【2021年7月16日更新】「NBAドラフト」のルールをまとめてみた

NBAドラフトってどんなルールになってるの?ドラフトのルールを知っておきたい。

毎年、6月7月になると開催されるNBAドラフト。2019年のドラフトでは、当時ゴンザガ大学のエースとして活躍していた八村塁選手が1巡目9位で指名され、大きな話題を集めました。

本記事では、NBAドラフトのルールについて徹底的に解説していきます。ドラフト本番よりも前にチェックして、しっかりとルールを学んでから臨んでくださいね。

日本の至宝「八村塁」の経歴や輝かしい実績をまとめてみた。

2019年4月16日

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NBAドラフトの簡単なルールとは?

NBAドラフトは、アマチュア選手との契約交渉権を獲得するために行うもので、毎年シーズン終了後の6月後半に開催されています。

日本ではプロ野球のドラフト会議が毎年話題になりますよね。

2020年と2021年のドラフトは、コロナ禍の影響もあり時期がずれていますが、基本的には毎年6月に開催されます。

現在は2巡目30位(全体60位)までの指名となっていますが、以前はドラフトエントリーをしたプレイヤーが全て尽きるまでドラフトを行なっていたシーズンもあり、21巡目まで行われたこともあったそうです。

2021年のNBAドラフトはいつ開催されるの?

2021年のNBAドラフトは、現地時間の2021年7月29日に開催されます。2020年のドラフトはオンラインでの開催でしたが、今回は例年通りブルックリンにあるバークレイズセンターでの開催となります。

日本時間だと7月30日の朝になりますが、「NBA Rakuten」で配信されるでしょうから日本からでもチェックできるでしょう。

2019年、2020年は「NBA Rakuten」でライブ配信されていました。

NBAドラフトの主流、「アーリーエントリー」ってどんなルール?

NBAドラフトは、「アーリーエントリー」がかなり一般的となっています。八村選手もこのアーリーエントリーを使って、大学3年時にドラフトにエントリーをしました。

このルールは、大学に4年間通うことなくドラフトにエントリーすることを指しており、自分自身が高く評価されていると判断したプレイヤーや指名順位が上位になることを有力視しているプレイヤーが活用するルールです。

アーリーエントリーをするためにはいくつかの条件がありますが、基本的には19歳以上で高卒1年以上経過しているプレイヤーがアーリーエントリーを表明することができます。

ちなみに、ドラフトへのエントリーを取り下げるプレイヤーも時折出てくるのですが、そのプレイヤーは自分の価値を図るためにエントリーしていると言われています。

ドラフト前に行われる「ドラフトコンバイン」ってどんなルール?

ドラフトコンバイン」というのは、簡単に言ってしまうとワークアウトのようなものです。NBAドラフトの1ヶ月ほど前の5月に、シュートやドリブルなどのドリルのほか、体力測定やチームとの個別面談などを行います。

なお、このドラフトコンバインにはドラフトにエントリーしたプレイヤーが、全員参加できるわけではありません。NBAの全30チームの投票に基づき60名前後が招待されます。

現行のドラフト制度では60人が指名されることになっているため、ドラフトコンバインに招待された60名のプレイヤーは、ドラフトにかけられる可能性が非常に高いと言えます。

チームはこのドラフトコンバインを利用して、プレイヤーのスキルを見るだけではなく人柄や性格なども見ており、ドラフト時の判断材料にするというわけですね。

ただし、上位指名が確実視されているプレイヤーは、招待されないこともあるようです。

「ロッタリーピック」ってどんなルール?

続いて、Twitterなどでもよく目にする「ロッタリーピック」という言葉について紹介します。

ロッタリーピックは14位以内で指名されることを意味する言葉です。

「抽選によって指名順が決まったチームに指名されること」が、ロッタリーピックだと考えてください!(※指名順の決定方法については、後ほど詳述します。)

NBAドラフトにおいて14位以内の指名権を得ることができるのは、前年のレギュラーシーズンの成績下位14チームとなります。

2021年のドラフト14位以内の指名権は、20-21シーズンのレギュラーシーズン成績下位14チーム。

成績下位チームは「即戦力」や「将来有望な若手」を欲する傾向にあるため、ロッタリーピック(14位以内の指名)は高く評価されていることの裏付けになるわけですね。

「グリーンルーム」とは?

八村塁選手が招待されたことで話題となった「グリーンルーム」とは一体何のことを指しているのでしょうか?


「グリーンルーム」というのは何か特別な部屋等を意味しているわけではありません。先ほどドラフトは「バークレイズセンターで行われる」と記しましたが、そのバークレイズセンターの会場に入ることができる、というわけです。

誰でもドラフトの会場に入ることができるわけではなく、グリーンルームに招待されたプレイヤーだけがドラフトの会場で、当日自分の名前が呼ばれるのを待つことができるんです。

全世界から60人しか指名されないのがNBAドラフトなわけですが、会場で当日名前が呼ばれるのを待つことができるということは、指名される可能性が高い有望なプレイヤーとして考えられているとも言えます。

グリーンルームに招待されながらドラフト指名されないプレイヤーもいるため、グリーンルームに招待されることがドラフト指名されることを確約しているわけではありません。

2019年のNBAドラフト指名順はどうなってるの?

2019年のNBAドラフトですが、指名順は15位以下の順番が決定しています。1巡目の指名順位を紹介しておきますね。

現地時間2019年5月14日に行われたドラフトロッタリー(抽選)の結果、1巡目の1~14位までの指名順も決定したので、これで1巡目の指名順が確定しました。

【2019年5月15日追記】2019年ドラフトの指名順
  1. ニューオーリンズ・ペリカンズ
  2. メンフィス・グリズリーズ
  3. ニューヨーク・ニックス
  4. ロサンゼルス・レイカーズ
  5. クリーブランド・キャバリアーズ
  6. フェニックス・サンズ
  7. シカゴ・ブルズ
  8. アトランタ・ホークス
  9. ワシントン・ウィザーズ
  10. アトランタ・ホークス
  11. ミネソタ・ティンバーウルブズ
  12. シャーロット・ホーネッツ
  13. マイアミ・ヒート
  14. ボストン・セルティックス
  15. デトロイト・ピストンズ
  16. オーランド・マジック
  17. ブルックリン・ネッツ
  18. インディアナ・ペイサーズ
  19. サンアントニオ・スパーズ
  20. ボストン・セルティックス(クリッパーズから譲渡)
  21. オクラホマシティ・サンダー
  22. ボストン・セルティックス
  23. ユタ・ジャズ
  24. フィラデルフィア・76ers
  25. ポートランド・トレイルブレイザーズ
  26. クリーブランド・キャバリアーズ(ロケッツから譲渡)
  27. ブルックリン・ネッツ(ナゲッツから譲渡)
  28. ゴールデンステイト・ウォリアーズ
  29. サンアントニオ・スパーズ(ラプターズから譲渡)
  30. ミルウォーキー・バックス

2021年のNBAドラフト指名順はどうなってるの?

2021年NBAドラフトの指名順について紹介します。

2021年ドラフトの指名順
  1. デトロイト・ピストンズ
  2. ヒューストン・ロケッツ
  3. クリーブランド・キャバリアーズ
  4. トロント・ラプターズ
  5. オーランド・マジック
  6. オクラホマシティ・サンダー
  7. ゴールデンステイト・ウォリアーズ(ティンバーウルブズから譲渡)
  8. オーランド・マジック(ブルズから譲渡)
  9. サクラメント・キングス
  10. ニューオーリンズ・ペリカンズ
  11. シャーロット・ホーネッツ
  12. サンアントニオ・スパーズ
  13. インディアナ・ペイサーズ
  14. ゴールデンステイト・ウォリアーズ
  15. ワシントン・ウィザーズ
  16. オクラホマシティ・サンダー(セルティックスから譲渡)
  17. メンフィス・グリズリーズ
  18. オクラホマシティ・サンダー(ヒートから譲渡)
  19. ニューヨーク・ニックス
  20. アトランタ・ホークス
  21. ニューヨーク・ニックス(マーベリックスから譲渡)
  22. ロサンゼルス・レイカーズ
  23. ヒューストン・ロケッツ(ブレイザーズから譲渡)
  24. ヒューストン・ロケッツ(バックスから譲渡)
  25. ロサンゼルス・クリッパーズ
  26. デンバー・ナゲッツ
  27. ブルックリン・ネッツ
  28. フィラデルフィア・76ers
  29. フェニックス・サンズ
  30. ユタ・ジャズ

NBAのドラフト指名順位の決定方法

ここまで読んできた人の中には「ドラフトの順位ってどうやって決定されてるの?」と気になった人もいるのではないでしょうか?そこでここからは、ドラフトの指名順位の決定方法を紹介します。

14位以上

14位以上のドラフト指名権についてですが、まずこの14位以上の指名権を争う権利があるのは、レギュラーシーズンの成績下位14チームとなります。

簡単にいえば、NBAプレイオフに出られなかったチームというわけですね。

基本的には、前年度レギュラーシーズンの成績が良いほど指名順は低くなり、成績が悪いほど指名順は高くなります。

さらに、1~4位までは14チームの中で抽選が行われます。成績が悪かった順に1位の指名権獲得率が高くなっていくのですが、以下に表として2019年NBAドラフトの14位以上のチームについてまとめてみました。

チーム名 1位指名権獲得確率
ニューヨーク・ニックス 14%
クリーブランド・キャバリアーズ 14%
フェニックス・サンズ 14%
シカゴ・ブルズ 12.5%
アトランタ・ホークス 10.5%
ワシントン・ウィザーズ 9%
ニューオリンズ・ペリカンズ 6%
メンフィス・グリズリーズ 6%
ダラス・マーベリックス 6%
ミネソタ・ティンバーウルブズ 3%
ロサンゼルス・レイカーズ 2%
シャーロット・ホーネッツ 1%
マイアミ・ヒート 1%
サクラメント・キングス 1%
プレイオフに出場することを諦めたチームは、より高い順位のドラフト指名権を獲得するためにわざとチームを解体したり勝つような采配を行わない場合があります。これは、一般的に「タンク」と言われています。

15位以下

1巡目は30位までの指名となるのですが、15~30位のドラフト指名順はプレイオフに出場した16チームの中で、レギュラーシーズンの成績が悪かった順に決定されます。

例えばリーグ最高勝率を記録したチームは、1巡目30位の指名順となる、といった具合です。

そのほかの指名順決定のルール

ドラフトは「レギュラーシーズンの成績」を1つの指標としているのですが、成績を指標にしているとどうしても「同じ成績」のチームが出てきます。

例えば18-19シーズンであれば、オーランド・マジックとブルックリン・ネッツは42勝40敗と成績が同じとなっています。この場合の指名順はタイブレイカーの制度に則って抽選で決められていくのです。

タイブレイカーとは、同じ成績で並んだ場合にどちらのチームが優先されるのかが抽選によって決定されるというものです。

マジックとネッツの場合には、抽選の結果マジックがネッツを上回る指名順を獲得することが決まっています。この抽選は同じ成績で並んだチーム全てにおいて行われます。

1巡目指名選手と2巡目指名選手の契約形態の違い

ドラフト指名されたプレイヤーは、チームとの交渉権を得る形になるのですが、1巡目と2巡目によって契約形態が変わってきます。どのような違いがあるのかを簡単にまとめているので、こちらをご覧ください。

1巡目指名選手
  • 年俸:ルーキースケールサラリーと言うものに基づいて決定される。
  • 契約形態:完全保証2年+チームオプション2年の計4年契約。
  • 特徴:1巡目指名されると、指名されたチーム(あるいはトレード先のチーム)と確実に契約することができる。
2巡目指名選手
  • 年俸:基本的に最低年俸。
  • 契約形態:基本的に2年契約になるが、無保証。1年契約や4年契約などまちまち。
  • 特徴:2巡目指名の場合には、「契約交渉権」が指名チームにあるだけで、必ず契約できるとは限らない。契約しても無保証となる。

次の章では、ドラフトで指名されたルーキーがどのくらいの年俸を受け取ることになるのかを紹介します。

NBAドラフトで指名されると年俸・契約金はどのくらい?

NBAドラフトで指名されると、年俸・契約金はどのくらいになるのかを解説していきましょう。NBAドラフトは1巡目と2巡目に分かれていて、全60人が指名されると先ほど紹介しました。

この指名されたプレイヤーは、全員が同じ条件で各チームと契約するわけではありません。細かい部分は置いておいて、年俸の部分だけに焦点を当てていきましょう。

NBAドラフトは、当然ながら1巡目の1位指名ほど評価・価値が高いとされていて、優秀なプレイヤーが指名されます。どんなプロスポーツでも優秀なプレイヤーに多くのお金を出すのは通例であり、NBAも例外ではありません。

1巡目指名選手は、あらかじめNBA側が設定した「ルーキースケールサラリー」というものに沿って、契約を結びます。

出典:https://basketball.realgm.com/nba/info/rookie_scale/2020

こちらは「Real GM」というサイトなのですが、このサイトで「ルーキースケールサラリー」が公開されています。こちらの画像は2019-20シーズンにルーキーとなるプレイヤーの、「ルーキースケールサラリー」です。

例えば1巡目1位で指名された場合には、1年目には$8,120,700が年俸となります。日本円に換算すると、約9億円($1=¥110計算)もの年俸をもらえることになるのです。

実際には、NBAが定めた「ルーキースケールサラリー」の金額の、80~120%の間で各チームが年俸を決めるため、2019年の1位指名プレイヤーの1年目の年俸が$8,120,700になるとは限らない。

なお、2巡目のプレイヤーには「ルーキースケールサラリー」が用意されていません。1年目のプレイヤーが結ぶ「ルーキー契約」に関する詳しい内容は以下の記事でも紹介しているので、併せてご覧ください。

NBA「ルーキー契約」のいろは。1巡目の上位指名は年俸・期待値が別格。

2019年4月14日

八村塁選手が1巡目で指名されるとどのくらいの年俸になるの?

八村塁選手が2019年のドラフト1巡目での指名が確実視されていますが、一体八村選手はどのくらいの年俸になるのでしょうか?

ドラフト前の段階では、八村塁選手はロッタリーピックでの指名が有力視されていますので、先ほども紹介した「Real GM」とロッタリーピックで指名されたと仮定して簡単に計算してみましょう。

ロッタリーピックとは・・・1巡目14位までに指名されることを指す。

「Real GM」のルーキースケールサラリーを元に、1位~14位までのプレイヤーの年俸を単純に計算してみると、八村塁選手がロッタリーピックに当たると、$2,878,400~$8,120,700の年俸になることがわかりました。

日本円では、約3億円~約9億円ほどになります。仮にロッタリーピックに当たらなくても、1巡目指名が確実視されている八村塁選手ですので、1巡目で指名されれば$1,611,700(約1億7千万円)の年俸となります。

先日富樫勇樹選手が、日本人プレイヤーとして初めて基本報酬1億円に到達したというニュースが話題になりましたが、大学を出たばかりのルーキーが最低でも1億7千万円の年俸になるわけなので、NBAのスケールの大きさがよくわかりますよね。

【2019年6月21日追記】八村塁の年俸は最大で5億円?!

6月21日(現地時間6月20日)に開催されたNBAドラフトで、1巡目9位でワシントン・ウィザーズから指名された八村塁選手。2019年のドラフト指名されたプレイヤーのルーキースケールサラリーは以下の通りです。

1年目2年目3年目4年目
$3,719,500$3,905,600$4,091,600$4,091,600+27.4%

1年目は$2,975,600~$4,463,400の年俸になるため、日本円に換算すると3億2千万円~約5億円($1=110円計算)となります。

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2021年6月8日

まとめ

2019年のNBAドラフトで日本の”至宝”八村塁選手が指名されたことによって、NBAドラフトは日本人にとっても馴染みのあるイベントに変わってきました。

若きアスリートの将来が決まるNBAドラフトは、見ているこちらもワクワクする一大イベントですね!

最後まで読んできたあなたはNBAドラフトのルールを把握できましたので、このルールを参考にしながらNBAドラフト当日を僕と一緒に楽しみましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

バスケブロガーの修一です。 小学校3年の頃から大学1年まで現役。そのあとはクラブチームでバスケをしながら、学生時代からバスケの仕事をしてきました。 今は会社の役員をしながらバスケブロガーとしても活動してます。