今回は、バスケに限らず答えやすい質問・答えにくい質問について紹介していきます。
僕はDMで質問を受けることが多いのですが、返信する質問もあれば返信しない質問もあります。それはめんどくさいからではなく、内容によって変わります。
ほとんどの人は気づいていないかもしれませんが、質問の仕方次第では回答してくれる人の対応も変わってきます。
「質問することが偉い」訳ではありません。質問をして回答をもらった後に、自分自身がどのように行動するかが重要です。自分の参考になる回答をもらうためにも、質問する側も考えて質問することが大切です。
それでは、早速本題へと入っていきます。
バスケだけじゃない、答えにくい質問の仕方
まずはじめに、答えにくい質問の仕方から紹介していきます。
どんな質問が答えにくいかというと「抽象的な質問」です。
- 「シュートを入れられるようにするにはどうすればいいですか?」
- 「どうやったらハンドリングが上手くなりますか?」
- 「どうすれば上手くなりますか?」
上記で紹介したような質問は、非常に抽象的な回答がしにくい質問です。
もしこのような質問に答えるとするならば「練習してください」としか言えません。
あなたが質問をされる側だった時のことを考えてください。
「どうすれば上手くなりますか?」と聞かれても、練習をすることしか思いつきませんか?
答えやすい質問の仕方
一方で答えやすい質問の仕方は「具体的な質問」です。
先ほど紹介した答えにくい質問の例が、
- 「フローターを入れるためにはどうすればいいですか?」
- 「ディフェンスに取られないドリブルを身に付けたいんですが、どのように練習すればいいですか?」
のように具体的になっていれば非常に回答がしやすいです。
これは僕だけに限らず、監督やコーチに対して質問をするときにも非常に大切ですから必ず頭に入れておいてください。
よくあるバスケに関する質問
ここからは、よくあるバスケに関する質問に対して回答していこうと思います。
Q.初心者はシュート練習はどのように始めればいいですか?
初心者の人がシュート練習を始めるときは、まずは近い距離からシュート練習をしてください。
例えばゴール下からシュート練習をしたら、次はフリースローラインとゴールの真ん中からシュート練習をし、フリースローライン付近からシュートをする、のように徐々に距離を遠くしてきましょう。
初心者の人のシュート練習についてまとめている記事があるので紹介します。
Q.ハンドリングを身に付けたいんですがどんな練習をしたらいいですか?
ハンドリングを身に付けたいのであれば、「手袋」を着けながら練習することをおすすめします。
手袋は「滑り止め」がついていない手袋が最適です。布だけの手袋は滑りやすくボールを扱いにくいため、扱いにくい環境でハンドリングを練習することで身につくようになります。
詳しい内容は以下の記事にてまとめています。
Q.「ゼロステップ」はトラベリングと何が違うんですか?
ルールの改正に伴い新しく追加されたルールに「ゼロステップ」というものがあります。
ゼロステップが関係してくるのはトラベリングです。
ゼロステップがどんなステップなのかを説明すると、ボールを持つ瞬間のステップに関してはカウントしない、というものです。
この動画では、ゼロステップを極端にやっています。
今まではボールをキャッチしたときに床に着いている足が1歩目としてカウントされていましたが、新ルールによってボールをキャッチしたときに床に着いている足は1歩目としてカウントされません。
ボールをキャッチした時の1歩目をカウントしないことから「ゼロステップ」と名付けられました。
「ゼロステップ」以外のトラベリングに関するルールは以下の記事にてまとめているので、併せてご覧ください。
Q.ダブルドリブルの「持った」という言葉の定義はなんですか?
ダブルドリブルをしてしまうと、バスケ経験者は揃って「持った」と言います。試合中やプレイ中にこの言葉が聞こえてきたらダブルドリブルのことだと思ってください。
ダブルドリブルだと判定されるプレイは、2つに分けられます。
1つ目は、ドリブル→ボールを保持→ドリブルのように、1度ボールを保持してからもう1度ドリブルをつき始めたときにダブルドリブルだと判定されます。
2つ目は、ドリブルをついている最中にボールの下半分を持つようにすると、ダブルドリブルだと判定される場合があります。
この動画のように、ボールを持ち上げるような動作をしてしまうと、ダブルドリブルだと判定され、バスケ経験者は「持った」と言います。
明確な定義がなく、審判の判断次第ですので、日頃からこねるようなドリブルをついている人は注意が必要です。
Q.バスケの試合の所要時間はどのくらいですか?
この質問は、バスケを初めて観戦する人やバスケ未経験ながらBリーグを観戦したい人などが、気になるようです。
バスケの試合の所要時間は、試合開始から2時間~2時間半ほどでみておきましょう。
小学生バスケの場合には1時間半で終わることもありますが、中学生以上になると2時間ほどかかります。
Bリーグの観戦などの場合には、帰る時間の目安などに利用してください。
2時間以上時間がかかる理由などは、以下の記事で詳しく紹介しているので気になる人はご覧ください。
まとめ:バスケに限らず質問は具体的に!
バスケに限らずですが、質問をする際には具体的な質問を心がけてください。
僕のTwitterのDMに送られてくるメッセージで、僕が返信していない内容は抽象的な内容の質問ばかりです。
質問をすることはもちろん大事なことですが、質問の回答をもらうということは相手の時間を使っているということを忘れてはいけませんよ。
相手の時間を使わせてもらうわけですから、相手が返したくなるような質問をしましょう。