日本時間、2019年2月25日未明に行われたカタールとの試合を勝利し、男子日本代表が見事にW杯への切符を手に入れたことは、非常に嬉しいニュースとなって、日本中を駆け巡りました。
今回は、2019年W杯の概要や今後の流れを紹介していきます。
目次
日本代表のW杯出場が決定!
日本時間2019年2月25日未明、日本代表がカタール代表に96-48で勝利したことで、日本代表の3大会ぶりのW杯出場が決定しました!
このW杯予選は、日本代表が2020年の東京オリンピックで「開催国枠」を認めてもらうためにも、是が非でも突破して本戦出場を目指していたわけですから、プレイヤーにとってもファンにとっても嬉しい知らせとなりましたね。
なお、W杯は2019年8月31日~9月15日まで中国にて開催されます。
4連敗スタートとなった日本代表のW杯予選
思い返してみれば、W杯予選が始まった2017年11月から、日本代表は4連敗スタートを喫し、崖っぷちに立たされていました。「もう無理かもしれない」と思ってしまったファンの人もいたのではないでしょうか。
そんな日本代表の救世主となったのが、NBA経験のあるニック・ファジーカス選手、日本人2人目のNBAプレイヤーとなった渡邊雄太選手、2019年NBAドラフトが確実視されてる八村塁選手の3選手。
彼らの加入後、日本代表は見事に勝ち星を積み重ね、気づいてみれば破竹の8連勝でグループ2位で予選を突破していましたね。
「歴代最強」との呼び声高い今の日本代表は、観戦する価値が大いにあると僕自身思っています。
2019年大会のW杯出場国一覧
それでは2019年大会に出場する32ヶ国を紹介していきましょう。なお国名の右側はFIBAランクとなっており、2月25日現在のものを表記しています。
- スペイン(2)
- トルコ(17)
- リトアニア(6)
- イタリア(13)
- フランス(3)
- ポーランド(25)
- ロシア(11)
- チェコ(24)
- ギリシャ(8)
- ドイツ(22)
- セルビア(4)
- モンテネグロ(28)
- アンゴラ(36)
- ナイジェリア(33)
- チュニジア(51)
- セネガル(39)
- コートジボワール(68)
- オーストラリア(10)
- 日本(47)
- イラン(26)
- フィリピン(31)
- ニュージーランド(38)
- 韓国(32)
- ヨルダン(49)
- 開催国枠:中国(30)
- アメリカ(1)
- アルゼンチン(5)
- ベネズエラ(20)
- カナダ(23)
- ブラジル(12)
- ドミニカ共和国(18)
- プエルトリコ(16)
2019年大会のW杯は今までと少し違う
2019年大会からW杯の出場国数が32ヶ国に増えたことで、今までの本大会とは少し違う部分があります。
まず、これまでの大会は24チームが、4グループに分かれ上位4チーム計16チームが決勝トーナメントに進むという方式でした。
今大会は、32チームが8グループに分かれて1stラウンドが行われ、各組上位2チームが2ndラウンドに進み、2ndラウンドの各組上位2チーム計8チームによる決勝トーナメントが行われるという流れになっています。
9位以下はルールに則って順位が決定する
2ndラウンドを勝ち進むことができなかった8チームは、9-16位の順位がFIBAのルールに則って決定されることになっています。
17-32位の決定はグループリーグの結果も加味される
2ndラウンドに進むことができなかった16ヶ国は、17-32位を決定するために、4ヶ国ずつ4つのグループに分かれ、リーグ戦を行います。
1stラウンドの結果は持ち越しとなり、各国共に1stラウンドで対戦しなかった2チームと対戦し、その後FIBAのルールに則って17-32位が決定されます。
組み合わせ抽選はどのように行われる?
W杯本大会の組み合わせ抽選は3月16日に行われるようですが、どのように抽選が行われるのかについてはわかっていません。
男子サッカーのW杯の場合にはFIFAランクに基づいて抽選が行われていますが、男子バスケのW杯の抽選方式はどのように行われるのか不明です。
わかり次第追記していきたいと思います。
3月16日追記:W杯のグループリーグの組み合わせが決定!
3月16日に中国で行われた、W杯のグループリーグ組み合わせ抽選によって、各国のグループリーグでの対戦相手が決定しました。
- コートジボワール
- ポーランド
- ベネズエラ
- 中国
- ロシア
- アルゼンチン
- 韓国
- ナイジェリア
- スペイン
- イラン
- プエルトリコ
- チュニジア
- アンゴラ
- フィリピン
- イタリア
- セルビア
- トルコ
- チェコ
- アメリカ
- 日本
- ギリシャ
- ニュージーランド
- ブラジル
- モンテネグロ
- ドミニカ共和国
- フランス
- ドイツ
- ヨルダン
- カナダ
- セネガル
- リトアニア
- オーストラリア
強豪国の代表プレイヤー候補が続々と決定!
今回の2019年大会に出場する強豪国の代表プレイヤーが続々と決定していますので、一部の国の代表選手を紹介していきます。
【5月24日追記】オーストラリア代表
ベン・シモンズ(代表辞退)- アンドリュー・ボーガット
- パティ・ミルズ
- アーロン・ベインズ
- マシュー・デラベドバ
- ジョー・イングルス
- デン・アデル
- ジョナ・ボルデン
他9名
オーストラリア代表はNBAプレイヤー8名を含む、17人を代表メンバーとして選出しました。今回は、所属チームの意向もありソン・メイカーは代表としてプレイしないことを決めています。
なお、本大会のロスターは12名となるため、直前の練習試合を経て12名のロスターを決定する見込みとのことです。
あの2人は日本代表と一緒にプレイできるの?
気になっている人も多いであろう渡邊雄太選手と八村塁選手の2選手が、W杯で戦えるのかどうかについてですが、恐らく両選手ともに代表入りを強く熱望するものと思われます。
8月終わり~9月頭の期間は、NBAはトレーニングキャンプも始まっていないですし、サマーリーグも終わっています。当然NBAのシーズン中ではないので、よほどのことがない限り日本代表としてW杯を戦ってくれるでしょう。
彼ら2人がいる日本代表に加わることで、さらに日本代表はパワーアップしますし、彼ら2人の力も確実に必要なので是非とも渡邊・八村両選手の活躍が見たいものですね!
Bリーグの盛り上げが日本代表の戦いへと繋がっていく
W杯予選最終戦のカタールとの試合終了後にキャプテンの篠山竜青選手が何度も仰っていましたが、今後の日本代表をレベルアップさせるためにも、僕たちファンは全力でBリーグを応援することが大切です。
Bリーグ発足3年目になり、徐々にレベルが高まっている日本のバスケのレベルですが、さらにレベルを上げ認知度を高めるためには、ファンの力が必要不可欠です。
今回W杯出場を決めたことでバスケットボールへの注目度は高まりますし、Bリーグへの注目も集まるでしょう。是非とも会場で応援をしてほしいなと思います。
もちろん中には会場に足を運べない人もいると思いますが、テレビからでも十分に応援が可能ですので、日本代表を応援するという気持ちも込めて、Bリーグにも注目してほしいです!
まとめ
男子バスケ日本代表が、W杯の舞台に帰ってきました。直近では2006年の自国開催の時に出場を果たしていますが、今回は自力で勝ち取ったW杯本選への切符です。
今の日本代表は歴代最強と言われています。NBAでプレイする渡邊選手、NBAのドラフト指名が確実視されている八村選手、確実に日本男子バスケのレベルは向上しています。
今日本男子バスケに注目している人は、歴史の変わる瞬間の目撃者です。
この事実に気づき、是非とも今以上に日本バスケを盛り上げていきましょう!