糖質って摂りすぎると太るって聞くし、バスケしている人はあんまり摂らない方がいいの?
今回は、バスケプレイヤーにとって糖質がどんな効果をもたらすのか、糖質は摂取した方がいいのかどうかについて触れていきます。
摂取すべき栄養素を把握しておくことで、栄養素や食事に全く気を遣っていないプレイヤーよりも、パフォーマンスのレベルを下げることがありませんし、身体の丈夫になります。
ライバルとの差を生むのは、プレイだけではなく食事の面においても必要なことなんです。
糖質がバスケにもたらす効果
糖質がバスケにおいてどんな効果をもたらすのか、について説明していきます。
筋肉の合成をサポートする効果がある
糖質には、筋肉の合成をサポートする効果・タンパク質の分解を抑制する効果があるため、筋トレ直後や激しい運動の後には積極的に摂取した方がいい栄養素です。
筋肉が大きくなるまでには、
- トレーニングで筋繊維を破壊する。
- 破壊された筋繊維に栄養素を届ける。
- 筋肉が大きくなる。
この流れを辿っていきます。
破壊された筋繊維に栄養素を届ける必要があり、栄養素の中でも「タンパク質」を摂取することが非常に重要になってきます。
しかし、タンパク質は分解されることがあります。
なぜタンパク質が分解されるのかと言うと、体内のエネルギー源となる糖質が不足している状態だと、運動するためのエネルギー源を、身体の筋肉を分解して補おうとします。
- 糖質が不足する。
- エネルギー源が体内で不足する。
- 筋肉(タンパク質)を分解して、エネルギー源を補おうとする。
そのため、エネルギー源となる糖質を摂取することで、筋肉の分解を防ぐことができるのです。
筋繊維を破壊した後(主に筋トレ後や、練習後)に、タンパク質と糖質を摂取することで筋肉を大きくさせることができます。
糖質がエネルギー源になる
先ほども少し触れましたが、糖質はエネルギー源となります。
練習やトレーニングに必要なパワーを発揮するためには、エネルギー源が必要不可欠です。糖質は筋肉や肝臓によってグリコーゲンになりエネルギー源として蓄えられ、必要に応じて消費されていきます。
力強さを出すためにも、糖質を摂取してグリコーゲンを蓄えておく必要があるのです。
また、筋肉のエネルギー源になるだけではなく、脳や神経系は糖質を唯一のエネルギー源としています。糖質以外にエネルギー源の換えが効きません。
練習中に高い集中力を保つためには、十分なエネルギー源を脳に蓄えておく必要があり、そのためにも糖質の摂取は欠かせないのです。
糖質を手軽に摂取するなら
糖質の重要性がわかったところで、一体どのようにして糖質を摂取すればいいかわからないと言う人のために、糖質の手軽な摂取方法を紹介していきます。
炭水化物から摂取する
ご飯やパン、麺類などの炭水化物と言われている食品には、糖質が多く配合されています。糖質を手軽に摂取するのであれば、最適なのは炭水化物です。
野菜や菓子パン・お菓子などと比べると、炭水化物には糖質が大量に含まれています。
ただし、糖質をとった方がいいからといって、糖質を摂取しすぎるのはよくありません。
1日の目安量をオーバーしてしまうと、肥満の原因になるため、糖質の量に注意しましょう。
1日の目安摂取量の計算は、バスケプレイヤーであれば、
自分の体重(kg)×1.2~1.4(g)
上記計算方法を用いることで計算できます。
例えば60kgの人の場合には、60 × 1.2 ~ 1.4 = 72 ~ 84gとなります。
乳製品やいもから摂取する
牛乳やヨーグルトなどの乳製品や、ジャガイモや長芋などのいも類からでも糖質は十分に摂取可能です。
ご飯をはじめとする炭水化物は糖質量が多く、1日の目安摂取量にすぐに達してしまうので、乳製品やいもで糖質量を調整してみてください。
まとめ:糖質はバスケプレイヤー必須!
この記事を通して、糖質が必要な理由がわかってもらえたのではないでしょうか?
よく「糖質制限」や「糖質オフ」などの言葉を目にしますが、あくまでもこれはダイエットをしている人に当てはまる内容です。
バスケプレイヤーはよほどのことがない限り、ダイエットをする必要がないので、糖質を極度に制限する必要はありません。摂取しすぎるのはあまり良くないんですが・・・。
糖質を摂取することで筋肉の合成をサポートしてくれたり、集中力を高めてくれる効果が期待できるので、1日の目安摂取量を踏まえた上で、積極的に糖質を摂取するようにしましょう。