この記事では中学バスケのルールについて、ミニバスケットのルールと比較しながら紹介していきます。
なぜこの2つを比較するかというと、最もルールが大きく変わるのが中学バスケとミニバスケットです。中学バスケで周りのチームメイトに差をつけて、試合に出場するためには事前の準備が欠かせません。
記事の本文中では、「中学入学前に慣れておいたほうがいいこと」を紹介するので、上手くなりたい人は必ず最後まで読んでくださいね。
目次
中学バスケとミニバスケットのルールの違い3選
中学バスケと、ミニバスケット(小学生)ではルールに違いがいくつかあります。
中学バスケとミニバスではルールにどのような違いがあるのかを紹介していきます。
- バックパス
- 試合に出る人数
- 得点の種類
いくつか違いがある中で、最も試合に関係してくるルールを3つ紹介します。
バックパス
1つ目に紹介するのは「バックパス」です。
バックパスは1度センターライン(コートの中央にあるライン)を超えてしまうと、戻ってはいけない、というルールです。
コートは、真ん中のセンターラインを中心に分けて、呼び方が変わります。
- フロントコート:オフェンスをする(シュートを打つ)コート
- バックコート:ディフェンスをするコート
オフェンスをする際はバックコートからフロントコートへと攻めていくのですが、バックパスというルールは1度フロントコートへ入るとバックコートに戻ることができない、というルールです。
バックパスバイオレーションを犯してしまうと、相手のボールになってしまいます。
試合に出る人数
2つ目の違いは「試合に出る人数の違い」です。
- ミニバス:第3Qまでに10人を出場させなければならない
- 中学バスケ:5人
ミニバスは、第3Qまでに10人を出場させなければならないため、チームには最低でも10人いなければ大会に出ることはできません。
中学バスケからは、5人いれば大会に出場することができます。
中学バスケに関しては、5人いれば大会に出場できるため、言葉を裏返すと「チーム内で最も上手い5人だけしか試合に出られない」とも言えます。もちろん、試合をするとなれば交代をしながらやりくりをすることになるのですが、5人いれば試合は成立するため、いかにその5人の中に入り込めるかが試合に出場する鍵となってきます。
得点の種類
中学バスケとミニバスとでは、得点の種類が変わります。
- 中学バスケ:1点(フリースロー)、2点(3Pラインよりもリングに近いところ)、3点(3Pラインの外)
- ミニバス:1点(フリースロー)、2点(コートの全て)
ミニバスには3Pラインがありません。中学バスケ以降は、3Pラインが設置されるため、得点のバリエーションが増えます。3Pシュートはチームにとって大きな活力をもたらします。
3Pは高校生になっても大学生になってもありますから、中学生の時にマスターしておけるといいですね。
中学バスケを始める前に確認しておいた方がいいルール
ここでは、ミニバスから中学生に上がるにあたり、すぐに中学バスケに馴染むことができるように確認しておいたほうがいいルールを紹介していきます。
- リングの高さ
- ボールの大きさ
- 試合時間
リングの高さ
1つ目は「リングの高さ」です。
- 中学バスケ:305cm
- ミニバス:260cm
ミニバスのリングの高さは260cmなのに対し、中学バスケからは305cmと45cmも高くなります。45cm高くなるとかなり難易度が増します。力任せにシュートを打っても、シュートは外れてしまうので、きちんとしたシュートフォームでシュートが入れられるように練習しましょう。
可能であれば、中学入学前に305cmの高さのリングを経験しておくといいですね。僕の場合はミニバスのリングの高さを高くすることができたので練習することができました。
45cmも高くなると本当に難しくなります。何度も練習をして、まずはリングの高さに慣れることが重要です。
ボールの大きさ
ボールの大きさも変わります。
- 中学バスケ:6号球
- ミニバス:5号球
詳しいサイズを書くとわかりにくくなるので省略しますが、中学バスケに上がるとボールのサイズが1周り大きくなり、重さも重くなります。
ボールが大きくなる上、リングの高さが高くなるので、ミニバスから中学バスケに進むと難易度がグッと高くなります。ボールの大きさにも慣れておくことが大事です。
外でも使えるゴムボールであれば、¥2,000しないで購入できるので比較的手に入れやすく練習もしやすくなります。身体に慣れされる順番としては
- ボールの大きさに慣れる
- リングの高さに慣れる
上記の順番で慣れていくことをおすすめします。
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試合時間
中学バスケになると、試合の時間も長くなります。
- 中学バスケ:8分 × 4クォーター = 32分 / 延長5分
- ミニバス:6分 × 4クォーター = 24分 / 延長3分
1試合で換算すると8分も長くなるため、スタミナが必要となります。
32分間1試合を通して走り続けられるスタミナを身につけることも大切です。ミニバスと中学バスケではスピード感も身体の当たりも段違いに速く・強くなるので慣れるのは大変です。
中学生がバスケのルールを勉強する最も手っ取り早い方法
中学生になる前にバスケのルールを身体に染み込ませるなら、最も手っ取り早い方法は
とにかく中学ルールで練習をする
ということです。
ミニバスから中学バスケになるにつれて大きく変わるルールである
を入念に練習してください。この2つを身体に染み込ませておけば、得点の種類が違うことに対してもすぐに対応することができます。
まとめ:中学生になる前にルールは体に染み付けておこう
ミニバスを卒業し中学バスケを始めるに当たり、周りのチームメイトとのレベルの違いを作っておきましょう。
チームメイトとは言え、試合の出場をかけて争う「ライバル」です。そんなライバルに負けずに試合に出たい人は、入学の前の努力を怠ってはいけません。
ボールに慣れておくだけでも大きなアドバンテージになりますから、6号球を手に入れていち早く慣れてしまいましょう!
今回の記事では「ミニバスから中学生に上がる際に大きく変わるルール」について紹介してきましたので、バスケのルールを網羅できているわけではありません。
詳しいバスケのルールは以下の記事で紹介しているので併せてご覧ください。