Prime VideoでNBAを視聴できるようになった背景

2019年から日本国内のNBA配信を行ってきた「NBA Rakuten」は、2025年7月末でサービスを終了しました。
そして、以前より発表されていた通り、世界的配信プラットフォームであるAmazonとNBAは新たに11年間の配信契約を締結。
2025-26シーズンからは、Amazon Prime VideoのNBA配信が日本国内でもスタートすることとなりました。
配信開始時期(2025年10月予定)
AmazonでのNBA配信は、2025-26シーズンの開幕に合わせて2025年10月から開始予定です。
後述しますが、シーズンを通じて70試合が配信される見込みのため、おそらくはプレシーズンゲームの配信はなくシーズン開幕戦からの配信が見込まれています。
シーズン序盤の開幕戦や注目カードが初月から配信される見込みで、早い段階からNBAファンの注目を集めるでしょう。
配信試合数や対象イベント
Amazon Prime Videoでは、シーズンを通じて約70試合が配信されます。対象は以下の通りです。
- 開幕週の特別カード(シーズン開幕戦含む)
- ブラックフライデーゲーム
- NBAカップ(インシーズントーナメント)のノックアウトラウンド以降
- レギュラーシーズンの注目試合
- プレーオフの一部試合(カンファレンス決勝やNBAファイナルは含まれない可能性あり)
視聴できる試合数は限定されていますが、これがメリットとも言えます。
普段から忙しくてNBAを視聴する時間があまりない方・週末にちょっとNBAを見たい方、これからNBAを見始める方にとっては、Amazon Prime Videoでの視聴が最もおすすめです。
Amazon Prime Videoで視聴できるNBAコンテンツの内容

先述している通り、Amazonで視聴できるNBAコンテンツは、限定的となっております。
どのようなコンテンツが配信される予定なのかを紹介します。
配信試合数:約70試合
Amazon Prime Videoで配信されるNBA試合数は、1シーズンあたりおよそ70試合。
全1,230試合が配信されるリーグパスと比べると数は限られますが、注目度の高いカードを効率よく視聴できます。
一見すると対象試合数が少なく思えるかもしれませんが、「コンテンツを消化しきれないモヤモヤ」を感じることはなくなるため、お得にNBAを楽しめます。
日本語実況・解説の有無
配信開始時点(2025年10月予定)では、日本語実況・解説の有無は未発表です。
英語中継になる可能性が高いですが、今後のアップデートで日本語対応が追加される可能性もあります。
見逃し配信の可否
現時点では見逃し配信に関する公式発表はありません。
ただし、Prime Videoの他スポーツ配信(NFLなど)では見逃し配信やリプレイ視聴が可能なため、NBAでも同様の仕様が採用される可能性があります。
イベントや特別試合の配信予定
Amazon配信の最大の特徴は、イベント色の強い試合を中心にラインナップされる点です。
- 開幕週:新シーズンの幕開けを告げる重要カード
- ブラックフライデーゲーム:感謝祭翌日の全米注目試合
- NBAカップ:インシーズントーナメントのノックアウトラウンド
- スター選手対決:八村塁、河村勇輝、スーパースター同士の直接対決など
開幕戦は、日本時間10月22日(水)に以下の試合が行われる予定で、こういった注目試合が配信されるものと思われます。
- ロサンゼルス・レイカーズvsゴールデンステイト・ウォリアーズ
- オクラホマシティ・サンダーvsヒューストン・ロケッツ
Amazon Prime VideoでのNBAの視聴方法

Amazon Prime VideoでNBAの視聴方法を紹介します。
必要なもの
AmazonでNBAを視聴するには、以下の環境が必要です。
- Amazonプライム会員(月額600円/年額5,900円)
- 対応デバイス(スマホ・タブレット・PC・Fire TV Stick・スマートテレビなどPrime Video対応機器)
- 安定したインターネット接続(推奨:下り5Mbps以上)
Amazon Prime Videoの料金とNBA視聴コスト
Amazon Prime VideoでNBAを見る場合にかかってくるコストについて紹介します。
月額/年額料金
AmazonでNBAを視聴する場合、プライム会員になっている人は追加料金がかかりません。そのため、本章ではプライム会員費用について紹介します。
- 月額:600円(税込)
- 年額:5,900円(税込)
年額払いの方が1,300円お得になります。
他サービスとの料金比較
Amazon Prime Videoの他に、NBAを視聴できるサービスとの料金比較をしてみましょう。
NBAリーグパス | Amazon Prime Video | NTTドコモ(Lemino) | |
配信内容 |
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日本語実況 | 不明 | 不明 | あり |
視聴可能デバイス | NBAアプリ対応デバイス(スマホ・タブレット・PC・Fire TV、Apple TV、Xbox、PlayStation、Roku、Chromecast 等) | Prime Video対応スマートテレビ(Fire TV、Apple TV、Android TV など)、PC、スマホ・タブレット | スマホ・タブレット・PCが中心(テレビやFire TV対応の詳細は不明) |
料金 | 不明 | プライム会員料金(月額600円/年額5,900円) |
|
無料体験期間 | 不明 | Primeの30日間無料体験あり(NBAリーグパスの利用時に無料体験があるかは不明) | Leminoプレミアムの初回31日間無料(対象外プランへの適用可否は不明) |
詳細情報は今のところわかっていませんが、おそらくAmazon Prime Videoを活用してNBAを視聴する方法が、最も料金が安くなるのではないかと思います。
無料体験でお試し視聴
もしあなたが今までAmazonプライム会員になったことがない場合、初回30日間は無料で利用することができます。
この期間を利用すれば、NBA開幕直後の試合や注目カードを無料で視聴できます。
登録の流れは以下の通りです。
- Amazon公式サイトを開く
- 無料体験に登録
- Prime VideoでNBA試合を視聴
- 気に入ったらそのまま継続、合わなければ期間内に解約
Amazon Prime VideoでNBAを視聴するメリット・デメリット
ここからは、Amazon Prime VideoでNBAを視聴するメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
1. 低価格で主要試合が見られる
月額600円(年額5,900円)のプライム会員費を支払っていれば、追加料金なしでNBAを楽しむことができます。
他サービスと比べても圧倒的に安く、まずは気軽にNBAを楽しみたいライト層に最適です。
2. 他のPrime特典も利用可能
NBA配信だけでなく、Prime会員特典として映画・ドラマ見放題や配送無料サービスなども併用可能。
NBA目的で加入しても、他ジャンルのエンタメや日常の買い物にも恩恵があります。
3. 視聴環境が幅広い
スマホ・タブレット・PC・Fire TV・スマートテレビなど、Prime Video対応デバイスなら場所を問わず視聴可能。外出先でも自宅でも簡単にNBA観戦できます。
4.「コンテンツを消化しきれない」と損した気分になりにくい
Amazon Prime VideoでNBAを視聴する場合、配信される試合数がおおよそ70試合ほどです。
そのため、「時間がなくてあまり試合を見る時間がない」という方でも、損した気分になりづらいでしょう。

デメリット
1. 全試合は見られない
配信は約70試合に限られ、全1,230試合を網羅するわけではありません。
推しチームや、日本人選手が所属するロサンゼルス・レイカーズやシカゴ・ブルズの全試合を追うには物足りない場合があります。
もし全試合を見たい場合には、「NBAリーグパス」の直接の加入がおすすめです。
2. 日本語実況が未定
記事執筆時点(2025年8月)では日本語実況・解説の有無が未発表。
英語中継になる可能性もあるため、日本語での解説を重視する方には不安要素です。
日本語実況で視聴したい場合は、記事執筆時点(2025年8月)ではNTTドコモのサービス利用一択となります。
3. 見たいチームの試合が配信対象外の可能性
人気カードを中心に配信されるため、順位や注目度によっては見たいチームの試合が対象外になるケースがあります。
推しチームの全試合を見たい場合には、「NBAリーグパス」の直接の加入がおすすめです。
他サービスとの使い分け(Amazon・NBAリーグパス・NTTドコモ)

NBAを視聴できるサービスは、Amazon Prime Videoの他に、NBAリーグパスとNTTドコモがあります。
それぞれ、どんな方におすすめなのかを紹介します。
Amazonはライト層向け
主要試合だけ見られれば十分なライト層、費用を抑えたい人に最適。
そのほか、費用面が抑えられる可能性があるため、NBAをこれから見たい方にも入門編としておすすめです。
NBAリーグパスは全試合派
全1,230試合+プレーオフ全試合を視聴可能なため、推しチームや全体の試合を追いたいコアファンは、NBAリーグパスに直接加入しましょう。

僕は、このNBAリーグパスに直接加入する予定です。
NTTドコモは日本語実況派
ほぼ全試合を日本語実況・解説付きで配信してくれるため、日本語実況がいい人はNTTドコモのサービスを利用するのがおすすめです。
また、すでに「ドコモMAX」/「ポイ活MAX」に契約している人も、NTTドコモのサービスがおすすめ。
2025年8月時点での複数サービス併用パターン例
もし複数サービスを利用するなら、以下のような組み合わせがおすすめです。
- Amazon+NBAリーグパス:主要試合はAmazonで、日本語対応が不要な全試合はリーグパスで補完
- Amazon+NTTドコモ:低価格でAmazon視聴+日本語実況が必要なカードはNTTドコモのサービスで視聴
- NBAリーグパス+NTTドコモ:全試合視聴しつつ、解説を聞きたい試合だけNTTドコモのサービスで視聴
よくある質問(FAQ)
Q1. Prime会員じゃないと見られない?
A. はい。AmazonでNBAを視聴するにはプライム会員登録が必要です。
なおプライム会員の場合には追加料金なしでNBAを視聴できます。
Q2. 見逃し配信はある?
A. 現時点で公式発表はありませんが、Prime Videoの他スポーツ配信同様、見逃し視聴機能が実装される可能性があります。
Q3. 同時視聴はできる?
A. Prime Videoは同一アカウントで最大3台まで同時視聴可能ですが、同一コンテンツは2台までです。
Q4. 解約は簡単?
A. Amazonアカウントの「プライム会員情報」から数クリックで解約可能。無料体験期間内に解約すれば料金は発生しません。
まとめ
Amazon Prime Videoは、低コストで主要な試合だけを見たい人や、これからNBAを見始めるという方におすすめです。
また、すでにAmazonプライム会員の方も、1度契約を検討してみるのもおすすめです。
自分の視聴スタイルに合わせてサービスを選び、NBAの魅力を最大限楽しみましょう。
僕は以前、NBAリーグパスに加入していた際、時間がないながら「全試合」が視聴できるプランを契約していました。
時間があまり取れず「なんだか損した気分」になっていたこともあったので、「チームパス」というお気に入りのチームの試合を見られるプランに契約を切り替えたことがあります。
見られる試合数は減りますが、その分損した気分を感じにくいので、満足度は上がりました。