先日僕のところにこんな質問が飛んできました。
怪我をしたから、復帰しても監督に試合に出してもらえません。どうすればいいのでしょうか?
試合に出られないことで悩んでいる人からの質問はよくきます。
おそらく質問してきてくれた人と同じように、怪我をしたことで試合に出られないと悩んでいる人もいると思うので、多くの人に読んでもらいたいという思いから記事にしてみました。
僕なりの「試合に出られない原因を突き止める方法」を紹介していくので、普段自分自身が試合に出られない原因をどのように考えているのか見つめ直す機会にしてください。
試合に出られないのは怪我のせい?
まず僕の考えを先に述べておくと、試合に出られないのは「怪我のせい」ではないかもしれません。
というのも
- 試合に出られない
- 怪我をした
この2つには直接的な因果関係は存在しないからです。
プロのアスリートの中には、怪我から復帰した直後に試合に出ているプレイヤーもいます。もちろん怪我の度合いにもよるかもしれませんが、全ての人が「怪我明け直後だから試合に出られない」わけではないんです。
それに、健康であっても試合に出られない人はいます。
「怪我」はネガティブなことではない
怪我をすることは、スポーツをしている以上避けては通れない道です。仕方のないことなんです。大事なのは「怪我をした後」です。
怪我をしたことを、ネガティブに考える人はたくさんいるでしょう。しかし、怪我をして練習を出来なくなってしまったことを、ポジティブに考えることも出来ます。
- みんなよりも筋トレや体幹トレーニングができる。
- チームの状況を客観的に見ることができる。
- 監督の求めていることを冷静になって見つめることができる。
などなど
要は考え方が大事で、怪我をしたことに対してネガティブに考えるのではなく、ポジティブに考えられるようにしてみるといいでしょう。
考え方次第で試合に出られるかも
ここまでは「考え方」が大事だという話をしてきましたが、「試合に出られない」という事実に対しても「怪我をしたから」と決めつける必要はありません。
試合に出られない理由は、もしかしたら
- 普段の練習態度が悪いのかもしれない。
- 監督の要求に応えられていないのかもしれない。
こんな風に考える・仮説を立てることも出来ます。
上記のような仮説が立てられたら、
- 普段の練習態度を見直し、いつも以上に声を出してみよう。
- 監督の話をよく聞いて、監督は何を求めているのか考えてみよう。
- 試合に出ている、自分と同じポジションのプレイヤーはどんなことをしているんだろう。
と仮説を実証するためには何をすればいいのかを考えてみてください。そして行動に移すのです。
行動に移していたら、監督が試合に出してくれるかもしれません。もしそうだとしたら、怪我が試合に出られない直接的な原因ではない、ということがわかりますよね。
自分たちの中に必ず長所はある
どんな人・どんなチームにも、必ず長所は存在します。
バスケは「身長が高い人が有利」という風潮が、特に学生の間ではありますよね。僕が高校生の時もそうでした。試合に勝てない時は「大きなプレイヤーがいないからだ」と決めつけたり、言い訳をすることはありました。
しかし、身長が高いプレイヤーがいないことは短所でもなんでもありません。むしろ、小さなプレイヤーが揃っているチームは「機動力」「運動量」「スピード」という面で、大きなチームを上回ることができるかもしれません。
こういった長所は必ずあなた・あなたのチームの中にも存在します。
もし今の自分自身の長所や、チームの長所が見つけられないというのであれば、ぜひ以下の記事で紹介している「ハードワーク」を読んでみてください。自分自身の強みを見つけることの大切さを教えてくれますよ。
まとめ:試合に出られないなら、考え方を変えてみよう!
もし今あなた自身が「試合に出られない」と悩んでいるのであれば、試合に出られない原因を自分なりに見つけてみましょう。
それをただ「怪我をしたから」で終わらせてしまうのではなく、怪我をする前にも原因があったかもしれないですし、試合に出ているチームメイトとの違いが普段の練習に現れていることが原因かもしれません。
考え方次第で取り組む内容も変わりますので、まずは自分が試合に出られていない原因を考えるところから始めましょう。