バスケのアメリカ代表は、W杯とオリンピックにどんなメンバーで臨んでくるんだろう。そういえば、グループリーグの組み合わせはどうなってるの?
今回は、男子バスケアメリカ代表について知りたい人のために、直近1年の間に開催される2019W杯と2020オリンピックのグループリーグの組み合わせや、メンバー予想などを書き綴っていきます。
世界No.1のアメリカ代表の情報を仕入れておくだけでも、十分なバスケ通が名乗れるかも?!
すぐそこまで迫っている2つの国際大会を前に、万全の準備を整えておきましょう!
FIBAランクNo.1のアメリカ代表がオリンピックもW杯も優勝候補!
2019年に開催されるW杯も、2020年に東京で開催されるオリンピックも、男子バスケはアメリカ代表が優勝候補筆頭と言えるでしょう。FIBAランク1位ですし、とんでもない圧倒的な選手層を誇ります。
世界最高峰のバスケットボールの舞台「NBA」では、海外プレイヤーも増えてきているとは言え、やはりまだまだアメリカ出身のプレイヤーがほとんどです。
もちろんアメリカ代表は「優勝候補」であると、世界中のバスケファン・関係者から思われているでしょうし、プレッシャーは計り知れないものでしょう。
それでも、期待せずにはいられないのがアメリカ代表の男子バスケです。
過去のアメリカ代表のW杯(世界選手権)での成績
まず、過去のアメリカ代表のW杯(世界選手権)での成績を振り返っていくことにしましょう。
- 1954年
- 1986年
- 1994年
- 2010年
- 2014年
W杯(世界選手権)は4年に1度開催されているバスケットボールの祭典です。アメリカ代表は今までに17回出場し、上記の西暦に開催された5回の大会で優勝を果たしています。
W杯(世界選手権)に17回出場しているアメリカですが、意外にも優勝は5回と少ないなと感じた人もいることでしょう。僕も少しびっくりしました。
アメリカ代表の2019年W杯のグループリーグ
アメリカ代表の2019年W杯のグループリーグは、以下の国と対戦することになっています。
- トルコ
- チェコ
- 日本
我らが日本代表との対戦もあり、日本人バスケファンにとっては非常に楽しみなのではないでしょうか。
僕はFIBAが主催したW杯の組み合わせ抽選会をライブ視聴していました。NBAのスーパースター、コービー・ブライアントが日本代表をアメリカ代表と同じ組みとして引き当てた時には、思わず鳥肌が立ってしまいました。
W杯で対戦する相手国の情報も少しだけ紹介しますね。
トルコ
ヨーロッパの代表として出場するトルコは、FIBAランク17位となっており、グループ内ではアメリカに次ぐFIBAランクの高さを誇ります。
トルコ出身の現役NBAプレイヤーも紹介しておきますね。
- エネス・カンター
- アーサン・イリャソワ
- フルカン・コルクマズ
- セディ・オスマン
エネス・カンターは、トルコ代表がW杯予選をイギリスで行う際に、政治的な理由でチームへの帯同を拒否していますが、中国で開催されるW杯には出場するものと思われます。
チェコ
こちらもトルコと同じくヨーロッパの代表として出場するチェコ。FIBAランクは24位ですが、なかなか高い順位ですのでアメリカ代表も侮れないのではないでしょうか。
チェコ出身の現役NBAプレイヤーを紹介しておきますね。
- トマス・サトランスキー
ワシントン・ウィザーズに所属しているトマス・サトランスキーのみでした。こちらのプレイヤーはポイントガードですので、チェコ代表の司令塔として活躍をすることでしょう。
日本
我らが日本代表は、アジア予選を自力で突破してきました。FIBAランクは48位とグループリーグの中では最も順位が低いだけに、何も失うものはありません。アメリカ代表は日本代表の思い切りの良さや勢いにも警戒すべきですね。
日本出身の現役NBAプレイヤーも紹介しておきますね。
- 渡邊雄太(Two-Way契約)
- 八村塁
渡邊雄太選手は本契約ではありませんが、メンフィス・グリズリーズでも試合に出場していますので、今回は名前を掲載しました。
過去のアメリカ代表のオリンピックでの成績
続いてここからは、アメリカ代表の過去のオリンピックでの成績を振り返っていきましょう。当然最高成績は金メダルになるわけですが、いったい何回の優勝を果たしているのでしょうか?
- 1936年
- 1948年
- 1952年
- 1956年
- 1960年
- 1964年
- 1968年
- 1976年
- 1984年
- 1992年
- 1996年
- 2000年
- 2008年
- 2012年
- 2016年
オリンピックには過去18回出場しているアメリカ代表ですが、なんと15回もの優勝回数を誇ることがわかりました。
しかしながら、実はプロ選手がオリンピックに出場できるようになったのは、1992年大会以降なんです。ですので1992年よりも前の大会までは、アマチュアのプレイヤーがオリンピックに出場していました。
それでも9回優勝しているので、アメリカのアマチュアプレイヤーも相当なレベルであったということですね。
1989年にFIBAが「プロ選手の参加を許可する」という決定を下してから、NBAプレイヤーも参加できるようになり、いわゆる「ドリームチーム」が結成されるなどスーパースターの共演が始まったのです。
アメリカ代表の2020年東京オリンピックのグループリーグ
アメリカ代表の2020年東京オリンピックのグループリーグの対戦相手はまだ決まっていません。
なお、出場国も確定しているわけではなく、2019年夏に開催されるW杯やオリンピック出場をかけた大陸予選によって、アメリカを含めた出場12ヶ国が決定します。
オリンピックのグループリーグに関しては、情報が入り次第随時更新していきます。
2020年東京オリンピックのアメリカ代表の難敵となりそうなチームは?
今回の2020年東京オリンピックのアメリカ代表の難敵となりそうなチーム・国を3つピックアップしてみました。まだまだ本大会が始まるまでに時間はありますが、楽しみ方の1つとしてご覧いただけたらと思います。
ギリシャ
まず1ヶ国目は「ギリシャ」です。2019年3月現在のFIBAランクは8位なのですが、何と言ってもギリシャには怪物「ヤニス・アデトクンポ」がいるんです。
身長211cmでスモールフォワードからパワーフォワード、センターまでをこなすことができるヤニスは、2018-19シーズンのNBAでもMVP候補に挙げられており、アメリカ代表にとっては脅威になるでしょう。
なお、彼の欠点の1つとして「3P精度の低さ」が挙げられるのですが、24歳とまだまだ若くこれからの成長も十分に期待できるため、ギリシャはアメリカの対抗馬になり得るのではないでしょうか。
またギリシャにはヤニスだけではなく、コスタス、タナシスというアデトクンポ3兄弟がいます。どのプレイヤーも200cmを超えており、楽しみなチームの1つです。
スペイン
続いて2ヶ国目は「スペイン」です。2019年3月現在のFIBAランク2位でして、強力なメンバーが揃っています。
- マーク・ガソル
- パウ・ガソル
- サージ・イバカ
- ニコラ・ミロティッチ
- ホセ・カルデロン
- リッキー・ルビオ
- ジュアン・エルナンゴメス
- ウィリー・エルナンゴメス
- アレックス・アブリネス
2006年の世界選手権を制覇した当時のメンバーが全盛期を過ぎているとは言え在籍しており、さらに若手の活きのいいエルナンゴメス兄弟やアブリネスも揃っていますので、スペインもアメリカの対抗馬の1つでしょう。
また、スペインリーグ自体はヨーロッパのバスケットボールリーグの中では最高峰の1つですので、スペインリーグから代表に選ばれるプレイヤーも侮ることはできません。
フランス
最後に紹介する「フランス」は、2019年3月現在FIBAランク3位でして、数多くのプレイヤーがNBAに在籍しています。
- トニー・パーカー
- エバン・フォーニエ
- ニコラス・バトゥーム
- ルディ・ゴベール
- ジョフリー・ラバーン
- イアン・マヒンミ
上記のプレイヤーは一部ですが、この他にも何人かNBAに在籍しています。NBAに在籍しているメンバーを見てみると、アメリカに次いで良いラインナップを敷くことができる国だと僕は感じており、非常に楽しみな存在です。
W杯&オリンピックの最終選考35名に残っているメンバー
2019年3月現在で、最終選考35名に残っているアメリカ代表の候補メンバーを紹介していきます。
- ブラッドリー・ビール
- デビン・ブッカー
- マイク・コンリー
- ステファン・カリー
- デマー・デローザン
- エリック・ゴードン
- ジェームズ・ハーデン
- カイリー・アービング
- デイミアン・リラード
- CJ・マッカラム
- カイル・ラウリー
- クリス・ミドルトン
- ビクター・オラディポ
- クリス・ポール
- アイザイア・トーマス
- クレイ・トンプソン
- ケンバ・ウォーカー
- ジョン・ウォール
- ラッセル・ウエストブルック
- ハリソン・バーンズ
- ジミー・バトラー
- ケビン・デュラント
- ポール・ジョージ
- ブレイク・グリフィン
- ドレイモンド・グリーン
- トバイアス・ハリス
- ゴードン・ヘイワード
- レブロン・ジェームズ
- クワイ・レナード
- ケビン・ラブ
- デマーカス・カズンズ
- アンソニー・デイビス
- アンドレ・ドラモンド
- デアンドレ・ジョーダン
- マイルズ・ターナー
豪華な顔ぶれが揃う結果となりました。NBAプレイヤーの中から35人を絞るだけでも一苦労であるのに、そこから代表メンバー12名まで絞るのは、各国からすると嬉しい悩みかもしれませんね。
気になるアメリカ代表W杯のメンバーは?
2019年夏に開催されるアメリカ代表のメンバーですが、2019年3月現在は発表されていないためわかりません。
あくまでも推測ですが、W杯には若手を中心に出場させるものと思われます。前章で紹介した最終候補35名の中で注目したい若手は、
- デビン・ブッカー
- クリス・ミドルトン
- マイルズ・ターナー
上記3人です。もちろんそのほかにも若手にはCJ・マッカラムやケンバ・ウォーカー、ハリソン・バーンズなどもいますが、上記3人は今回初めて最終選考に残ったということで、僕はさらに注目したいと思っているプレイヤーです。
上記3人も踏まえて僕なりにW杯の12名のロスターを作ってみました。
- ラッセル・ウエストブルック
- カイリー・アービング
- クリス・ミドルトン
- デビン・ブッカー
- ポール・ジョージ
- クワイ・レナード
- ジミー・バトラー
- トバイアス・ハリス
- ブレイク・グリフィン
- ドレイモンド・グリーン
- マイルズ・ターナー
- デマーカス・カズンズ
個人的な希望も含まれていますが、こちらの12名と予想します。
情報が解禁され次第、随時更新していきます。
【2019年7月27日追記】8月のキャンプ参加メンバーが決定
Twitter上で発表があったものですが、8月に開催されるミニキャンプに参加するメンバー20名が決定した模様です。
ESPNのウォジナロウスキ記者とニューヨーク・タイムズのマーク・ステイン記者によれば、以下のメンバーが8月の代表キャンプに参加するそうです。この中から、2019年のワールドカップに出場するメンバーが決定します。
ブラッドリー・ビール(辞退)ジェームズ・ハーデン(辞退)デイミアン・リラード(辞退)CJ・マッカラム(辞退)ケビン・ラブ(辞退)アンソニー・デイビス(辞退)エリック・ゴードン(辞退)- ジェイソン・テイタム
- ブルック・ロペス
- ドノバン・ミッチェル
- カイル・クズマ
- クリス・ミドルトン
アンドレ・ドラモンド(辞退)- PJ・タッカー
- ポール・ミルサップ
- ハリソン・バーンズ
トバイアス・ハリス(辞退)- カイル・ラウリー
- マイルズ・ターナー
- ケンバ・ウォーカー
- マーカス・スマート(追加招集)
- サディアス・ヤング(追加招集)
- ジュリアス・ランドル(追加招集)
- ジェイレン・ブラウン(追加招集)
モントレーズ・ハレル(追加招集→辞退)- メイソン・プラムリー(追加招集)
- バム・アデバヨ(追加招集)
ESPN Sources: Among additional players expected to join USA Basketball’s training camp in August on way to a roster spot in September’s FIBA World Cup in China: Bradley Beal, Eric Gordon, Kyle Kuzma, Damian Lillard, Brook Lopez, Kevin Love, CJ McCollum and Jayson Tatum.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) June 5, 2019
こちらの関連ツイートによれば、 アンソニー・デイビス、ケンバ・ウォーカー、ドノバン・ミッチェル、ジェームズ・ハーデンはアメリカ代表のプランに既に入っているとのこと。
日本代表と対戦するアメリカ代表のメンバーも、非常に気になるところですね!
【2019年8月24日追記】アメリカの2019年W杯のロスターが決定!
オーストラリア代表との国際親善試合を終えたアメリカ代表が、2019年のW杯に望むロスターを発表しました。
クズマが怪我でカットされてしまった。。。 https://t.co/DgHTocC13n
— Shuichi Shinozaki | 篠崎修一 (@bskbsketter) August 24, 2019
Bleacher Reportによると、ロスター12名は以下の通り。
- ハリソン・バーンズ
- ジェイレン・ブラウン
- ジョー・ハリス
- ブルック・ロペス
- クリス・ミドルトン
- ドノバン・ミッチェル
- メイソン・プラムリー
- マーカス・スマート
- ジェイソン・テイタム
- マイルズ・ターナー
- ケンバ・ウォーカー
- デリック・ホワイト
ロサンゼルス・レイカーズのカイル・クズマは、オーストラリア代表との2試合目を怪我で出場しておらず、そのまま代表にも反映され、ロスターに選ばれなかったようです。
気になるアメリカ代表オリンピックのメンバーは?
2020年東京オリンピックの、アメリカ代表の気になるメンバーですが、こちらは2019年7月現在発表されていません。
なお、W杯とオリンピックを並べると、どうしてもオリンピックの方が価値のある大会と見られているため、アメリカ代表はNBAのスーパースター軍団を結成し、東京に乗り込んでくると僕は見ています。
ちなみに、僕が勝手に予想した12名のロスターは以下の通りです。
- ステファン・カリー
- ジェームズ・ハーデン
- カイリー・アービング
- クレイ・トンプソン
- ポール・ジョージ
- ケビン・デュラント
- レブロン・ジェームズ
- クワイ・レナード
- ジミー・バトラー
- ドレイモンド・グリーン
- アンソニー・デイビス
- デマーカス・カズンズ
個人的な希望も含まれていますが、こちらの12名と予想します。
オリンピックのメンバーも、情報が解禁され次第こちらの記事を更新していきます。
まとめ
今回は、アメリカ代表のW杯とオリンピックの過去の素晴らしい成績を紹介しながら、2019年W杯&2020年オリンピックのメンバー予想などをしてきました。
直近で開催される2つの国際大会は、今現在日本国内でもかなり注目度が高くなっていますので、世界最強チームのアメリカがどのような布陣で臨んでくるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
すぐそこまで迫っている国際大会。アメリカ代表の知識を身につけて、大興奮のバスケットボールを観戦しませんか?