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19-20シーズンのNBAは7月30日から再開!その日程とフォーマットを紹介

新型コロナウイルスの影響から、シーズンが3月11日から中断となっていた19-20シーズンのNBA。

感染リスクもあることから、通常通り各地を転戦としながらの再開とはなりませんが、とうとうNBAが帰ってきます。

この記事では、現地時間7月30日(暫定)から再開となる、19-20シーズンのNBAの日程やフォーマットについて紹介していきます。是非最後までご覧ください。

NBAの19-20シーズンの再開時期

現地時間3月11日に、ユタ・ジャズのプレイヤーが新型コロナウイルスの陽性判定を受けてから中断していた、NBAの19-20シーズン。

理事会や選手会との間で協議が行われた結果、暫定的ではあるものの現地時間7月30日にシーズンが再開される予定だということです。

中断などがなく、本来のスケジュールで進んでいれば6月の中旬にはNBAファイナルが行われ、チャンピオンも決定していましたが、新型コロナウイルスの中断により、再開後のシーズンは10月中旬にチャンピオンが決定することになります。

開催される場所はオーランドのディズニーリゾート内施設

再開にあたっては、普段のシーズンとは違い1箇所に全チームが集まって、感染リスクを最小限に押さえた上で試合が行われるようです。

今回使用される予定なのが、フロリダ州オーランドにあるディズニーリゾート内部の「ESPN Wide World of Sports Complex」という施設。

[twitterEmbed url=”https://twitter.com/ZachLowe_NBA/status/1273030544033558533″]

こちらはザック・ロウ記者のツイートです。プレイヤーが滞在するホテルや練習するアリーナ、試合が開催されるアリーナも画像にて紹介されています。

本来であれば、それぞれのチームのアリーナを巡ってレギュラーシーズンやプレイオフを消化しますが、外部からの人の流入を減らすなどの新型コロナウイルス感染対策を実施するため、1箇所に全チームが集まって行われることになりました。

NBA全30チームのアリーナについては、「NBA全30チームのアリーナを徹底調査!最も温暖な場所にあるのはどこ?」にて詳しく紹介しているので、こちらも併せてご確認ください。

再開後のスケジュール

再開後のスケジュールについて、シャムズ・シャラニア記者によれば、以下の日程で行われるとのこと。

  • 7月30日→再開
  • 8月15日、16日→プレイイントーナメント
  • 8月17日→プレイオフ1回戦
  • 8月31日→カンファレンスセミファイナル
  • 9月15日→カンファレンスファイナル
  • 9月30日→NBAファイナル
  • 10月13日→NBAファイナル最終戦
[twitterEmbed url=”https://twitter.com/ShamsCharania/status/1271459763730210818″]

彼のツイートの中では、「8月30日に家族が開催場所に到着する」という内容がありますが、こちらはプレイオフのカンファレンスセミファイナルに進むチームに所属しているプレイヤーに、家族と一緒に過ごして欲しいというNBA側の考えがあるのでしょう。

新型コロナウイルスの影響もあり、普段各地を転戦している時とは違う不安な部分や心配な部分もあるはずですので、家族と一緒に過ごすことで精神的な部分でのサポートという考えもあるかもしれません。

なお、このカンファレンスセミファイナルの段階まで進むと、残っているチームは全部で8チームになるので、安全面を考慮するとこのタイミングで家族を呼ぶというのが、最善策なのかもしれませんね。

再開後のシーズンに参加できるチームの条件

7月30日から19-20シーズンは再開となりますが、全てのチームが参加できるわけではありません。

中断前(現地時間3月11日)の順位において、各カンファレンスの上位8チーム(合計16チーム)と、各カンファレンスの8位チームからゲーム差が6ゲーム以内のチームを含めた、22チームで19-20シーズンのNBAは再開となります。

シーズンの最終日や、消化試合数などを考慮した上で、22チームで再開することを決定したものと思われます。

シーズン中断前までに、各チームは65試合ほどを消化していましたが、通常通り全チームが82試合を消化した場合、19-20シーズン終了が大きくずれ込み、20-21シーズンの日程に大きな影響を与えます。

こういった点を踏まえ、シーズン終了の日程などから逆算して通常通り全チームが82試合を消化する形で再開するのは困難と判断したのでしょう。

再開後のシーズンに参加する22のチーム

ではここで、再開後のシーズンに参加する全22チームを紹介します。中断時の順位と、前の順位のチームとのゲーム差も記載します。

ウエスタン・カンファレンス

  1. ロサンゼルス・レイカーズ・・・・・・・・・0
  2. ロサンゼルス・クリッパーズ・・・・・・・・5.5ゲーム差
  3. デンバー・ナゲッツ・・・・・・・・・・・・1.5ゲーム差
  4. ユタ・ジャズ・・・・・・・・・・・・・・・1.5ゲーム差
  5. オクラホマシティ・サンダー・・・・・・・・1ゲーム差
  6. ヒューストン・ロケッツ・・・・・・・・・・0
  7. ダラス・マーベリックス・・・・・・・・・・1.5ゲーム差
  8. メンフィス・グリズリーズ・・・・・・・・・7ゲーム差
  9. ポートランドトレイル・ブレイザーズ・・・・3.5ゲーム差
  10. ニューオーリンズ・ペリカンズ・・・・・・・0
  11. サクラメント・キングス・・・・・・・・・・0
  12. サンアントニオ・スパーズ・・・・・・・・・0.5ゲーム差
  13. フェニックス・サンズ・・・・・・・・・・・2ゲーム差

ウエスタン・カンファレンスは、13位のサンズから8位のグリズリーズまでがゲーム差「6」となっており、渡邊雄太選手が2way契約を締結しているグリズリーズも、この再開後のシーズンに登場します。

ウエスタン・カンファレンスは、ゲーム差を踏まえてみると上位7チームのプレイオフ出場は確実です。

ですので、8位の座を6チームが争うということになります。ゲーム差だけをみると、グリズリーズはブレイザーズやペリカンズ、キングスと3.5ゲーム差を空けていますが、油断はできません。

イースタン・カンファレンス

  1. ミルウォーキー・バックス・・・・・・・・・0
  2. トロント・ラプターズ・・・・・・・・・・・6.5ゲーム差
  3. ボストン・セルティックス・・・・・・・・・3ゲーム差
  4. マイアミ・ヒート・・・・・・・・・・・・・2.5ゲーム差
  5. インディアナ・ペイサーズ・・・・・・・・・2ゲーム差
  6. フィラデルフィア・76ers・・・・・・・・・0
  7. ブルックリン・ネッツ・・・・・・・・・・・8.5ゲーム差
  8. オーランド・マジック・・・・・・・・・・・0.5ゲーム差
  9. ワシントン・ウィザーズ・・・・・・・・・・5.5ゲーム差

イースタン・カンファレンスは、再開後のシーズンに参加するチームが9チームとなっており、7位と8位の枠をかけて、ネッツ、マジック、八村塁選手が所属するウィザーズが争うことになります。

中断前のゲーム差を見てみると、9位ウィザーズと8位のマジックまでは5.5ゲーム差があり大きく空けられていますが、4ゲーム差以内まで縮めておけば「プレイイントーナメント」に参加できるので、ウィザーズはこちらを目指したいところです。

プレイイントーナメントについては、後ほど詳しく紹介します。

通常のシーズンとは違う、再開後のレギュレーション

中断から再開までにおよそ4ヶ月を要することになった19-20シーズンのNBA。再開後は変則的なレギュレーションが組まれることになります。

プレイオフの試合数は通常のシーズンと同様ですので、この章では通常のシーズンと大きく違う点に絞って、紹介していきます。

(通常のシーズンについて、どのような日程で進んでいくのかを知りたい人は、「【初心者向け】NBAの「シーズン」に関する基礎的な知識が身につく!」こちらの記事を併せてご確認ください。)

シーディングゲーム

シーズンが再開されると、まずはシーディングゲームと呼ばれる、いわゆる「順位決定戦」が行われます。

全チームが8試合を消化し、レギュラーシーズンとシーディングゲームの試合を合わせた成績の、各カンファレンス上位7位までが、プレイオフに進むことになります。

プレイオフは、両カンファレンス共に8位までが進むことができるのですが、あえて「各カンファレンス上位7位まで」と書いたのは、「プレイイントーナメント」が関係してくるからなんです。

プレイイントーナメント

プレイイントーナメントは、レギュラーシーズンとシーディングゲームの試合を合わせた成績で8位のチームと9位のチームのゲーム差が、4ゲーム以内であった場合に行われる試合のことです。

運営者

先ほど、「ウィザーズは8位とのゲーム差を4ゲーム以内に縮めたい」という内容を書きましたが、これはプレイイントーナメントへ進むため、という意図がありました。

プレイイントーナメントが行われる場合は、8位のチームは1勝、9位のチームは2連勝することが、プレイオフへ進出する際の条件です。

仮に、レギュラーシーズンとシーディングゲームの試合を合わせた成績で、8位のチームと9位のチームのゲーム差が、4ゲーム以上空いていた場合には、プレイイントーナメントは行われることなく、8位のチームがプレイオフに進出します。

19-20シーズンのプレイオフは2way契約のプレイヤーも出られる

変則的な形で再開される19-20シーズンのプレイオフに限っては、2way契約のプレイヤーも試合に出られることが、発表されました。(参考:ESPNより

通常2way契約のプレイヤーはプレイオフに出場することができませんが、19-20シーズンに限っては故障者が出たり新型コロナウイルスに感染するプレイヤーが出たりした場合に、代わりにプレイオフに出場できるようです。

厳密には、通常のシーズンでも、2way契約から本契約になった場合には、プレイオフに出場することができる。

渡邊雄太選手が2way契約を締結しているグリズリーズは、現在9位のチームに3.5ゲーム差を空けているため、プレイオフに出場する可能性も十分にあると言えるでしょう。

八村塁選手はもちろん、渡邊雄太選手にもプレイオフ出場の可能性があるというのは、本人もファンも非常に嬉しいですね!

怪我への懸念などから出場辞退者が出てくる可能性もある

19-20シーズンのNBAは変則的な形となり、4ヶ月ほどの中断期間を経て再開されるため、コンディションの調整などが1つの不安要素として上がっています。

特に、怪我への心配から、再開後のシーズンを辞退するプレイヤーも出てきています。

[twitterEmbed url=”https://twitter.com/bskbsketter/status/1275078315519258632″]

実際に、現地時間6月22日には、八村塁選手の所属するワシントン・ウィザーズのデイビス・ベルターンズが、出場を辞退すると発表しています。

ワシントン・ウィザーズにもプレイオフ出場の可能性はあるとはいえ、再開前の時点で8位とのゲーム差が5.5ゲーム空いているのが大きなポイント。

大きな怪我をしてしまうと、19-20シーズン終了後の契約にも大きな影響が出てきてしまうため、無理をしたくないというのがベルターンズの考えなのでしょう。

運営者

ベルターンズは、19-20シーズンのウィザーズでのプレイによって評価が上がっているため、大きな契約を獲得するチャンスがあります。

大きな怪我をした過去もあることから、怪我をして新たな契約への影響が出ることを避けたいのでしょう。

また、現地時間6月22日の段階では他にもポートランドトレイル・ブレイザーズのトレバー・アリーザも、出場を辞退しています。

今後も契約への影響のほか、BLMに関する理由で出場を辞退するプレイヤーも出てくる可能性があります。

まとめ

中断となっていた19-20シーズンのNBAが、7月30日に帰ってきます。

通常のシーズンとは大きく異なるフォーマットであり、観客が入らない状態でのシーディングゲーム、プレイオフとなるため、今までとは全く違うシーズンの締め括りとなります。

しかしながら、NBAファンを楽しませてくれることは間違いないでしょう。

日本人プレイヤーが所属する2チームも、プレイオフ出場の可能性が残っているので、こちらのチームも応援しながら19-20シーズンの残り試合も楽しみたいですね。


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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社F.R.Will取締役。小学3年から10年間現役を続け、中学2年時にはジュニアオールスターにも出場。現在は年間100試合以上BリーグやNBAの試合を観戦している。大好きなチームはロサンゼルス・レイカーズ。大好きなプレイヤーはコービー・ブライアントとKCP。