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変更されたミニバスのショットクロック「24秒」ルールを徹底解説!

※この記事は2020年7月14日に更新しました。

2019年に実施されたルール改正により、ミニバスも一般と同様に「24秒」のショットクロック制度が導入されることとなりました。

それまでは30秒ルールという独自のものを採用していましたが、スピーディーな試合展開を目指すなどの目的から、24秒のショットクロックに変更されたとのこと。

今回は、ショットクロックのルールについて、どのような変更点があったのか、リセットをするタイミングはいつなのかなどを、紹介していきます。是非最後までご覧ください。

ミニバスのショットクロックに関する改正前と改正後のルールの違い

今回ルールの改正に伴い、大きく変わった点をご紹介します。

  • 30秒→24秒に変更
  • 14秒リセットが導入された

30秒ルールの時に比べ、少し複雑になっています。テーブルオフィシャルズをやることの多いお母さんにとって、少し大変になるかもしれませんが、この記事を通して是非しっかりと学んでみてください。

そもそもショットクロックとは

そもそもこの「ショットクロック」とは何か、という点をまずはご紹介します。

こちらは、試合の展開をスピーディーにしたり、どちらかのチームがずっとボールを保持している展開を防いだりするなどの理由から、導入されたルールです。

オフェンスのチームは、ボールを保持したら決められた時間内にシュートを打たなければなりません。これが、ルール変更に伴いミニバスも中学以上の一般カテゴリーも、24秒と定められています。

もし24秒の時間内にシュートを打つことができなかった場合には、相手チームにオフェンスの権利が移ります。

ただシュートを打つだけではダメ

「決められた時間内にシュートを打たなければならない」というルールですが、ただ無闇やたらにシュートを打つだけでは、意味がありません。

JBAの資料には、「シュートとして認められるかどうか」について、以下のような記載があります。

ショットしたとみなされるのは、ショットクロックの合図が鳴る前にボールがプレーヤーの手から離れ、そのボールがリングに触れるかバスケットに入った場合である。

引用:JBAの資料

例えプレイヤーの手からボールが離れていたとしても、リングに当たることなくバックボードに当たったり、そのボールがコートの外に出たりした場合には、シュートとはみなされません。

上述した2つのパターンが起こった場合には、「ショットクロックバイオレーション」とみなされて、相手のオフェンスから試合が再開されます。(※この場合、新しく24秒がスタートします。)

どちらかのチームがボールをコントロールしたらスタート

ショットクロックというのは、「オフェンスがシュートを打たなければいけない時間」のことであるため、24秒を測り始めるのはどちらかのチームがボールをコントロールしてから、となります。

例えば、床を転がっているボールを両チームのプレイヤーが追いかけていたり、シュートを打って外れ、空中にボールがあったりする場合には、どちらのチームもコントロールをしていないとみなされます。

上述した2つのパターンが起こった場合には、ショットクロックは何もせず、そのままにしておきましょう。

どちらかのチームがコントロール(保持)をしてから、ショットクロックをスタートさせます。(※スローインを行う場合には、コート内のプレイヤーがボールに触れてから、スタートさせます。)

24秒と14秒の関係

では続いて、今回のルール変更に伴って加えられた「14秒」のルールについても紹介しておきましょう。

中学以上のカテゴリーの場合には、少し前から導入されていた14秒ルール。

こちらは、特定の状況において、オフェンスがボールをコントロールした場合でも、24秒ではなく14秒にリセットされます。

24秒にリセットをする時と、14秒にリセットする時の違いについて、紹介していきます。

24秒にリセットする時

24秒にリセットする時というのは、JBAの資料によると以下の場合となっています。

次のときはショットクロックを 24 秒にリセットする。

(1) シュートが入ったとき
(2) 相手チームがボールをコントロールしたとき
(3) ファウル、ヴァイオレーションが宣せられ、スローインが与えられるとき(アウトオブバウンズでボールをコントロールしていたチームに引き続きスローインが与えられたときを除く)
(4) フリースローが与えられたとき
(5) その他、審判から指示があったとき

引用:JBAの資料

「ボールをコントロールするチームが変わった時に24秒にリセットする」と覚えておいてください!

14秒にリセットする時

続いて、14秒にリセットする時について紹介をします。こちらも、JBAの資料の内容を一部引用して掲載させていただきます。

次のときは、ショットクロックを 14 秒にリセットする。

(1) ボールがリングに触れたあと、それまでボールをコントロ ールしていたチームが引き続きボールをコントロールしたとき

引用:JBAの資料

こちらは、「オフェンスリバウンド」を取ったときのことを指しています。改正前のルールであれば、オフェンスリバウンドを取った場合は30秒にリセットされていました。

今回のルール改正により、オフェンスリバウンドを取った場合には、ショットクロックは14秒にリセットされることになります。

リセットされず、継続になるケースもある

ただし、場合によっては24秒にも14秒にもリセットされず継続(※タイマーを止める)となるシーンもあります。JBAの資料には以下のように記載があります。

次のことが起こって、それまでボールをコントロールしていた チームに引き続きスローインが与えられるときは、ショットクロ ックを止めるがリセットはしない。

(1) ボールがアウトオブバウンズになり、ボールをコントロー ルしていたチームに引き続きスローインが与えられたとき
(2) ジャンプボールシチュエーションになったとき
(3) ダブルファウルが宣せられたとき
(4) そのほか審判が特別な処置をするとき

引用:JBAの資料

上述したシーンになった場合は、その後のプレイに応じてそのまま継続するか24秒にリセットされるか、となります。それぞれを、簡単に紹介しましょう。

(1)の場合は、ディフェンスがパスカットなどをしたシーンのことを指しています。ボールをコントロールしているチームは変わらないので、そのまま継続をします。

(2)の場合は、ショットクロックが止まった時にオフェンスだったチームがジャンプボールを制してボールをコントロールしたら、そのまま継続。ディフェンスだったチームがボールをコントロールしたら、24秒にリセットとなります。

(3)の場合は、ファールの後にどちらかのチームのスローインから始まったり、ジャンプボールシチュエーションから始まったりします。「ダブルファウル」が起こることは稀なので、もしわからなかったら審判に聞いてみるといいでしょう。

(4)の場合は、審判の指示に従いましょう。

24秒と14秒のルールはかなり複雑です。「どの時に、どちらにリセットをするのか」を頭に入れておきましょう!テーブルオフィシャルズをしている時に困ったら、迷わず審判に聞くことをおすすめします。

まとめ:ショットクロックのルールは絶対に覚えよう

ルール改正に伴い、プレイヤーはもちろんのことテーブルオフィシャルズにも負担がかかります。

チーム状況や大会の状況によっては、プレイヤーではなくお母さんお父さんがテーブルオフィシャルズを行うこともあるでしょう。

自分自身がプレイをしていない状態だと、区別がつかないようなこともあるかもしれないので、この記事を通して学んだ内容を元にお子さんの試合をご覧ください。

テーブルオフィシャルズは、いざという時になると、実は慌ててしまうものです。事前の準備が大切ですので、よくご確認ください。


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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社F.R.Will取締役。小学3年から10年間現役を続け、中学2年時にはジュニアオールスターにも出場。現在は年間100試合以上BリーグやNBAの試合を観戦している。大好きなチームはロサンゼルス・レイカーズ。大好きなプレイヤーはコービー・ブライアントとKCP。