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Bリーグはサラリーキャップ制度導入済み?制度の意味や目的まで解説。

こんな悩みに応えます。

NBAにはサラリーキャップがあるけど、Bリーグにもあるの?

さて今回は、「サラリーキャップ」について解説していきます。

18-19シーズンで3年目を迎えたBリーグですが、「サラリーキャップ」について知らない人のために、どんな制度でどんな役割を担うのか、わかりやすく解説していきます。

そもそもサラリーキャップとは?

そもそもサラリーキャップというのは、チームに所属するプレイヤーの合計年俸の上限を定めているルールのことを言います。

例えば、サラリーキャップが10億円なのであれば、チームに所属している全プレイヤーの合計年俸は10億円以内に収める必要があります。

Bリーグにサラリーキャップは存在する?

Bリーグにはサラリーキャップ制度は存在していません。

そのためチームに所属しているプレイヤーの合計年俸はいくらになっても、NBAにあるラグジュアリータックスなどを支払う必要がないのです。

Bリーグになる前のリーグにおいては、サラリーキャップ制が導入されていましたが、Bリーグは現在の所導入されていません。

NBAにはサラリーキャップ・ラグジュアリータックスがある

NBAにはサラリーキャップ制度とそれに付随する形のラグジュアリータックスが存在します。

サラリーキャップもラグジュアリータックスも、どちらも毎シーズン変更されます。

例えば18-19シーズンのサラリーキャップを決めるときは、17-18シーズンのリーグ全体の収支から算定して決められるため、売り上げが今もなお拡大しているNBAのサラリーキャップ、ラグジュアリータックスの金額はどんどん上がっていくでしょう。

NBAのサラリーキャップとラグジュアリータックスについては、以下の記事にて紹介しているので併せてご覧ください。

NBA用語:サラリーキャップとは?wikipediaよりも超簡単にまとめた。

2019年3月19日

サラリーキャップ制を導入する目的

サラリーキャップ制度を導入する目的について、以下2つを紹介していきます。

サラリーキャップが導入される目的を知っておくことで、よりリーグを楽しみながら見ることができますよ。

  • 戦力の均衡を図る
  • 各チームの収支を安定させるため

戦力の均衡を図る

まず1つ目は戦力の均衡を図るため、です。

サラリーキャップ制度を導入していないヨーロッパサッカーや、アメリカのMLBはマーケットの大きな都市に本拠地を構えるチームや、人気のあるチーム、オーナーが莫大な資金をつぎ込めるチームが上位に来る傾向にあります。

そのため、特に海外サッカーでは毎年リーグの勢力図は同じとなり、優勝争いも降格争いも同じチームが絡んできます。

サラリーキャップ制を導入しているNBAのようなリーグは、戦力の均衡を図り資金力のあるチームがFA市場において一人勝ちすることを防ぐ目的があります

NBAであっても、毎年上位にくるチーム・下位に沈むチームが別れてきてしまいますが、そこはチームの育成やコーチング力次第にもなってくるため、チームとしてはプレイヤーの獲得に資金をつぎ込むだけではなく、コーチングスタッフの強化にも資金を当てるなど様々な取り組みが必要となります。

契約や移籍に関する僕の意見を書いている以下の記事もぜひご覧ください。

移籍が多いからこそNBAもNFLもMLBもNHLも大人気なスポーツ

2018年1月20日

各チームの収支を安定させるため

2つ目は各チームの収支を安定させるため、です。

例えば資金力のあるAというチームが、プレイヤーの獲得に大量に資金をつぎ込んだものの、グッズの売り上げが思うように伸びなかったりアリーナの入場者数も減ってしまい、チケットの売り上げも伸びず赤字になるケースも考えられます。(よほどのことがない限り赤字は考えられませんが。)

リーグとしては、健全なチーム運営を行って欲しいという思いもあるため、チーム運営で赤字になるということはもってのほかです。

NBAの場合サラリーキャップは、シーズンの収支から算定して翌シーズンのサラリーキャップを決定していきます。

各チームの収支状況を把握しながらサラリーキャップを設定できるため、赤字になることはまずありません。無駄遣いをしない限りは、各チームにとってサラリーキャップは収支を安定させる大切な基盤にもなり得るのです。

各チームの収益が増えればBリーグもサラリーキャップが導入されるかも

現在のところは、まだサラリーキャップが導入されていないBリーグですが、今後収支が増えていくことでサラリーキャップ制の導入が現実となるかもしれません。

【Bリーグ本】NBA好きの僕が「稼ぐがすべて」を読んだ率直な感想を書いてみた。

2018年10月5日

こちらの記事でも触れている「稼ぐがすべて」によると、前身となるNBLとbjリーグの売り上げと比較してみると、Bリーグの2年目の売り上げは50億円となり、スポンサー契約や放映権といったリーグ全体の売り上げは10倍となったと書かれています。

しかしながらBリーグはまだまだ成長過程にあります。アメリカのNBAは1チームあたりの年間売り上げが平均で140億円と、同じスポーツであってもこれだけの売り上げを出せるとわかるため、今後はBリーグの売り上げ・各チームの売り上げも伸びていくことと思われます。

売り上げが伸び、各チームの資金力にもある程度の均衡が取れるようになれば、さらにサラリーキャップ制も導入しやすくなりますから、近い将来Bリーグにもサラリーキャップ制が導入されると予想しています

まとめ:Bリーグは将来的にサラリーキャップ制導入もあるかも

現段階ではBリーグにはサラリーキャップ制は導入されていませんが、将来的には導入される未来がやってくるかもしれません。

サラリーキャップ制が導入されると、資金力があるチームが勝つという風潮がやや薄まり、育成力やコーチングスタッフの力も重要視されるようになります。

そうなると日本のバスケ界はもっともっと盛り上がるはずです。

プレイヤーが注目されることはもちろんのこと、プレイヤー以外でも、プロの世界で活躍するコーチやアナリストが重要視されるようになるかもしれないわけですから。

▼ Bリーグの試合が視聴できるサービスの比較検討中ならこちらの記事をご覧ください ▼

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2023年8月17日


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ABOUTこの記事をかいた人

小学3年から10年間現役を続け、中学2年時にはジュニアオールスターにも出場。現在は年間100試合以上BリーグやNBAの試合を観戦している。大好きなチームはロサンゼルス・レイカーズ。大好きなプレイヤーはコービー・ブライアントとKCP。