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【19-20シーズン】八村塁選手のスタッツ&考察を毎試合更新します!

日本時間10月23日に開幕したNBAの19-20シーズン。

日本人プレイヤーとしてNBAでの活躍が期待される、八村塁選手の毎試合のスタッツと、試合を観た上で感じたことを独断と偏見で紹介していきます。

  1. 開催日は日本時間。
  2. NBA Rakutenのスタッツを参考にしています。

(トップ画像出典:Washington Wizards公式ツイッター)

【19-20シーズン】八村塁選手所属のワシントン・ウィザーズの日程まとめ

2019年8月18日

10月の八村塁選手のスタッツ








10月の八村塁選手のスタッツと、試合を観ていて感じたことを紹介します。

10月24日 ウィザーズ 100 – 108 マーベリックス

24分、14得点(FG 7/15、3P 0/3)、10リバウンド

開幕戦となったアウェイでのマーベリックス戦では、予告通り八村塁選手はスタメンとして出場。日本人記録を更新・樹立しながらダブルダブルを達成しました。

ダブルダブルとは・・・1試合の中で、得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックの主要5部門のうち、2部門で2ケタの記録を残した場合のこと。3部門で記録するとトリプルダブル、4部門で記録するとクアドラプルダブルと言う。

この試合の八村塁選手は、1Qの間に2回のファールを犯すなどディフェンス面で立ち上がりが悪いようにも見えましたが、試合を通して終始マッチアップした相手を抑え込むなど、試合が進むに連れてディフェンス面でも適応しているように見受けられました。

オフェンスの部分では、得意のミドルレンジ(※中距離)からのシュートやゴール下での強さを見せて14得点。

ワイドオープン(※フリーの状態)での3Pシュートは外してしまいましたが、練習の成果が現れて3Pシュートが入るようになると、今後ディフェンスのシュートチェックも厳しくなることが予想されます。

すると、W杯のアメリカ戦で見せたような切れ味鋭いドライブインを繰り出すこともできるだけに、よりオフェンス面でプレイしやすくするためにも、3Pシュートを決めていきたいところです。

10月26日 ウィザーズ 97 – 85 サンダー

34分、19得点(FG 8/20、3P 0/4、FT 3/3)、5リバウンド、2アシスト、1スティール

この日もスタメンとして出場した八村塁選手は、イタリア代表のダニーロ・ガリナリとマッチアップ。マーベリックス戦とは違い開始早々にファールを犯すこともなく、第1Qは12分全て出場しました。

ファールも少なかったですし得点も多く稼いでいたこともあり、開幕戦よりも長い34分をプレイしたものと思われます。

34分もコートに出ていた八村選手はチームの期待に応えるかのように得点を重ね、3Q途中に15点目を上げて日本人の1試合の得点記録を更新。最終的には19点を稼いでチームの勝利に貢献しました。

第4Q残り4分30秒の段階で同点に追いつかれたものの、そのままコートに立ち続けており、接戦の試合でも最後まで起用されている点に、チームからの信頼を感じました。

10月27日 ウィザーズ 122 – 124 スパーズ

37分、16得点(FG 8/14、3P 0/1)、8リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロック

3試合連続スタメンでの出場となったスパーズ戦では、試合開始早々のダンク、見事なプットバックダンクを含め3本のダンクを成功させるなど、16得点を奪取。

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前日のサンダー戦よりも確実にFG%を高める効率の良さを見せたものの、やはり3Pは不発。そして後半は好調な味方の活躍もあり4得点に止まりました。

ディフェンス面ではチーム最多の8リバウンドを記録したものの、デマー・デローザンやルディ・ゲイらの巧みなプレイに手を焼き、なかなか守ることができませんでした。

この試合でロードトリップ(※アウェイでの連戦)が終了し、次は中3日空いてホーム開幕戦となるロケッツとの対戦。格上相手にどのようなプレイを見せてくれるのか注目です。

10月31日 ウィザーズ 158 – 159 ロケッツ

35分、23得点(FG 9/15、3P 3/3、FT2/2)、5リバウンド

2019-20シーズンのホーム開幕戦となった、ロケッツとの1戦。この試合もスタメンでの出場を果たしました。

この日はホーム開幕戦でありながら、立ち上がりのウィザーズはシュートが決まらない展開。そんな中でチームを牽引したのは我らが八村塁選手。1Q7分ほどの出場で8得点をあげました。

2Qは途中から出場してきた八村塁選手。NBAキャリア初となる3Pシュートを成功させたり、ディフェンスに定評のあるPJ・タッカーを振り切ってターンアラウンドジャンパーを決めたりと、チームのオフェンスの柱として躍動。

後半に入ってからも3Pシュートやジャンプシュートを沈め、この日は放った3本の3Pシュートが全て成功。158-159というハイスコアリングゲームの展開に敗れたものの、八村塁選手はチーム2位となるキャリアハイの23得点を記録しました。

10月の記録【ウィザーズ1勝3敗】

1試合平均のスタッツ

32.5分、18.0得点(FG50%、3P27.3%、FT100%)、7.0リバウンド(2.5オフェンスリバウンド)、1.3アシスト、0.5スティール、0.3ブロック

10月の4試合を終えた八村塁選手のスタッツは上記の通りです。

10月を終えた時点でのスタッツはどれもルーキーの中においては、高水準。

得点は3位、リバウンドは1位タイ(オフェンスリバウンド数は1位)、2Pシュートの試投数・成功数はどれも1位を記録するなど、レベルの高さを見せています。

オフェンス面

オフェンス面では、チームの中心としてプレイすることが多く、よくボールが集められている印象でした。

得意のミドルレンジからのジャンプシュートを狙い、自分よりも小さなプレイヤーがディフェンスの時には、果敢にインサイドでプレイをしてシュートを打つor味方へのパスによってプレイを展開。

味方との相性が良いのか、4試合全てで2ケタ得点を記録するなど、すでにチームの中心プレイヤーの1人になっていると言っても過言ではないでしょう。

また、オフェンスリバウンドの平均本数では1試合2.5本ルーキーの中ではトップの数字で、積極的にオフェンスリバウンドに絡むことでチームのセカンドチャンスを生み出している姿も印象的でした。

課題と言われていた3Pに関しては、4試合目に放った3本全てを成功させましたが、今後も自信を持って打ち続け、自身の武器にして欲しいですね!

接戦の試合終盤のオフェンスになると、存在感が消えてしまっている印象がありました。課題の1つと言われていますが、チームには絶対的なエースであるブラッドリー・ビールがいますし、今のところは大きな課題とは言えないと僕は考えています。

現在のところは、接戦の試合終盤にブラッドリー・ビールがディフェンスを引きつけ、スペースがある中でパスをもらったら、確実にシュートを決める力を身につけておけばいいのではないでしょうか。

ディフェンス面

ディフェンス面においては、マッチアップをしていた相手に1on1で攻め立てられることも見受けられず、良いプレイをしていた印象があります。

ただ、マークする相手をスイッチしてポイントガードやシューティングガードにマッチアップした時に、簡単に振り切られてしまい、シュートへ結び付けられてしまう場面が多かったように思います。

ルカ・ドンチッチやジェームズ・ハーデンにマッチアップした際には、あまり止めることができていない印象でした。

ピック&ロールからの組み立てが多い現代のNBAにおいて、ディフェンスのマークマンをスイッチすることは頻繁にあります。ですので、今後はガードに対するディフェンスが1つの課題かなと感じます。

個人的には、相手がクロスオーバーで右左についている際に、足を入れ替えている点が気になりました。

特にルカ・ドンチッチにマッチアップした際には、左右の足を入れ替えるケースが多く、足を入れ替えた瞬間に抜かれてしまったり、得意のステップバックをされたりした印象がありました。

ですので、足をなるべく入れ替えずに、ドリブルに振られないディフェンスを身につけることが大切だと感じます。

11月の八村塁選手のスタッツ








11月の八村塁選手のスタッツと、試合を観ていて感じたことを紹介します。

11月3日 ウィザーズ 109 – 131 ティンバーウルブズ

22分、4得点(FG 2/11、3P 0/2)、2リバウンド

この試合もスタメンで出場した八村塁選手でしたが、シュートが入らない立ち上がり。ドライブインを仕掛けてもディフェンスに上手くボールを弾かれてしまいファールをもらえず、なかなか得点できませんでした。

ミドルレンジからのシュートを決め”らしさ”を見せましたが、この日はいいところなし。ウィザーズも、カール・アンソニー・タウンズを欠くティンバーウルブズ相手になす術なしといったところで、前半だけで70失点。

3Q途中に24点差が開いたところで八村塁選手はベンチへ下がり、その後は出場しませんでした。

この試合は精彩を欠き、スタッツは軒並みキャリアロー。

11月5日 ウィザーズ 115 – 99 ピストンズ

16分、12得点(FG 5/7、3P 1/2、FT 1/1)、4リバウンド、3アシスト、1スティール

ホーム3戦目もスタメンの八村塁選手。相手は、ここのところ平均20リバウンドを稼いでいるモンスター、アンドレ・ドラモンド擁するピストンズでした。

前の試合でキャリアローの4得点と不発だった八村塁選手ですが、この日は積極的に攻め、チーム最初の得点をあげると、すぐに3Pシュートも決めるなど、1Qだけで10得点。

2Qはイシュ・スミスからのパスをアリウープダンクで決めるシーンがあったものの、この日の得点シーンは終わり。12得点を前半にあげたものの後半は無得点に終わりました。

この日はわずか16分の出場に止まりましたが、その原因の1つがファールトラブル。1Q序盤に2ファール、3Q序盤には4ファール目を犯し、後半は3分半ほどの出場に止まりました。

ただ、チームは好調でして6人が2ケタ得点を記録し、ディフェンスにおいては99失点に抑えたこともあり、ホームでは19-20シーズン最初の勝利を掴み取りました。

11月7日 ウィザーズ 106 – 121 ペイサーズ

20分、0得点(FG 0/5、3P 0/1)、8リバウンド、1アシスト

ゴンザガ大学の先輩、ドマンタス・サボニス率いるペイサーズとの1戦。1Qは26-26と互角の戦いを見せるものの、2Qで44失点を喫してしまい、70-62で後半へ。

八村塁選手はなかなかボールをもらうことができず、4本のFGを全て外し前半無得点。リバウンドでチームを支えるものの、この試合開始前の段階で1試合平均14.6得点でチームオフェンスの主軸ではあったものの、貢献できませんでした。

3Qに入ってからは1本しかシュートを打つことができず、3Q残り6分40秒の場面で交代をし、その後は出番なし。チーム全体のオフェンスも低調で、ブラッドリー・ビールの個人技に頼ることしかできずに攻めあぐねるシーンが散見されました。

キャリア初となる無得点に終わり、チームも敗戦。

11月9日 ウィザーズ 100 – 113 キャバリアーズ

35分、21得点(FG 10/13、FT 1/2)、7リバウンド、3アシスト、2スティール

ベテランのインサイド、ケビン・ラブとトリスタン・トンプソン率いる、キャバリアーズとの1戦。

キャバリアーズのガード陣は若手が多いこともあってか、この試合は前回のペイサーズ戦とは違いボールも上手く回っており、八村塁選手がボールに触る回数も非常に多くありました。

1Qに5得点、2Qに10得点を稼ぎ、前半終了時点でチーム最多得点とオフェンスを牽引。チームは、トリスタン・トンプソンやダリアス・ガーランドなどに掻き回されて15点差をつけられてしまいました。

後半に入ると一時20点差以上をつけられてしまったものの、豪快なダンクを含む八村塁選手の3連続得点などで一気に盛り返して4点差で第4Qへ。

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会場全体がイケイケムードだったものの、ここから上手く加点ができない上に、相手にしぶとく得点を取られてしまいじりじりと点差は開いていきます。残り8分で八村塁選手もコートに送り出されたものの、得点をすることができず13点差で敗戦。

相手に29本ものフリースローを与え、そのうち19本をベテランのインサイド、ケビン・ラブとトリスタン・トンプソンに献上してしまったことも、敗戦の1つの要因として考えられます。

八村塁選手は積極的な姿勢を見せて、キャリアハイに迫る21得点、FG%も76%と高確率でした。

11月14日 ウィザーズ 133 – 140 セルティックス

24分、21得点(FG 9/12、3P 0/1、FT 3/4)、4リバウンド、2アシスト、1スティール

今シーズン好調なセルティックスと対戦したウィザーズ。セルティックスにはU-17の世界選手権で対戦したジェイソン・テイタムが所属しており、八村塁選手との再戦に注目が集まりました。

試合開始早々、味方のシュートのこぼれ球を拾い豪快なワンハンドダンクを沈め、続いてウォーカーの上からジャンプシュートを決めるなどオフェンスでは上々の立ち上がりを見せたものの、2ファールを犯してしまい開始3分で交代。

2Qは残り8分からコートに登場し、ジャンプシュートなどで合計10点を挙げて後半へ。後半も味方との連携からレイアップシュートを決めるなどオフェンス面では好調でしたが4ファールを犯してしまいベンチへ下がりました。

4Qは残り7分からコートに登場するも、最初のディフェンスで相手のセンター相手にファールをしてしまい5つ目。ウィザーズベンチはすぐさまスタメンのセンタープレイヤーを投入することになりました。

この日いつもと違う印象を受けたのは「4Qの姿勢」です。積極的にポストアップをして相手のファールを誘うなど、5得点を挙げました。得点だけを見ると物足りなさはありますが、積極的な姿勢が目立っていたように感じます。

テイタムと直接マッチアップするシーンは少なかったものの、得点だけを見ると互角でした。ただ、3年目を迎えているテイタムの経験値が勝ったという印象でした。

11月16日 ウィザーズ 137 – 116 ティンバーウルブズ

25分、8得点(FG 4/10、3P 0/2)、4リバウンド、3アシスト、2スティール

11月3日にも対戦したティンバーウルブズとの再戦となったこの試合。前回はわずか4得点(FG%→18%)に抑えられチームも完敗を喫した試合のリベンジマッチとなりました。

前回の試合で出場停止となっていた相手チームのインサイドの要、カール・アンソニー・タウンズも出場しており、前回以上の苦戦が予想されていました。立ち上がりの八村塁選手はフックシュートや豪快なダンクで4得点。

2Qに入ってからもダンクシュートなどで合計8得点を挙げて前半を終えました。後半はオフェンス面ではブロックショットに遭うなど得点できませんでしたがリバウンドでチームに貢献。

チームがリードをキープし続けたこともあり、第3Q途中に交代するとこの日はお役御免。この日もロバート・コビントンやカール・アンソニー・タウンズにブロックショットをされるなど苦しめられましたが、チームの勝利に貢献しました。

わずか8得点でしたが、出場時の得失点差は+10と、数字に現れない部分でも活躍をしていたことが伺えます。

何度かチームメイトとのディフェンス時のコミュニケーションミスが見られた点は改善の余地ありだと感じました。

11月18日 ウィザーズ 121 – 125 マジック

27分、6得点(FG 3/7)、4リバウンド、2アシスト

オールスターセンター、ニコラ・ブーチェビッチ擁するマジックとの試合。八村塁選手はこの試合もスタメンで出場しました。

ディフェンス力に定評のあるマジックとの試合ということもあり、八村塁選手はなかなかシュートを打つことができず、波に乗ることができません。ただ、マジックはオフェンス力が高いわけではないため、1Qは比較的ロースコア。

2Qに入ると、2ndユニットの活躍もあり一進一退の攻防となりますが、相手のピックアンドロールを上手く止められずフリーでのイージーショットを許すなどなかなか差が縮まりません。

八村塁選手は前半レイアップでの2得点のみ。後半へと折り返します。後半に入ってもマジックのブーチェビッチをなかなか止めることができずにいたのですが、八村塁選手のアリウープやプットバックなどで応戦。

11点ビハインドで迎えた4Q。ウィザーズはここまで不調だった3Pシュートが面白いように決まり出し、4Qだけで10本を沈めるなど一時1点差まで詰め寄ります。

接戦になるとなかなかボールをもらって攻めることができない八村塁選手は、この日もパサーやスクリーナーに徹し反撃に貢献。試合時間残り48秒を切ると3Pシュートの得意なプレイヤーと交代し、試合終了時はベンチで見守る形となりました。

チームは敗北。八村塁選手は2試合続けて1ケタ得点に留まりました。

11月21日 ウィザーズ 138 – 132 スパーズ

25分、15得点(FG 5/10、3P 0/1、FT 5/6)、7リバウンド、2アシスト

今シーズン2度目となったスパーズとの試合。この試合もスタメン出場した八村塁選手ですが、相手のエース、デマー・デローザンの巧みなオフェンスを前に、ファールで止めることしかできず開始3分で交代。

2Qは残り7分から登場するとレイアップやダンクシュートで得点し、チームは6点ビハインドで前半を折り返します。

迎えた後半、開始早々にまたしてもデローザンにファールを誘発され3つ目のファールを犯しますが、ウィザーズは5分で22-3のランと、見事なプレイを披露し一気に逆転。この間に八村塁選手もリバウンドやアシスト、フリースローでチームに貢献。

3点リードで迎えた4Qは残り5分半からコートに戻ると、要所でフリースローを決めるなど存在感を見せつけ、15得点を奪取してチームの今シーズン4勝目に大きく貢献しました。

この試合は、特にデローザンへのディフェンスに手を焼くシーンが目立ちました。犯した4つのファールのうち、3回はデローザンの巧みなプレイに誘発されたもので、今後さらにこのような巧みなプレイにてこずるシーンは増えてくるでしょう。

また、ゴール下でブロックショットをされるシーンもありましたので、今後はオフェンスとディフェンスでの駆け引きが非常に重要になってくるでしょう。

11月23日 ウィザーズ 125 – 118 ホーネッツ

21分、15得点(FG 7/12、3P 0/1、FT 1/2)、2リバウンド、2スティール

八村塁選手と同じ2019年のドラフトで、1巡目12位で指名されたPJ・ワシントン擁する、シャーロット・ホーネッツとの対戦となり、ルーキー対決にも注目が集まりました。

どちらのチームも勝率5割を切っていることもあり、是が非でも勝利を手にしたいところ。八村塁選手はこの日もスタメンにて出場すると、1Q序盤に2本のレイアップシュートを決めるなど上々の立ち上がり。

前半で7得点をあげ後半へと進むと、後半は8分ほどの出場で8点を上げて合計15得点でベンチへ。3Pシュートを1本打つ場面もありましたが、シュートはリングの手前に当たって外れてしまい、この日も3Pシュートを決めることはできませんでした。

この日は3Qまでの21分の出場で15得点をあげる活躍を見せましたが、同じポジションの控え、デイビス・ベルターンズの活躍もあり4Qは出番なし。ルーキー対決となったPJ・ワシントンを7得点に抑え、チームとしてもルーキーとしての対決も制しました。

11月25日 ウィザーズ 106 – 113 キングス

23分、7得点(FG 2/7、3P 1/2、FT 2/2)、4リバウンド、1アシスト、1スティール

W杯アメリカ代表のハリソン・バーンズ擁するサクラメント・キングスとの一戦。この試合もスタメンとして試合に出場しました。

なかなか両チームともにシュートが入らない中で、8試合ぶりとなる3Pシュートをヒットさせてチームに勢いをもたらします。その後もフリースローやフックシュートを決めてチームのオフェンスを牽引。

なかなか調子の上がらないチームのエース、ブラッドリー・ビールに代わって得点で貢献したこともあり、1Qは約10分間の出場。その後ベンチに下がりますが、両チーム一進一退の攻防が続きます。

ウィザーズは自慢のベンチ陣が得点を稼ぎながら試合を運び、前半は57-57の同点で折り返します。

続く後半。スタートからプレイをしていた八村塁選手ですが、なかなかボールをもらうことができず、後半はブロックショットをされた3PシュートのみのFGに終わりました

接戦ともなると、なかなか4Qには出番が与えられない八村塁選手ですが、この日も3Q残り4分で交代してからは出番なし。ビールを中心に攻めるウィザーズでしたが、審判の笛にも見放されて勝利を逃しました。

通算成績5勝9敗となったウィザーズは、ここから4試合アウェイでの連戦。リーグ屈指のインサイドを擁するデンバー・ナゲッツや、LAの2チームとの対戦も控えており、厳しい連戦でどのような活躍を見せてくれるのか注目です。

11月27日 ウィザーズ 104 – 117 ナゲッツ

22分、7得点(FG 3/10、3P 1/3)、4リバウンド、2アシスト、1スティール

NBAのアリーナの中で、最も高地にあるペプシ・センターをホームにするデンバー・ナゲッツとの一戦。リーグ屈指のセンター、ニコラ・ヨキッチやポール・ミルサップを擁する強豪との試合にスタメンで出場しました。

1Qと2Qに1本ずつダンクシュートを決めましたが、チームが全体的にシュートが入らず、ディフェンスのいいナゲッツを相手になかなか点を取ることができません。

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リバウンドやシュートチェックで、ディフェンス面での貢献も見られ八村塁選手としては悪くない立ち上がりだったように感じました。

ただ1度ピックアップのミスがあり、味方から叱責されるシーンも見られ、円滑なコミュニケーションを取れていたとは言えません。得意のミドルレンジからのシュートが決まらず前半は4得点。チームも17点ビハインドで前半を折り返しました。

後半に入ると積極的に3Pシュートを打ち1本成功させましたが、4回目のファールを犯して3Q残り6分でベンチへ下がるとこの日はコートに戻りませんでした。

チームは13点差で敗戦。3Pの成功率が25%と精彩を欠き、エースのビールも14点と抑え込まれてしまいました。

この試合の出場時間帯の得失点差を見てみると、八村塁選手はチームワーストの「−16」。4回のうち、シュートモーション中のファールが3回。ファールの使い方を学び、様々な経験を積んで場面場面でのディフェンスの巧い守り方を是非ともに身につけてほしいですね。

11月28日 ウィザーズ 140 – 132 サンズ

31分、6得点(FG 2/8、3P 0/1、FT 2/2)、6リバウンド、2ブロック

デンバー・ナゲッツ戦の翌日、バックトゥバックとなったフェニックス・サンズ戦は、点の取り合いになることが予想されていました。

大方の予想通り両チームともにアップテンポなバスケで得点を重ねていきますが、スタメンの八村塁選手はなかなかボールを受けることができず、シュートを打つことができません。

しかしながら、リバウンドやブロックショットなどの数字になる部分で活躍したり、パスコースを塞いでパスを通しにくくさせるなどの数字にならない部分でも活躍したりと、ディフェンス面でチームを支えます。

オフェンスにおいては、この日は前日と打って変わってチームの3P成功率が前半は68%超え。74-69で前半を折り返します。

後半に入ると、ウィザーズが幸先のいい出だしを見せリードを広げにかかりますが、相手のエース、デビン・ブッカーらに得点を重ねられ一進一退の攻防が続きます。

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八村塁選手はディフェンスとの競り合いからダンクを決めたり、またしてもディフェンス面で献身的に働いたりと、チームに貢献。4Qの序盤と、残り40秒ほどの大事な場面でプレイをし、フリースローのチャンスも2本確実に決めきりました。

終わってみれば140-132で勝利。得点こそ伸びなかったものの、勝負所でのフリースローやリバウンドなどでチームの勝利に貢献しました。

11月30日 ウィザーズ 103 – 125 レイカーズ

26分、16得点(FG 7/15、3P 0/3、FT 2/2)、8リバウンド、1アシスト、1スティール

「キング」ことレブロン・ジェームズ擁するレイカーズとの試合。八村塁選手はこの試合もスタメンで出場します。

試合開始早々、アイザイア・トーマスからパスを受けると、レブロンを相手に1on1を仕掛けステップバックジャンパーを沈めます。

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直後にはスティールから自らレイアップを沈めるなど、1Q開始4分30秒で8点を稼ぎました。1Qの序盤はマッチアップしていたアンソニー・デイビスを抑えるなど、オフェンス面だけではなくディフェンス面での貢献も目立ちましたが、徐々にレイカーズが盛り返してきます。

レブロン、デイビスを中心に、リーグワーストのウィザーズのディフェンスを切り裂きながら得点を量産。前半を49-70で折り返します。

後半に入ると、ディフェンスのギアをあげたレイカーズを前に、リーグ屈指のオフェンス力を誇るウィザーズは沈黙。一時39点差をつけられてしまいました。

その後八村塁選手のミドルレンジジャンパー、レイアップやフリースローで応戦しますが、レイカーズ相手になかなか点差を詰めることができません。

3Q残り2分でベンチに下がると、試合の大勢はほぼ決定的でもあったため、その後の出場はありませんでした。

終わってみれば103-125の完敗。リーグ最強チーム相手に歯が立ちませんでした。

八村塁選手は、久しぶりの2ケタ得点を稼ぎましたが、リーグのスタープレイヤー、デイビスにダンクシュートを2本阻まれるたり、ポストムーブで上手さを見せつけられたりとプロの洗礼を受けた形に。

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11月の記録【ウィザーズ5勝8敗】

1試合平均のスタッツ
  • 11月:24.8分、10.6得点(FG 46.5%、3P 15.8%、FT 81%)、4.9リバウンド(1.3オフェンスリバウンド)、1.5アシスト、0.8スティール、0.1ブロック
  • 通算:26.8分、12.4得点(FG 47.6%、3P 20%、FT 84.6%)、5.4リバウンド(1.6オフェンスリバウンド)、1.5アシスト、0.8スティール、0.2ブロック

11月の13試合を終えた八村塁選手のスタッツは上記の通りです。

11月はディフェンスにマークされることもあってオフェンス面で苦戦し、さらにはNBAレベルのオフェンスを前にディフェンス面での苦戦も見られました。

11月は8試合で4Qに出場しておらず、大勢が決まっている試合もあるとはいえ、まだ接戦の試合においては終盤にあまり起用されない状態が続いています。

最終的に8点差で勝利したサンズ戦では、4Q終盤に貴重なフリースローを決めていますし、今後さらに経験を積みながら、どんな場面でも起用されるほどの信頼を勝ち取って欲しいですね。

オフェンス面

11月は、相手にマークされたこともありなかなか上手くシュートが打てないシーンが散見されました。

ブロックショットを受ける回数も非常に多く、なかなか点に結び付けられないこともあった影響か、キャリア初の無得点の試合を含めて1桁で終わった試合が7試合ありました。

ただ、15得点以上を稼ぐ試合も5試合あり、なかなか安定しなかったと言えるでしょう。また、3Pシュートを含め、FG成功率は軒並み下落。

得意のミドルレンジからのシュートが外れるシーンもよく見られるなど、なかなか調子が上がりませんでした。

そんな中で、ディフェンシブレーティングのTOP10に入るチーム相手との5試合のうち2試合で15得点以上をマークした点や、無得点の次の試合に21得点を記録したり、6得点の次の試合で16得点を記録したりと、修正が見られた点は非常に良かったと感じます。

また、日本時間12月2日に行われたクリッパーズとの試合では、センターとしてプレイする時間も長かったのですが、その中でピック&ロールやスペースを開けた状態から、合わせをしてシュートを打つ場面など、新たな起用法も垣間見れたと思っています。

ディフェンス面

11月は、ディフェンス面でなかなか活躍できなかったこともあり、4Qの出場機会が大きく減ってしまいました。

1試合で4回以上のファールをした4試合のうち、1Q開始3分ほどで交代したのが2試合。特に20日のスパーズ戦では相手のエース、デマー・デローザンに4回中3つのファールを引き出されてしまうなど、かなりてこずっていました。

そして、上背のあるプレイヤーやスピードのあるガードのプレイヤー相手にはなかなか歯が立っていない印象を受けました。

全てを完璧に守ることは非常に難しいことですし、まだルーキーであるという点を踏まえると、今後はイージーショットを打たせたりファールをしたりするのではなく、難しいタフショットを打たせたり苦し紛れのパスを出させたりと、工夫が必要でしょう。

12月の八村塁選手のスタッツ








12月の八村塁選手のスタッツと、試合を観ていて感じたことを紹介します。

12月2日 ウィザーズ 125 – 150 クリッパーズ

38分、30得点(FG 13/23、3P 2/5、FT 2/3)、9リバウンド、3アシスト、1スティール

リーグ屈指のディフェンス力を誇るクリッパーズとの1戦。八村塁選手とタイプが似ているプレイヤーとして挙げられる、カワイ・レナードとのマッチアップに注目が集まりました。

そんな2人は試合開始からマッチアップををすると、オフェンスのレナードが八村塁選手を背にして1on1をするシーンがよく見られました。必死に食らいつく中得意のミドルレンジジャンパーを沈められるなどなかなか抑えることができません。

一方八村塁選手自身は、スクリーンプレイからのミスマッチを活かしたオフェンスや、味方との合わせのプレイなどから得点を稼ぎ1Qで9得点。2Qでも4得点を稼ぎ後半へと進みます。

迎えた後半。開始早々に3Pを決めると、その後もジャンプシュートなどで加点しこのクォーターだけで14得点。しかしチームはなかなか追いつくことができません。

4Qに入っても、レナードやポール・ジョージ、ルー・ウィリアムスなどの得点でジリジリと離されていき、終わってみれば25点差となる150失点の大敗。

大敗を喫したものの八村塁選手は、38分の出場時間の中でキャリアハイ30得点。ルーキーとして今シーズン3人目の記録を達成しました。

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12月4日 ウィザーズ 120 – 127 マジック

38分、15得点(FG 6/12、3P 0/3、FT 3/3)、6リバウンド、4アシスト

今シーズン2回目の顔合わせとなったマジックとの1戦。チームに負傷者が続出していることもあり、八村塁選手はセンターのポジションでスタメン出場を果たしました。

リーグ屈指のオフェンス力を誇るウィザーズと、リーグ屈指のディフェンス力を誇るマジックの、いわば「矛 × 盾」対決。1戦目と同様に点の取り合いになることが予想されました。

試合は序盤、要のブーチェビッチを欠きながらもサイズで勝るマジックがインサイドを中心に攻め立て、試合の主導権を握ります。ウィザーズは、ビールの個人技で応戦するも、ディフェンスの硬いマジックを相手になかなかシュートが決まりません。

八村塁選手もブロックショットを食らうなど、前半は11得点。一方のマジックはウィザーズの守備を簡単に掻い潜り着実に加点します。

前半を54-68で折り返すと、3Qには面白いように3Pが決まり一時逆転に成功。点差が詰まったところで八村塁選手はベンチに戻り、重要な局面に備えます。

しかし、インサイドが手薄なウィザーズは八村塁選手をベンチに下げてしまうと、ジリジリと点差を離されていきます。4Q残り11分の場面でコートに戻りますが、オーガスティンやフルツなどの相手ガード陣に得点を許すなど、なかなか打開の糸口が見つけられず・・・。

最終的には7点差での敗戦となりましたが、1試合平均102.3点の攻撃力のマジックに127点を許すなど、この日もディフェンスが崩壊してしまいました。

八村塁選手のこの日の出場時の得失点差は+6。ウィザーズは八村塁選手がベンチに下がっている間にどんどんと点差を離されていたので、センター陣がいないここ数試合は1つの正念場と言えるかもしれません。

12月6日 ウィザーズ 119 – 113 76ers

42分、27得点(FG 11/18、3P 1/3、FT 4/4)、7リバウンド、2スティール

豪華なスタメンを誇るリーグ屈指のチーム、76ersとの一戦。この日の八村塁選手は普段勤めているパワーフォワードにてスタメン出場を果たします。

試合は序盤、自力で勝る76ersがベン・シモンズやジョエル・エンビード、トバイアス・ハリスらが得点を重ねリードを広げていきます。自慢のオフェンス力を誇るウィザーズですが、1試合平均失点103.7の76ersディフェンス陣を前になかなか得点をあげられません。

8点ビハインドで1Qを終えると、迎えた第2Qはデイビス・ベルターンズの3Pが面白いように決まり出し一気にリードを奪います。八村塁選手もチームの流れに乗るかのように立て続けにシュートを決め、前半だけで19得点をマークします。

65-55とリードして迎えた後半。3Qに入るとエースのビールが個人技で見せリードを保ちながら、要所で八村塁選手やイシュ・スミスが得点を重ねていき、10点リードで最終4Qへ。

迎えた4Qには76ersの猛攻に遭い一時5点差まで詰め寄られてしまいますが、この日はいつもよりベンチで休むことができた余力十分のビールがチームを牽引。八村塁選手もオフェンスリバウンドからの得点やフリースローで加勢し、終わってみれば119-113で76ersに勝利しました。

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ホーフォードやエンビードを抑える場面も見られるなど、この日はディフェンスでも貢献。

チームは強力なインサイド陣を擁する76ers相手に接戦を演じていましたが、八村塁選手は4Q出ずっぱり。チーム最長となる42分も試合に出場し、格上から見事な勝利を掴み取ったこの試合に大きく貢献しました。

12月7日 ウィザーズ 119 – 113 76ers

39分、14得点(FG 6/15、3P 0/2、FT 2/2)、6リバウンド、2アシスト、1スティール

今シーズン好調なヒートとの一戦。 Back to Backでの試合となったこの日も八村塁選手はスタメンで出場を果たしました。

ジミー・バトラー、ケンドリック・ナンを中心に攻めてくるヒートを相手に、一進一退の攻防が続き1Qは27-28の1点ビハインド。

76ersとは違い、インサイドへボールを預けることがあまりないヒートですので、ピック&ロールからのスイッチでスピードのミスマッチになった際に、ガード陣が果敢にドライブ。スピードのあるガード陣、身体能力の高いインサイド、バム・アデバヨが着実に加点。

一方のウィザーズは、2Qに入るとまたしてもベルターンズの長距離砲が炸裂。リードを広げると、コートに戻ってきた八村塁選手も豪快なダンクを含め、2Qだけで8得点をあげ、前半を65-61で折り返します。

前半をリードして折り返した試合は今シーズン5勝1敗のウィザーズですが、堅守を誇るヒートのディフェンスをなかなか崩せず上手く得点をあげることができません。

85-86の1点ビハインドで迎えた4Q。この日も八村塁選手は4Qでプレイタイムを得ると、スクリーンなどで献身的なプレイを見せるもののヒートディフェンスを前にチームは沈黙。

チームは後半わずか38得点に抑えられ、八村塁選手自身も後半は4得点と奮わず。ルーキーのタイラー・ヒーロやケンドリック・ナンに合計で36得点、バトラーにはトリプルダブルの活躍を許しチームは敗戦。

12月9日 ウィザーズ 119 – 135 クリッパーズ

37分、17得点(FG 5/14、3P 0/1、FT 7/7)、7リバウンド、4アシスト

今月はじめに対戦したクリッパーズとの再戦。前回はキャリアハイとなる30得点をマークした八村塁選手はこの日もスタメンで出場を果たしました。

前回対戦の影響もあってか、試合開始から八村塁選手をマークしたのはディフェンスに定評があるポール・ジョージ。警戒されていることが非常によく分かります。1試合の平均失点が108.3点のクリッパーズは、中も外もディフェンスが強固

この日は執拗にマークされ難しいシュートを打つシーンが多く、前半はFGが1/5となかなか決まりません。しかしながらチームはクリッパーズに食らいつき、前半を64-65で折り返します。

後半に入るとクリッパーズの猛攻にあい点差を離されてしまいますが、八村塁選手のレイアップやフリースローで食らいついていきます。

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4Qに入って一時4点差まで詰め寄りましたが、カワイ・レナードやモントレーズ・ハレルに得点を許し万事休す。前回の対戦時よりも得点を落としましたが、印象的だったのはフリースローの獲得とタフショットを相手に打たせるディフェンスです。

レナードやジョージからファールを引き出すなど、FGが決まらないもののフリースローを獲得することで、オフェンス面で貢献していました。

またディフェンスに関しては、決められはしたもののレナードやジョージを相手にタフショットを打たせることもできており、数字には見えないところでの貢献もありました。

今シーズンのクリッパーズとの対戦は終了。ディフェンス力のあるチームを相手に、2試合で平均23.5得点をあげるなど活躍。

12月11日 ウィザーズ 107 – 114 ホーネッツ

32分、18得点(FG 7/16、3P 0/1、FT 4/6)、12リバウンド、2アシスト、1スティール

ロード3連戦の初戦は、今シーズン2度目の対戦となるホーネッツ。前回対戦で125-118と勝利した相手との試合で、八村塁選手はスタメン出場を果たします。

6試合連続で2ケタ得点を記録している八村塁選手ですが、この日はなかなかシュートタッチを掴むことができず、得意のミドルジャンパーがなかなか決まりません。一方のホーネッツは、活きのいいデボンテ・グラハムを中心に攻めて試合の主導権を握ります。

1Qは20得点に終わり、リーグ屈指の得点力を誇るウィザーズが今シーズン最小の得点に抑え込まれます。2Qに入ると、ベルターンズや八村塁選手の得点で応戦して徐々に点差を詰める展開に。

5点ビハインドで折り返した後半。この日も八村塁選手の後半最初のFGでチームが得点をすると、互いに点を取り合う展開へ。しかしここでもホーネッツにディフェンスで抑えられると点差はこの日最大の16点差に。

暗雲立ち込める中チームを繋いだのは、3Pの名手ベルターンズ。連続3Pもあり75-82で4Qへ。

ここからは一進一退の攻防が続き、4Q残り6分30秒で投入された八村塁選手もフリースローやレイアップで加勢。1ポゼッション2ポゼッションゲームが続くチームを引っ張ったのは、ブラッドリー・ビールではなく今日はベルターンズでした。

後半だけで6本の3Pを決め、この日はいずれもキャリアハイとなる8本の3Pを含め32得点を奪取する活躍を見せるなど、チームを牽引しましたが、相手のマイルズ・ブリッジスに3Pを決められて勝負あり。ロード3連戦の初戦を落としました。

この日はベルターンズの影に隠れてしまったものの、八村塁選手は18得点12リバウンドキャリアハイ)を記録し、開幕戦以来のダブルダブルを達成。

積極的にダイナミックなシュートチェックを行うなど、ディフェンス面での貢献もみられましたが、出場時の得失点差は-30と、活躍した姿は数字には現れませんでした。

12月15日 ウィザーズ 111 – 128 グリズリーズ

28分、10得点(FG 4/10、3P 1/2、FT 1/2)、4リバウンド

今シーズン初となったグリズリーズとの一戦。2019年ドラフト1順目2位指名のジャ・モラントや、大学時代のチームメイト、ブランドン・クラーク、そして同じ日本人の渡邊雄太選手との対戦に注目が集まりました。

八村塁選手は、期待の若手ジャレン・ジャクソンJr.とのマッチアップとなりますが、上背の高さやNBAの経験値を上手く活かされシュートを決められますが、ディフェンスリバウンドを奪って自ら持ち込みレイアップを決めるなど、積極的なプレイを披露。

ここ数試合1Qにファールトラブルに陥ることはありませんでしたが、この日は1Q途中に2ファールを犯してベンチへと下がります。

そして2Qになると、相手のグリズリーズは渡邊雄太選手を投入。その2分30秒後に八村塁選手もコートに立つと、日本人プレイヤー2人が同時にNBAのコートに立った記念すべき瞬間を迎えました。

その直後には八村塁選手を渡邊雄太選手がディフェンスするシーンもあり、日本人ファンにとっては忘れられない1分9秒間となりました。

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その後3Pシュートやフリースローを沈め前半は8得点。54-69で前半を折り返します。

後半に入ると、追いつきたいウィザーズはブラッドリー・ビールを中心に攻めますが、グリズリーズの粘り強いディフェンス・オフェンスに苦戦しなかなか点差を詰めることができず、むしろ離されてしまいます。

頼みのベルターンズも徹底マークに遭い不発。3Qを84-104で終えると、4Qはスモールラインナップを使いながら早い展開で点を取ろうとするも、チーム全体でFG%を42%に抑えられたこともあり、思うようにシュートが決まりません。

後半はミドルレンジからのジャンプシュートの2得点に終わった八村塁選手は、試合が決した4Q残り5分にベンチへ下がりました。

この日、相手のブランドン・クラークにはキャリアハイの25得点を許し、チーム全体でFG成功率57%を許すなどディフェンスが機能せず128失点を喫しました。

渡邊雄太選手は2Q途中と4Qの終盤に7分間出場し、3リバウンドを記録。

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12月18日 ウィザーズ 133 – 119 ピストンズ

17分、7得点(FG 3/4、3P 0/1、FT 1/1)、2リバウンド

前回対戦時に勝利したピストンズとの一戦。相手のインサイドの要、ブレイク・グリフィンとアンドレ・ドラモンドが欠場する中、八村塁選手はこの日もスタメンで出場を果たしました。

開始早々、味方のシュートが外れてこぼれたボールを拾うと、そのまま飛び上がりダンクを叩き込み、幸先の良いスタートを切ります。

直後にジャンプショットを決め、エンドワンとなるシュートを決めるなど、1Qだけで7得点。マッチアップをしていたマーキーフ・モリスに1Qだけで11得点を与えるなど、ディフェンスではピリッとしません。

2Qは残り8分を切ってからコートに登場。スクリーン等で味方のオフェンスを助ける献身的なプレイを見せたものの、自らが得点することはできません。

そんな中前半最後に、リバウンドを取ろうとした味方と接触してしまい負傷。後半は大事をとって出場せず。。。8試合連続で続いていた2ケタ得点も途絶える7得点となりました。

チームは一時3点差まで詰め寄られるシーンがありましたが、ビールが35得点、トーマスが23得点を記録するなど自慢の攻撃力を見せつけて見事勝利。連敗をストップさせました。

その後、チームからの発表がありましたが、今後はブルズ、ラプターズ、76ers、ナゲッツ、ピストンズとの5試合は欠場。その後再度検査を行うようです。

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22月の八村塁選手のスタッツ








1月いっぱい怪我で欠場となっていた八村塁選手ですが、日本時間2月4日のウォリアーズ戦で復帰。2月の八村塁選手のスタッツと、試合を観ていて感じたことを紹介します。

2月4日 ウィザーズ 117 – 125 ウォリアーズ

25分、11得点(FG 5/8、FT 1/2)、8リバウンド

復帰戦となったウォリアーズ戦では、今までのようにスタメン出場。チームの調子も上向いてきている中だったため、ベンチからの復帰も予想されていましたが、いつものようにスタメンで出場を果たしました。

試合が始まると早速フェイダウェイを沈め、久しぶりの試合でチームの最初のポイントを奪取。その後も得意のジャンプシュートや、リバウンドを奪うなど、怪我をしていたことを感じさせないプレイを披露します。

チームはと言うと、センタープレイヤーのファウルトラブルや相手の高確率な3Pシュートに苦しめられ、ゲームの主導権を奪うことがなかなかできません。

後半が始まると、八村塁選手はディフェンスに定評のあるドレイモンド・グリーンにスティールを許すなど、なかなか勢いに乗ることができず一時17点のビハインドを背負います。

タイムアウト後には八村塁選手が7得点を奪いオフェンスを牽引したものの、ディフェンスが機能せず失点を止めることができません。

最大で19点のビハインドを背負ったウィザーズは、4Qに一時5点差まで詰め寄ったものの、3Pシュートを50%の確率で決めたウォリアーズの前に力尽き勝利を手にすることはできませんでした。

2月8日 ウィザーズ 119 – 118 マーベリックス

28分、17得点(FG 7/12、3P 2/4、FT 1/2)、6リバウンド、1アシスト、2スティール

開幕戦以来の対戦となったマーベリックスとの一戦。この試合もパワーフォワードでスタメン出場を果たします。

開始早々、コーナーから3Pシュートを沈めると、その後パワフルなダンクシュート、フローターショットなどで着実に加点。2Qに入ってからも得点を重ね前半だけで14得点をマークしチームのオフェンスを牽引します。

この日は相手のエース、ドンチッチが負傷欠場だったこともあってか、オフェンス力に定評のあるマーベリックスのオフェンスを必死に止め前半を62-64で折り返します。

後半に入ると、開始早々にこの日2本目となる3Pシュートを沈めた八村塁選手。久しぶりのリードを奪ったウィザーズでしたがここからも一進一退の攻防が続きます。

点の取り合いが続いた中で点差を開いたのはマーベリックス。残り1分50秒で5点差とされたウィザーズはイシュ・スミスの3Pやデイビス・ベルターンズのFTなどで残り45秒で同点に追いつきます。

残り30秒を切ったところでウィザーズボール。エースのビールにボールを託しますが、レイアップシュートをミス。残り6秒の場面から相手の速攻を許します。そして、残り1.8秒のところで痛恨のファールを犯し、相手にFT2本を献上。

1本を決められ、この時点で117-118の1点ビハインド。残り時間は1.8秒と、絶体絶命と思われていたこの試合を決めたのは、やはりチームのエース、ブラッドリー・ビールでした。

タイムアウト開けのスローインで、ゴール付近でボールを受けるとそのままレイアップ。見事にゴールへと吸い込まれ。残り0.2秒で119-118と逆転に成功します。

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最後にマーベリックスのオフェンスがあったものの、チームの長身プレイヤーでコートを固めたウィザーズは相手にシュートを許さずそのままタイムアップ。劇的な逆転勝利を飾りました!


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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社F.R.Will取締役。小学3年から10年間現役を続け、中学2年時にはジュニアオールスターにも出場。現在は年間100試合以上BリーグやNBAの試合を観戦している。大好きなチームはロサンゼルス・レイカーズ。大好きなプレイヤーはコービー・ブライアントとKCP。