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ミニバスのコーチはボランティアが一般的。お金を稼ぐ2つの手段。

こんな悩みに応えます。

ミニバスのコーチってボランティアなの?

ミニバスのコーチは、ほぼほぼがボランティアによって成り立っています。お金をもらっているコーチはほとんどいないでしょう。

この記事は、これからミニバスのコーチをすることを考えている人に、ボランティアで引き受けるべきかどうかを、考える機会として最後まで読んでいただきたい内容です。

ミニバスチームのコーチを探しているチーム関係者も、ボランティアだけではなくコーチにお金を払うことも視野に入れるきっかけになるので、ぜひ読んでみてください。

ミニバスのコーチはほとんどがボランティア

ミニバスのコーチは、ほとんどがボランティアで成り立っています。

僕がプレイヤーとしてミニバスをしていた時のコーチも、おそらくボランティアだったと思います。保護者から試合の時に差し入れをもらったり、というのはありましたが、お金をもらっているわけではなかったでしょう。

コーチ業は、思っているほど稼げない仕事です。もし、本業の収入の足しにしたいという考えなのであれば、やめておいたほうがいいでしょう

中学高校の部活は手当が出る

中学校や高校の部活の場合には、手当が学校側から支給されます。と言っても、ごくごく少額です。

文科省によれば、土日祝日の4時間以上の部活動に対して「一律3,000円」の手当を支払うこととなっています。

時給換算をしても1,000円には満たないため、十分な手当とは言えないでしょう。

ちなみに、2019年1月から休日の部活動の手当を

  • 4時間以上:3,600円
  • 2~4時間:1,800円

このように支払うと定めました。

ボランティアでもミニバスのコーチをやりたい人へ

冒頭でも「ミニバスのコーチはほとんどがボランティア」と明記しましたが、ボランティアであってもミニバスのコーチをやりたい人は、以下2つの条件に当てはまるかどうかで判断してください。

もし以下の2つに該当しないのであれば、ボランティアでミニバスのコーチをやることはおすすめできません。

ミニバスでコーチをやる場合には、ライセンスの取得も必要ですので、まだコーチライセンスを持っていない人は以下の記事を参考にしてみてください。

ミニバスの指導者には「コーチライセンス」が必要?取得方法も紹介。

2018年11月18日

指導実績を積みたい

コーチとしての指導実績を積みたいという場合には、ボランティアで行うというのも1つの手段です。ミニバスのコーチは、比較的募集しているチームが多いため、ボランティアであればすぐにでもコーチになることはできるでしょう。

ミニバスで指導実績を積み、そこからクラブチーム→実業団→プロチームと階段を登っていくことも、簡単とは言えませんが十分に可能でしょう。

本業でしっかりとした収入がある

本業でしっかりとした収入があり、他の仕事をしなくても生活が十分にできるという場合も、ボランティアでコーチを行っていい条件の1つです。

ミニバスの練習は、週に大体10時間ほど時間を費やします。大会があれば、もっと長くなることもあります。生活が苦しい状態で、ミニバスにおいてボランティアのコーチを引き受けてしまうと、生活自体が更に大変になるかもしれません。

「バスケは好きだから、お金がもらえなくてもいい」と考える人も中にはいるかもしれませんが、きちんとした生活を送り心にも余裕がなければ、コーチをしている時に子供に八つ当たりしてしまったり、子供と良好な関係を築けないということも考えられます

生活をする上で、ほとんどの人は仕事やバイトなど時間を切り売りしてお金を稼いでいるわけですから、コーチ業に費やす週10時間もなかなか痛手になります。

自分のためにも、プレイをしている子供達のためにも、お金に困っている状態でミニバスのコーチ業をボランティアで引き受けることはやめておくほうが得策です。

コーチをしながらお金を稼ぎたいのであれば

ほとんどのミニバスは、ボランティアでコーチを引き受けている人が数多いのですが、もちろん中には「コーチをしながらお金を稼ぎたい」という人もいるでしょう。

コーチをしながらお金を稼ぎたいという人は、以下の方法も頭に入れておくといいでしょう。

クラブチーム・Bリーグの下部チーム

数自体は多くありませんが、クラブチームやBリーグの下部チームのコーチをしていればお金を稼ぐことは可能です。

クラブチームや、Bリーグの下部チームに所属している全てのコーチが、十分なお金を稼げているかどうかは不確かですが、スポーツ少年団のミニバスチームに比べると、確実に資金力があります

クラブチームには後援会があったり、運営している会社からの資金も回ってきます。

Bリーグの下部チームの場合には、トップチームのブランド力もあり資金は潤沢に用意できるでしょう。

また、クラブチームやBリーグの下部チームの場合には、月謝や会費をスポーツ少年団に比べて多く徴収できるという点も、コーチがお金を稼ぐことができる要因の1つです。

その分、スポーツ少年団のチームに比べて確実な指導力や実績などが必要となります

出張指導

出張指導でも、コーチとしてのお金を稼ぐことは可能です。ただし、ミニバスのチームに所属しているというよりは、フリーのコーチとして活動をし、クリニックや出張指導を開催するという認識の方が正しいでしょう。

出張指導は、ミニバスに限らず中学校や高校などからも依頼が来ることがありますし、指導料+交通費を請求することもできます。

フリーのコーチとして出張指導を行う場合には、指導力・認知度・集客力が必要となるため、かなり難しい手段です。その分、自分自身で指導料も設定できるため、自分の好きなようにお金を稼ぐこともできます

出張指導はフリーで行うだけではなく、出張指導などをサービスとして提供しているバスケ運営会社もあるため、そこに就職をしたりバイトとして入ることも、手段の1つです。

チーム関係者はコーチへお金を払うことも視野に入れよう

ミニバスのチーム関係者の人は、コーチへお金を払うことも視野にいれてみてください。コーチへ支払うお金を捻出するというのは簡単なことではありません。

プレイヤーを集めたり、月謝を少し高くしたり、なるべく経費を抑えたり、頭を使わなければなかなか難しいでしょう。しかしながら、お金を払うことによるメリットもあります。

お金を払うことによるメリット

僕自身が思う、コーチにお金を払うことによって生じるメリットは、

  • 指導力のあるコーチを連れてくることもできる。
  • 場合によっては解雇できる。
  • コーチに対して要求ができる。
  • 親のサポートも指導も熱が入る。

上記4つがあると思っています。

ボランティアとは違うため、ある程度指導力のあるコーチを連れてこられるでしょう。基本的にどのチームもボランティアで指導してくれるコーチを探しているため、インターネット上に「ミニバスのコーチ募集!毎月◯万円支払います。※選考あり。」このように書いておけば、多くの応募がくるかもしれません。

しかも、その中から人間性や指導力などを加味してチーム側が依頼する人も決められるため、よりチームにフィットするであろうコーチに依頼をすることができます。

お金を払ってコーチを依頼しているため、チーム関係者から意見をぶつけたり解雇をすることができます。お金を払っている以上の価値を見出さなければいけないため、コーチも親もサポートに熱が入ることでしょう。

そのためチームを良くするための意見交換や、コーチの招へい・解雇は行っても何ら問題ありません。

まとめ

ミニバスのコーチは、ボランティアであることが一般的です。

今後ミニバスのコーチをやりたいと考えている人は、ボランティアでいいのかどうかを十分に検討してください。

そして、チーム関係者はコーチにお金を払うこともチームをより良くするための1つの手段として、捉えて欲しいなと思います。


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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社F.R.Will取締役。小学3年から10年間現役を続け、中学2年時にはジュニアオールスターにも出場。現在は年間100試合以上BリーグやNBAの試合を観戦している。大好きなチームはロサンゼルス・レイカーズ。大好きなプレイヤーはコービー・ブライアントとKCP。