ミニバスのコーチは誰でもできるの?ライセンスとか必要なの?
この記事では、ミニバスのコーチを勤める上で、コーチライセンスは必要になるのかどうかを紹介していきます。
例えば県大会に発展しない、市内だけで終わるような大会や、数チームを招待して行われる試合の場合にはコーチライセンスがなくてもコーチとして指揮を執ることは可能です。
しかしながら、県大会や全国大会においてはコーチライセンスが必要となります。
ミニバスのコーチを勤める人が、どんなコーチライセンスが必要なのかを紹介していきます。
ミニバスを含めたコーチライセンスの種類
まずはじめに、ミニバスを含めバスケのライセンスにはどんな種類があるのか紹介していきます。
バスケのコーチライセンスは、上から
- S級
- A級
- B級
- C級
- D級
- E-1級
- E-2級
7つの種類が存在します。プロであるBリーグのチームを指揮している監督(ヘッドコーチ)は、S級のライセンスを取得しています。
ミニバスのコーチに必要なライセンス
ミニバスのコーチに必要なライセンスは、最も下の「E-2級」です。E-2級を持っている人はミニバスでコーチとして指揮を執ることができます。
なお、全国大会に出場するチームの場合、コーチは「D級」のライセンスを取得しておかなければなりません。
そのため、県大会まではE-1級でもコーチを勤められるのですが、全国大会になった段階でD級を取得しておかなければ、例え県大会で優勝して全国大会の出場資格を持っていたとしても、コーチのライセンスがないために全国大会に出場できなくなってしまいます。
全国大会を目指すのであれば、必ず「D級」のコーチライセンスを取得するようにしましょう。
コーチライセンスを取得する方法
コーチライセンスを取得するためには、各都道府県が開いている講習会に参加する必要があります。
ちなみにですが、各階級によってライセンス取得までの方法が変わってきますので、この章ではD級、E-1級、E-2級のライセンス取得方法を紹介します。
- 受講条件:受講年度の4月1日現在、満18歳以上(高校生不可)
- カリキュラム概要:専門科目40時間
- 受講料:15,120円(E-1ライセンス取得者10,120円)
- 検定:筆記試験やレポート課題、技能検定の総合判定。
- 資格有効期間:1年
- 申し込み・問い合わせ先:各都道府県のバスケットボール協会
- 受講条件:受講年度の4月1日現在、満18歳以上(高校生不可)
- カリキュラム概要:専門科目14時間
- 受講料:5,000円(E-2ライセンス取得者3,000円)
- 検定:筆記試験やレポート課題、技能検定の総合判定。
- 資格有効期間:永年
- 申し込み・問い合わせ先:各都道府県のバスケットボール協会
- 受講条件:受講年度の4月1日現在、満16歳以上(高校生も可)
- カリキュラム概要:専門科目6時間
- 受講料:2,000円
- 検定:筆記試験やレポート課題、技能検定の総合判定。
- 資格有効期間:永年
- 申し込み・問い合わせ先:各都道府県のバスケットボール協会
上記の通りとなっています。
D級においては、資格が「1年間」と定められています。毎年決められた時期になったら、更新手続きを行わなければ資格失効となってしまうため、注意が必要です。
まとめ:ミニバスコーチをやるならライセンスを取得しよう!
ミニバスのコーチをやってみたいという人は、まずはライセンスの取得を行いましょう。E-2級までであれば、資格を1度取ってしまえば永年資格を保持し続けることができるため、更新もなく楽チンです。
しかしながら、全国大会を目指しているということであれば、必ずD級以上を取っておかなければなりません。
大会によっては、特にライセンスを持っていなくてもコーチとしてベンチに入ることはできますが、正式な大会の場合にはライセンスが必要となります。
まだライセンスを持っていない人は、早め早めの行動を心がけ、ライセンス取得のための準備を始めましょう。