70年以上の歴史があるNBA。これまで、数多くのチャンピオンが誕生してきました。
本記事では、NBAの歴代優勝チームやプレイヤーの優勝回数、そしてファイナル進出回数など、統計データを詳しく紹介します。
歴史のあるチームや優勝回数の多いチームの、理由や強さの秘訣を紐解いていきましょう。
NBAファンにとって興味深い情報が満載ですので、これらのデータを通じて、各チームや選手の偉業を振り返っていきましょう!
目次
NBAチャンピオンに輝いた歴代優勝チーム

出典:https://www.flickr.com/photos/24887901@N04/13398952714/
まずは、歴代優勝チーム(フランチャイズ)からおさらいしていきましょう!
チーム毎の優勝回数は以下の通りです。
| 優勝回数 | チーム |
| 18回 | ボストン・セルティックス |
| 17回 | ロサンゼルス・レイカーズ |
| 7回 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
| 6回 | シカゴ・ブルズ |
| 5回 | サンアントニオ・スパーズ |
| 3回 | マイアミ・ヒート |
| デトロイト・ピストンズ | |
| フィラデルフィア・76ers | |
| インディアナ・ペイサーズ | |
| 2回 | ミルウォーキー・バックス |
| ヒューストン・ロケッツ | |
| ニューヨーク・ニックス | |
| ブルックリン・ネッツ | |
| 1回 | アトランタ・ホークス |
| クリーブランド・キャバリアーズ | |
| ダラス・マーベリックス | |
| デンバー・ナゲッツ | |
| オクラホマシティ・サンダー | |
| ポートランド・トレイルブレイザーズ | |
| トロント・ラプターズ | |
| ワシントン・ウィザーズ | |
| サクラメント・キングス |
各チームの優勝回数をチェックしてみよう
NBAの優勝回数をチームごとに比較すると、セルティックスが18回でトップに立ち、その次に17回のレイカーズがランクイン。
3位はウォリアーズの7回と一気に差が開くことからも、この2チームがNBAを席巻する時代が長かったことがうかがえます。
レイカーズは、マジック・ジョンソンやコービー・ブライアントなど多くの名選手を擁し、セルティックスはビル・ラッセルやラリー・バードといったレジェンドを輩出しました。
セルティックスとレイカーズの黄金期
優勝回数1位2位の両チームには、黄金期と思えるような時期がありました。
まずセルティックスは、1950年代後半から1960年代にかけてのビル・ラッセル時代に8連覇を含む11回の優勝を記録。
レイカーズは特に1980年代と2000年代に黄金時代を築きました。
マジック・ジョンソンが率いた1980年代には、10年間で5回の優勝を果たし、コービー・ブライアントとシャキール・オニールのコンビが活躍した2000年代初頭には3連覇を達成しました。
2010年代を席巻したのはウォリアーズ
2010年代のNBAを席巻したのは、ウォリアーズと言っても差し支えないと思います。
2015年から2019年までは5シーズン連続でNBAファイナルに進出し、そのうち2連覇を含む3回の優勝。
プレイヤーで言うと、レブロン・ジェームズは2010年から2019年までの10年間で8度のNBAファイナルを経験し、3回の優勝を果たしました。
2020年以降は連覇したチームがない群雄割拠に
2020年から2024年までの5年間は、連覇したチームがない群雄割拠の時代に入ってきました。
| 年 | 優勝チーム |
| 2020年 | ロサンゼルス・レイカーズ |
| 2021年 | ミルウォーキー・バックス |
| 2022年 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
| 2023年 | デンバー・ナゲッツ |
| 2024年 | ボストン・セルティックス |
24-25シーズンは、24年に優勝したセルティックスも陣容を大きく変えないままシーズンに臨むことが予想されています。
ここでセルティックスが連覇するのか、他のチームが阻むのかも見ものですね。
NBAの優勝回数が多いプレイヤー
では今度はチームではなく、優勝回数が多いプレイヤーを見ていきましょう!(10位タイまでを紹介します)
| 優勝回数 | プレイヤー | 主な所属チーム |
| 11回 | ビル・ラッセル | セルティックス |
| 10回 | サム・ジョーンズ | セルティックス |
| 8回 | ジョン・ハブリチェック | セルティックス |
| トム・ヘインソーン | セルティックス | |
| K・C ジョーンズ | セルティックス | |
| トム・サンダース | セルティックス | |
| 7回 | ロバート・オーリー | レイカーズ |
| ジム・ロスカトフ | セルティックス | |
| フランク・ラムジー | セルティックス | |
| 6回 | カリーム・アブドゥル・ジャバー | レイカーズ |
| ボブ・クージー | セルティックス | |
| マイケル・ジョーダン | ブルズ | |
| スコッティ・ピッペン | ブルズ |
プレイヤー別の優勝回数
10位タイまでの14人の中で、特に目立つのはセルティックスの面々が多いこと、ですね。
セルティックスの面々は、1950年代後半から1960年代後半にかけて優勝をしているので、黄金期を築いたプレイヤーたちが名を連ねているということに。
神様と呼ばれているマイケル・ジョーダンの6回でさえ10位タイの数字ですから、それよりも優勝回数を積み上げているプレイヤーの凄さが光りますね。
23-24シーズン現役プレイヤーの優勝回数トップ10
23-24シーズンをプレイした、現役プレイヤーの優勝回数トップ10も見てみましょう!(NBA以外のプレイヤーも含む)
| 優勝回数 | プレイヤー | 主なチーム |
| 4回 | ステフィン・カリー | ウォリアーズ |
| ドレイモンド・グリーン | ウォリアーズ | |
| クレイ・トンプソン | ウォリアーズ | |
| レブロン・ジェームズ | キャバリアーズ、ヒート、レイカーズ | |
| 3回 | ダニー・グリーン | スパーズ、ラプターズ、レイカーズ |
| ケボン・ルーニー | ウォリアーズ | |
| パトリック・マコー | ウォリアーズ、ラプターズ | |
| ジャベル・マギー | ウォリアーズ、レイカーズ |
※2回の優勝経験があるプレイヤーは多いため、今回は3回以上の優勝経験があるプレイヤーに限定しました。
優勝回数が5回を超えるのはかなり厳しくなってきている
プレイヤー別の優勝回数を見てみたら、5回以上の優勝経験があるのは引退したプレイヤーのみ。
2016年に引退したティム・ダンカンが、最近引退した5回の優勝経験があるプレイヤーです。
23-24シーズンで現役で、優勝回数5回に迫っているプレイヤーもいますが、ほとんどが30代後半。
レブロン・ジェームズに至っては、24-25シーズン中には40歳を迎えるためチャンスは数回。
育成のレベルや競技レベルがどんどん向上しているからこそ、毎年優勝チームが入れ替わり同一人物が複数回優勝するというのも難しくなってきているのでしょう。
ビル・ラッセルは、1959年から1966年までの8連覇を含む11回の優勝を達成し、NBAの優勝回数記録を保持しています。彼のプレイスタイルとリーダーシップは、セルティックスの黄金時代を支えました。また、マイケル・ジョーダンは1990年代にシカゴ・ブルズを6回の優勝に導き、その中で2度の3連覇を成し遂げました。彼の圧倒的なパフォーマンスと勝利への執念は、多くのファンに強い印象を残しました。
コーチとしても優勝回数の多いフィル・ジャクソンは、シカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズで計11回の優勝を果たし、その戦術とリーダーシップが評価されています。
NBAの優勝回数が多いヘッドコーチ
では今度は優勝回数が多いヘッドコーチを見ていきましょう!(10位タイまでを紹介します)
赤字のヘッドコーチは、23-24シーズン現役のヘッドコーチです。
| 優勝回数 | プレイヤー | 主な所属チーム |
| 11回 | フィル・ジャクソン | ブルズ、レイカーズ |
| 9回 | レッド・アワーバック | セルティックス |
| 5回 | ジョン・クンドラ | レイカーズ |
| グレッグ・ポポビッチ | スパーズ | |
| パット・ライリー | レイカーズ、ヒート | |
| 4回 | スティーブ・カー | ウォリアーズ |
| 2回 | チャック・デイリー | ピストンズ |
| アレックス・ハナム | ホークス、76ers | |
| トム・ヘインソーン | セルティックス | |
| レッド・ホルツマン | ニックス | |
| K・C ジョーンズ | セルティックス | |
| ビル・ラッセル | セルティックス | |
| エリック・スポールストラ | ヒート | |
| ルディ・トムヤノビッチ | ロケッツ |
ヘッドコーチ別の優勝回数
プレイヤーと同じように、セルティックスやレイカーズで優勝したヘッドコーチが多いですね。
7位タイで優勝回数2回のヘッドコーチが多く、プレイヤーランキングのところでは出てこなかったような「ニックス」や「ロケッツ」などが登場しています。
そして、圧倒的な優勝回数を誇っているフィル・ジャクソンは、3連覇を3度達成、2連覇を1度達成しています。
23-24シーズン現役ヘッドコーチの優勝回数
23-24シーズンの現役ヘッドコーチの優勝回数も見てみましょう!
| 優勝回数 | プレイヤー | 主なチーム |
| 5回 | グレッグ・ポポビッチ | スパーズ |
| 4回 | スティーブ・カー | ウォリアーズ |
| 2回 | エリック・スポールストラ | ヒード |
| 1回 | マイク・ブーデンホルザー | バックス |
| リック・カーライル | マーベリックス | |
| タイロン・ルー | キャバリアーズ | |
| マイケル・マローン | ナゲッツ | |
| ジョー・マズーラ | セルティックス | |
| ニック・ナース | ラプターズ | |
| ドック・リバース | セルティックス | |
| フランク・ヴォーゲル | レイカーズ |
各チームのファイナル進出回数を知りたい
各チームのNBAファイナル進出回数について詳しく解説します。
チーム別のファイナル進出回数
NBAチームのファイナル進出回数は以下の通りです。
| ファイナル進出回数 | チーム |
| 32回 | レイカーズ |
| 23回 | セルティックス |
| 12回 | ウォリアーズ |
| 9回 | 76ers |
| 8回 | ニックス |
| 7回 | ヒート |
| ピストンズ | |
| 6回 | ブルズ |
| スパーズ | |
| ペイサーズ | |
| 5回 | キャバリアーズ |
| ネッツ | |
| 4回 | ウィザーズ |
| ホークス | |
| ロケッツ | |
| サンダー | |
| 3回 | バックス |
| マーベリックス | |
| サンズ | |
| 2回 | ナゲッツ |
| ジャズ | |
| マジック | |
| 1回 | キングス |
| ラプターズ | |
| 0回 | グリズリーズ |
| ペリカンズ | |
| クリッパーズ | |
| ウルブズ | |
| ブレイザーズ | |
| ホーネッツ |
ファイナル進出の歴史
レイカーズは、1950年代から2020年代にかけて、計32回のファイナル進出を果たし、そのうち17回で優勝しています。特に1980年代と2000年代に多くの優勝を果たしました。
セルティックスは、1950年代後半から1960年代にかけてのビル・ラッセル時代に多くのファイナル進出と優勝を果たし、近年でも2010年代から2020年代にかけてファイナルに進出しています。
ウォリアーズは、1950年代、1970年代、そして2010年代に多くのファイナル進出を果たし、特に2010年代には5回進出し3回優勝という新たな黄金時代を築きました。
これらのデータは、NBAの歴史におけるチームの強さとその変遷を示しており、ファンにとっては非常に興味深いですね。
レブロン・ジェームズは1人で10回のファイナルに進出
歴代最多得点記録を持つレブロン・ジェームズは、10回のNBAファイナル進出経験があります。
レイカーズ、セルティックス、ウォリアーズ以外の27チームは、ファイナル進出経験が10回以下なので、レブロンの記録がいかに凄いかが分かりますね。
23-24シーズンから始まった「NBAカップ(旧:インシーズントーナメント)」の優勝回数
では最後に、23-24シーズンから始まった「NBAカップ(旧:インシーズントーナメント)についても触れておきます!
こちらは、1回目が終了した段階ですが、優勝は「ロサンゼルス・レイカーズ」が果たしています。
初代チャンピオンに輝いたチームには、レブロン・ジェームズがいますし、八村塁選手も日本人として初めてNBAのタイトルを手にしました。
24-25シーズン以降は名前を変えて「NBAカップ」として開催されます。
このトーナメントは、レギュラーシーズンの中でも比較的盛り上がりにかける11月中旬〜12月中旬を、さらに盛り上げるためのアイデアだと考えられています。
まとめ
この記事では、NBAの歴代優勝チームとその優勝回数、優勝回数の多いプレイヤーやヘッドコーチについて詳しく解説しました。
特に、セルティックスとレイカーズは、在籍したプレイヤー、ヘッドコーチともに優勝を数多く果たしており、NBA史の中でも成功しているフランチャイズ(※チームのこと)と言えますね。
とはいえ、近年は連覇をするチームがないほどに群雄割拠の時代になっています。
この記事のデータも元に、一緒に今後のNBAチャンピオンの行方を見守っていきましょう!!







