- エースになるにはどんな準備が必要なの?
- シュートが入らないんだけど、どうしたらいいの?
今回の記事では、「エースになりたい!」という人や「シュートが入らない!」という人のために、常日頃からあなたが意識しておくべきメンタルについて紹介していきます。
エースになりたいという人も、シュートが入らなくて悩んでいる人も、練習よりも先に「気持ち=メンタル」の部分を整えておくことが大事なのです。
記事の後半で「エースになるために身につけたほうがいいメンタル」について紹介しているので、時間がない人もそこだけは読んでいってくださいね!
目次
バスケをしていて「シュートが入らない!」と悩んだことはないですか?
あなたは今までバスケをしていて「シュートが入らない!」と悩んだことはありませんか?僕はしょっちゅうあります。毎日毎日思っていたこともあります。しかし、その悩んでいる時間は無駄だと気付くようになってから、僕はチームの中で頼られる存在になっていきました。
最後までこの記事を読めば、シュートをたくさん打つプレイヤーの考え方が身につき、どれだけシュートを打っても、悲観的になることは無くなります。むしろ、ある瞬間を境にシュートが面白いように入り出します。
あなたはシュートを外すことが怖く無くなり、堂々としたプレイでチームを牽引し、監督からもチームメイトからも信頼の眼差しを向けられることでしょう。
一方で、途中でこの記事を読むことをやめてしまうと、
あなたは試合でシュートを打つたびに入らなくて落ち込んでしまい、「シュート打つのやめようかな」と感じるようになります。
シュートを打って外して、監督やチームメイトに怒られるのが怖いからです。怖がってあなた自身が悲観的になってしまえば、ますますシュートが入らなくなっていきます。
もし、
- 試合でシュートをたくさん決めたい
- 頼られる存在になりたい
と思っているのであれば、この記事を読み進めてください。
「シュートが入らないのは当たり前」というメンタルを持つ
まず、「シュートが入らないのは当たり前だ」というメンタルを持ってください。その理由についてはこれから話していきます。
あなたは、NBA(アメリカプロバスケットボールリーグ)に所属する世界最高峰のプレイヤーの中でも、得点を多く稼ぐプレイヤーのシュートの確率がどのくらいか知っていますか?
NBAのトッププレイヤーのFG%は、高くても47~49%ほどと、50%にも満たないのです。と言うことは、2本シュートを打っても1本は外します。
ちなみにですが、生粋の点取り屋として知られているコービー・ブライアントは、引退試合で60点を稼ぎましたが、あの日の試合ではシュートを50本打って、22本しか入っていません。28本も外しているのです。
シュートを決めた本数を、シュートを打った本数で割り出したものを、FG%(フィールドゴールパーセンテージ)と言います。
例えば、シュートを決めた本数が「5本」で、シュートを打った本数が「10本」ならば、
5 ÷ 10 = 0.5
%に変換するために、100をかけると、
0.5 × 100 = 50%
FG%は50%となります。
シュートが100%で入ることはない
NBAの中には、シュートが入った割合を示すFG%が70%近いプレイヤーもいますが、そのプレイヤーはゴールの近くでプレイしています。リングに近い位置でプレイしているため、打つシュートが入る可能性も高くなると言うわけです。
しかし、全てのプレイヤーがインサイドで勝負ができるかと言うと、そうではありません。170cmのプレイヤーがインサイドでプレイしようとしたら、190cmのプレイヤーに守られてしまいます。
そうなればだんだんと外へ追い出されていき、3Pラインの近くでプレイすることになるかもしれません。
3Pのシュート確率は、NBAのトッププレイヤーでも40%に届きません。
要は、100%シュートを決めることは不可能だと言うことです。
残念ですが、日本人のシュートの確率はNBAプレイヤーよりも高くなることはまず考えられないので、「シュートが入るのは当たり前!」と思っていると、自分のシュート力のなさに落胆し、自信を失ってしまいます。
「シュートが入るのは当たり前!」と思っていると、試合中もシュートが1本外れるだけで自信を無くしてしまいます。常に肩に力も入ってしまい、ぎこちないシュートになってしまうので、それこそシュートが入りません。
だからこそ「シュートが入らないのは当たり前!」だと思った方が気持ち的にも楽になるのです。シュートが入るたびに「ラッキー!」と思っておくくらいがちょうどいいんです。
シュートが全く入らないその日に・・・
ここであなたに質問があります。
自分のことを「チームのエースだ」と思って読み進めてください。
とある試合で、あなたのチームが第4Q残り10秒、1点ビハインドで負けています。自分たちのマイボールです。あなたはエースですが、その日は1本もシュートが入っていません。
そんな時にタイムアウトがコールされ、ベンチで監督にこう告げられます。
「最後のシュートはお前が打ってくれ」と。
- 1本もシュートが入っていないのに、俺がシュートを打つのはおかしい。他の誰かに任せよう。
- 俺がエースだからチームを勝たせるために、俺が打つ。
チームの勝敗に大きく関わるシュートを任された時に、あなたは上記2つの選択肢のどちらを選択するでしょうか?
この2つの選択肢の中で、点を取るエースにふさわしい答えは
2.俺がエースだからチームを勝たせるために、俺が打つ。
です。これこそが、エースに必要なメンタルなのです。
エースというのは、自分の出来次第でチームを勝利に導けるかどうかが変わってくる、非常に重要な役割を担っています。もし、先ほどの質問で「誰かに任せよう」という選択をしているあなたは、おそらくエースに向いていないかもしれません。
確かに、シュートが1本も入っていないその試合で、最後のシュートを自分が打ったら負けると思ってしまうのは当たり前です。そこで、シュートを打てるかどうかが重要なのです。
偉大なプレイヤーもシュートが入らないのは当たり前だった
バスケットボールの神様と称されているマイケル・ジョーダンをあなたは知っていますか?
NBAのチャンピオンに6度も輝いた実績を持っている偉大なスーパースターです。偉大なスーパースターであるジョーダンがこんな言葉を残しています。
私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。
あのジョーダンですら、決勝シュートを26回も外しているのです。普通のプレイヤーだったら1本外したところでトラウマになってしまい、2度と決勝シュートは打ちたくないですよね。
しかしジョーダンは「26回も決勝シュートを打ち続けた」のです。それが彼を有名にした理由です。
例えシュートが外れている試合だとしても、チームのエースとして得点を取らなければいけない以上。シュートを打ち続けるだけの強気な姿勢が必要です。
そこで、「今日はシュートタッチが悪いからパスを回そう」と思っているのだとしたら、残念ですがあなたはエースにはふさわしくありません。
ですから、まずはエースになるためのメンタル面を身につけましょう。
エースになるために身につけるべきメンタル
ここからは、エースになるために身につけるべきメンタルを紹介していきます。
- 「シュートは入らなくて当たり前」という気持ちを持つ
- 一喜一憂しない
- 自分がオフェンスを牽引する
- 最後のシュートは何がなんでも打つ
「シュートは入らなくて当たり前」というメンタルを持つ
先ほども話しましたが、「シュートは入らなくて当たり前」というメンタルを持ってください。
シュートは2本に1本入ることもあれば、10本打っても1本も入らない時もあります。重要なのは、10本打っても1本も入らないのが普通だという感覚を身につけることです。
エースとしてはシュートを決めることは最重要課題ですが、絶対に入るという保証はありません。「シュートは絶対に入れる!」という心構えはもちろん必要ですが、外れることも普通だという感覚を持ってください。
一喜一憂しない
シュートが入らなくても、入っても、一喜一憂することをやめてください。
本当に嬉しい時は感情に出すことで、チームを鼓舞したり自分自身の気持ちを高めることができますが、シュートが入らないことにイライラしたり、シュートが入らないたびに悔しがっていたら、心の余裕を失い、周りが見えなくなってしまいます。
シュートのたびに一喜一憂することはやめたほうがいいですね。
自分がオフェンスを牽引する
自分自身がオフェンスを牽引し、先陣を切って相手ディフェンスを切り裂いていくメンタルを持ちましょう。
あなたがオフェンスを牽引する以上、意味のない動きや無駄な動きはなくなり、考えてプレイするようになるためシュートを打つチャンスも作り出すことができます。
もし自分がボールに触れることなくオフェンスが終わってしまったら「なんで俺に渡さないんだよ!」と怒るくらいになっても大丈夫です。
オフェンスには人一倍の自信を持っているのがエースですから、「俺にボールを渡してくれたらシュートを決めてやる!」というメンタルを持っておきましょう。
最後のシュートは何がなんでも打つ
各クォーターの最後、試合の最後のシュートは何が何でも自分が打つようにしましょう。
その試合が負けていたとしても、勝っていたとしても、最後のシュートはあなた自身が打つようにしてください。
今度は大学バスケで飛び出したブザービーター決勝3P🔥
この状況でこの会場のリアクションはもう絶対当たり前!興奮しないわけがない。
via @BleacherReport
pic.twitter.com/f21qYSnouI— 修一@Laker (@bskbsketter) February 4, 2018
ぜひこの動画を見て欲しいのですが、バスケは最後のブザーがなるまで何が起こるかわかりません。
このシーンと同様なことがあなたの試合でいつでも起きていいように、日頃から緊張感や爽快感、責任の重さを感じてください。
スポーツは変わりますが、サッカーには
PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。
という言葉があります。
これはバスケも同様で、決勝シュートを決めることができるのも外すことができるのも、決勝シュートを打つ勇気を持った者だけなのです。
この勇気を持っているからこそ、マイケル・ジョーダンは決勝シュートを26回も外しているのです。なので、試合だけでなく練習から、常に最後のシュートは打つように心がけてください。
日頃からの準備を怠らずにしておけば、本番でも柔軟に対応することができますよ。
まとめ
今回の記事では、エースに必要なメンタルや、シュートに対するメンタルを紹介してきました。
シュートが入らないのは当たり前
このメンタルは必ず持つようにしてください。
そして、最後にあなたにこの言葉を紹介します。
10本連続でシュートを外しても僕はためらわない。次の1本が成功すれば、それは100本連続で成功する最初の1本目かもしれないだろう。
これもマイケル・ジョーダンの言葉です。
例え最初の10本が外れてしまったとしても、次に打ったシュートが入って、そこから連続で入り出す「ゾーン」に入ることもあります。それまで辛抱してシュートを撃ち続けることができればいいのです。
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