八村塁選手が日本人として初めてNBAドラフト1巡目指名された、日本国内で大きな注目を集めたNBAドラフト。しかし、NBAドラフトは毎年60名しか指名されない狭き門なんです。
その狭き門に入り込むことができなかったものの、必死に這い上がり「ドラフト外」からNBAの舞台で活躍をしてきたプレイヤーはたくさんいます。
そこで今回は、NBAドラフトの60人に指名されなかったものの、ドラフト外から這い上がり大活躍を果たしたスタープレイヤーを紹介していきます。
完全に独断と偏見で、7人を紹介していきますよ!
エイブリー・ジョンソン(1988年NBAドラフト外入団)
まず1人目に紹介するのは、エイブリー・ジョンソンです。1988年にシアトル・スーパーソニックス(現:オクラホマシティ・サンダー)に入団。
ドラフト外入団ながら15シーズンもNBAでプレイした経験があり、デンバー・ナゲッツ、サンアントニオ・スパーズ、ヒューストン・ロケッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ダラス・マーベリックスを渡り歩いています。
1999年にはサンアントニオ・スパーズの一員としてNBAチャンピオンに輝き、エイブリー・ジョンソンの背番号#6はスパーズの永久欠番となっています。
- NBAチャンピオン:1回(1999年)
なお、エイブリー・ジョンソンはプレイヤーとして引退後にはコーチとしてのキャリアを歩み始め、ダラス・マーベリックスのヘッドコーチを務めた2006年には最優秀コーチ賞を受賞しています。
ジョン・スタークス(1988年NBAドラフト外入団)
続いて紹介するのは、ジョン・スタークスです。ジョン・スタークスは1988年にゴールデンステイト・ウォリアーズに入団。
13シーズンをNBAで過ごし、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ニューヨーク・ニックス、ユタ・ジャズ、シカゴ・ブルズでプレイしています。
- NBAオールスターゲーム:1回(1994年)
- オールディフェンシブチーム 2nd:1回(1993年)
- シックスマン賞:1回(1997年)
ブルース・ボウエン(1996年NBAドラフト外入団)
続いて紹介するのは、ブルース・ボウエンです。1996年にマイアミ・ヒートに入団すると、12シーズンのうちにボストン・セルティックス、フィラデルフィア・76ers、サンアントニオ・スパーズでプレイ。
ディフェンス力と3Pに定評があったブルース・ボウエンは、2000年以降に所属したマイアミ・ヒートとサンアントニオ・スパーズには欠かせないプレイヤーに成長しました。
サンアントニオ・スパーズは、3度の優勝に貢献したブルース・ボウエンの背番号#12を永久欠番としています。
- NBAチャンピオン:3回(2003、2005、2007年)
- オールディフェンシブチーム 1st:5回(2004-2008年)
- オールディフェンシブチーム 2nd:3回(2001-2003年)
- 3P成功率1位:1回(2003年)
ベン・ウォーレス(1996年NBAドラフト外入団)
続いて紹介するのは、ベン・ウォーレスです。ベン・ウォーレスは1996年にドラフト外でワシントン・ブレッツ(現:ワシントン・ウィザーズ)に入団。
2000年の夏にデトロイト・ピストンズに入団すると、ピストンズでは2004年にNBAチャンピオンに輝きました。
ただ間違えて欲しくないのは、ベン・ウォーレスは「優勝チームの控え」ではなかったということ。当時のウォーレスは、ディフェンスにおいて圧倒的な力を発揮しており、チームの中心として優勝に貢献しました。
後ほど受賞歴は紹介しますが、オールスターの選出や最優秀守備選手賞に輝くなど、ドラフト外からNBAにやってきた最高のスーパースターと言えるでしょう。
なお、デトロイト・ピストンズはベン・ウォーレスの背番号#3を永久欠番にしています。
- NBAチャンピオン:1回(2004年)
- NBAオールスターゲーム:4回(2003~2006年)
- 最優秀守備選手賞:4回(2002、2003、2005、2006年)
- オールディフェンシブチーム 1stチーム:5回(2002~2006年)
- オールディフェンシブチーム 2ndチーム:1回(2007年)
- リバウンド王:2回(2002、2003年)
- ブロック王:1回(2002年)
ドラフト外プレイヤーとして初めてNBAオールスターのスターターに選出されたり、4シーズン連続で1000リバウンド100リバウンド100ブロックを達成した唯一の選手であり、4回の最優秀守備選手賞獲得はディケンベ・ムトンボとウォーレスのみ。
ブラッド・ミラー(1998年NBAドラフト外入団)
続いて紹介するのは、ブラッド・ミラーです。ブラッド・ミラーは1998年にドラフト外でシャーロット・ホーネッツ(現:ニューオーリンズ・ペリカンズ)に入団。
シャーロット・ホーネッツのほか、ペイサーズ、ブルズ、キングス、ロケッツ、ティンバーウルブズでプレイをし、2003年と2004年にはNBAオールスターゲームにも出場しました。
ブラッド・ミラーは、当時のセンターの中ではジャンプシュートやフリースローが上手く、中でもパスセンスのあるプレイヤーとしてチームには欠かせない存在でした。
また、ブラッド・ミラーは2006年にアメリカ代表としてレブロン・ジェームズやカーメロ・アンソニーと共に日本で行われた世界選手権にも出場しています。
- NBAオールスターゲーム:2回(2003、2004年)
- 世界選手権:1回(2006年銅メダル)
ラジャ・ベル(2001年NBAドラフト外)
続いて紹介するのは、ラジャ・ベルです。ラジャベルは、2001年にフィラデルフィア・76ersと10日間契約を結んだところから、NBAキャリアをスタートさせました。
2001年のNBAキャリア1年目には、いきなりNBAファイナルを経験。2002年には1度スペインに渡ったものの、その後ダラス・マーベリックスと契約を結び再度NBAの舞台へと帰ってくると、シーズン75試合に出場を果たしました。
2003年以降はユタ・ジャズ、フェニックス・サンズ、シャーロット・ボブキャッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズでプレイをしています。
また、ナショナルチームではヴァージン諸島の代表としてプレイしていました。
- オールディフェンシブチーム 1st:1回(2007年)
- オールディフェンシブチーム 2nd:1回(2008年)
ユドニス・ハスレム(2003年NBAドラフト外入団)
最後に紹介するのは、ユドニス・ハスレムです。ハスレムは、2003年にマイアミ・ヒートに入団し、その後2018-19シーズン現在もマイアミ・ヒートでプレイしているプレイヤーです。
ドラフト外入団ながら、2004年にはオールルーキー2ndチームに選出され、その後の2006年にはスターターとしてマイアミ・ヒートをNBAチャンピオンにまで導いています。
2006年の優勝時はシャキール・オニールの脇役としてパワーフォワードのポジションで試合に出場していましたが、2010年にドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェームズ、クリス・ボッシュのBIG3が結成されると控えへ。
控えからもリバウンドやスクリーンでチームに貢献し、2012年と2013年のNBAチャンピオンにも貢献しました。
- NBAチャンピオン:3回(2006、2012、2013年)
- オールルーキー 2ndチーム:1回(2004年)
2018-19シーズンを現役で戦うNBAドラフト外入団のプレイヤー(一部)
ここからは、2018-19シーズンを現役で戦うNBAドラフト外から入団したプレイヤーを、一部紹介します。個人的に今後も注目してほしいプレイヤーをまとめてみました。
- ロバート・コビントン
- TJ・マッコネル
- フレッド・ヴァンブリート
- マシュー・デラベドバ
- イシュ・スミス
- ジャスティン・ホリデー
- ジョナソン・シモンズ
- ケント・ベイズモア
- ジェレミー・リン
- セス・カリー
- ジョー・イングルス
- ロイス・オニール
- ブリン・フォーブス
- ホセ・カルデロン
- ウェスリー・マシューズ
- ユドニス・ハスレム
スーパースター、ステファン・カリーの弟のセス・カリーや、数年前に「リンサニティ」という言葉とともに旋風を巻き起こしたジェレミー・リンなどが、ドラフト外で入団しています。
ぜひこちらのプレイヤーにも注目しながらNBAをご覧ください。ドラフト外から本契約を勝ち取り、生き残っている彼らの泥臭くも必死に頑張る姿には、心打たれてしまいますよ。
NBA・八村塁を観るならNBA Rakutenで決まり!
あなたが今もし、NBAを観る方法をお探しなら、「NBA Rakuten」に登録しましょう。
「NBA Rakuten」は楽天株式会社が運営している「楽天TV」内の1つのサービスです。
日本国内からNBAを観る方法は「NBA Rakuten」だけですので、NBAが観たい人は登録必須ですよ。
今なら「楽天モバイルご契約者様限定初回3ヶ月無料」キャンペーンが実施中!
「LEAGUE PASS for 楽天モバイル」と契約すれば、初回3ヶ月が無料で利用できるキャンペーン実施中です。4ヶ月目以降も10%OFFで利用できるので、非常にお得!
楽天モバイルを利用している方は、この機に「LEAGUE PASS for 楽天モバイル」と契約してNBAを楽しんでみませんか?
※キャンペーンは、予告なく終了する可能性があります。
まとめ
今回はドラフト外でNBAに入団したスタープレイヤーを紹介してきました。
ドラフト外ながら、優勝したチームの主力として活躍したベン・ウォーレスやユドニス・ハスレムは非常にかっこいいですよね。諦めずに夢を掴んだ彼らは、今もNBAを目指して戦っているプレイヤーの良き手本になることでしょう。
後半には2018-19シーズンを現役で戦ったドラフト外入団のプレイヤーも紹介しましたので、這い上がってきたプレイヤーの泥臭くも必死に頑張る姿を、ぜひ目に焼き付けてください。