オフェンスのバスケ用語が全部知りたいな。
この記事では、オフェンスに関するバスケ用語全般を紹介しています。
オフェンスに関してのバスケ用語は、試合でも関係してくるルール用語が多いですし、動き方を指す言葉として試合中にも飛び交う専門用語が多くあります。
オフェンスに関する専門用語はこの記事で完全網羅することができるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
シュートに関するバスケ用語
まず初めに、シュートに関するバスケ用語を紹介していきます。
フィールドゴール
フィールドゴールは、2Pシュートや、3Pシュートのことを言います。時間を止めて行うフリースローは、フィールドゴールの種類ではありません。
FG%
FG%(フィールドゴールパーセンテージ)は、試投したフィールドゴールのうち、どのくらいの確率でシュートが入ったかを表す数字です。
例えば、10本打ったうちの5本シュートが入った場合には、FG%は50%となります。なお、FG%は2Pシュートと3Pシュートの両方を指しますが、2PだけのFG%を計算することもあれば、3PだけのFG%を計算することもあります。
エアボール
エアボールは、放ったシュートがリングに当たらなかった場合を指します。
試合中は「エアボール」と言ったり「エアー」ということがあります。
シュートレンジ
シュートレンジは、シュートを打つことができる範囲のことを言います。
もっと厳密にいうと、シュートを打ってシュートを入れる自信のある範囲です。
「シュートを打つことができる範囲」というと、どこからでも投げればシュートを打つことは可能ですので、シュートレンジという言葉を使った場合には、「シュートを打ってシュートを入れる自信のある範囲」と覚えておいてください。
シュートセレクション
シュートセレクションは、シュートを打つかどうかの判断についてを指す言葉です。
例えばディフェンスの激しい守りに遭っている中で、無理やりなシュートを打った場合には「シュートセレクションが悪い」と言います。
ポンプフェイク(シュートフェイク)
ポンプフェイクは、シュートを打つフェイクのことを言います。
ディフェンスを騙すために、シュートを打つフリを思い切りします。
そのほかのシュートに関するバスケ用語に関しては、以下の記事で紹介しています。
ドリブルに関するバスケ用語
ドリブルに関するバスケ用語は、以下の記事で紹介しています。
ドリブルの用語だけでもかなり数が多く、画像だけではわかりにくいですので、動画付きで説明します。
オフェンス時の動き方に関するバスケ用語
続いてここからは、オフェンス時の動き方に関するバスケ用語を紹介していきます。
カット
オフェンス時に使われる「カット」に関しては、動きのことだと覚えておいてください。動くこと自体を「カット」と言ったりします。
ディフェンス時に使う「パスカット」や「シュートカット」の「カット」とは意味が違うため、注意してください。
Iカット
Iカットは、アルファベットの「I」の字の動きのことを言います。
Vカット
Vカットは、アルファベットの「V」の字の動きのことを言います。
Vカットが最もオフェンス時には使うカットの仕方ですので、必ず覚えておいてください。
Lカット
Lカットは、アルファベットの「L」の字の動きのことを言います。
UCLAカット
UCLAカットは、アメリカの大学である「UCLA」から生まれた名前です。
UCLAカット自体には決まった動き方がありませんが、オフェンス時に行う攻撃の選択肢を数多く持つカットのことを言います。
カールカット
カールカットは、英語の「Curl」からきているカットの名前です。
「Curl」という言葉には、日本語で「渦巻く / ひねる」などという意味があり、渦巻くようなカットのことを言います。
わかりにくい場合には、お菓子の「カール」を思い出してください。お菓子の「カール」の形のごとく、渦巻くように動くことをカールカットと言います。
フレックスカット
フレックスカットというのは、英語の「Flexible」という言葉からきているカットの名前です。
「Flexible」という言葉には、日本語で「柔軟な」という意味があり、味方の動きに合わせて柔軟に動くカットのことを「フレックスカット」と言います。
決まった動き方はないため、味方オフェンスをよく見ながら動く臨機応変さが必要です。
アウトナンバー
アウトナンバーは、オフェンスの方が数的有利な状況のことを指します。
例えば速攻時にオフェンスが3人に対して、ディフェンスが2人の場合にもアウトナンバーといい、オフェンスが5人でディフェンスが4人の場合でもアウトナンバーと言います。
パス&ラン
パス&ランは、パスをした後に走って、自分がいたポジションのスペースを空けることを指します。
パス&ランの他には、「ギブ&ゴー」という場合もあります。
パスに関するバスケ用語
ここからは、パスに関するバスケ用語を紹介していきます。
チェストパス
チェストパスは、最も一般的なパスの仕方です。両手で自分の胸から相手の胸へと出すパスのことを言います。
チェストパスは必ず覚えておきたいパスの用語です。
バウンズパス
バウンズパスは、床に当てて跳ね返らせる「バウンド」させるパスの仕方です。
ディフェンスに守られている味方にパスを入れる場合や、インサイドのプレイヤーへのパスを出すときによく使うのがバウンズパスです。
ワンハンドパス
ワンハンドパスは、両手ではなく片手で出すパスの仕方です。
ディフェンスの厳しい守りに遭っているときに、ディフェンスからずれてパスを出すときによく使うのがワンハンドパスです。「チェストパス」が最も基本的なパスですが、試合中にはワンハンドパスの方が使用します。
オーバーヘッドパス
オーバーヘッドパスは、頭の上から両手でパスをする仕方です。
自分よりも身長の小さなディフェンスの頭の上を通すときに使います。ただ、試合中はあまり使わないパスです。
バックビハインドパス
バックビハインドパスは、自分の背後を通してパスを通す仕方です。
ディフェンスに激しく守られているときに、体の前面から出す「チェストパス」や「ワンハンドパス」を出すのが難しい場合にバックビハインドパスを出します。
また、ディフェンスを出し抜くパスとして使われる場合が多いです。
コントロールするのが難しいパスなので、慣れていないうちは試合で使わない方が無難です。
ジャンプパス
ジャンプパスはジャンプをしながらパスを出す仕方です。
コートの外に出てしまいそうな時や、インサイドの大きなプレイヤーへのパスをするときに使います。ただし、ミスになりやすいパスでもあるので、注意が必要です。
ジャンプパスについては以下の記事で詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。
アウトレットパス
アウトレットパスは、自分たちがディフェンスをしていて、リバウンドを取ったときに味方に出すパスのこと全てを言います。
アウトレットパスから自分たちのオフェンスが始まるので、丁寧に出さなければいけないパスです。
アシスト
アシストは、シュートを決めた人へ出したパスのことを言います。
パスの種類は関係なく、シュートを決めた人がいれば、その人に出したパスが「アシスト」と言われます。
オフェンスの反則に関するバスケ用語
続いては、オフェンスの反則に関するバスケ用語について紹介していきます。
以下の記事では、3秒ルールや5秒ルールの基準なども詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。
3秒ルール
3秒ルールは、この画像の赤い部分に3秒以上止まってはいけない、というルールです。特に、インサイドのプレイヤーは注意が必要です。
5秒ルール
5秒ルールは、5秒以上ボールを持ってはいけない、というルールです。
- フリースローの時。
- ドリブルをつくことができなくなり、ボールを持っている時。
上記2つのルールのときに発生するのが5秒ルールです。
フリースロー時の5秒ルールに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
8秒ルール
8秒ルールは、相手のシュートが入り、攻撃権が自分たちのものになった時に関係してくるルールです。
例えば、下の画像のように左から右に攻める時に、8秒以内にセンターライン(コートの真ん中のライン)を越えなければならず、8秒以上かかってしまうと反則となり、相手に攻撃権が移ります。
24秒ルール
24秒ルールは、オフェンスは24秒以内にシュートを打たなければいけない、というルールです。
24秒以内にシュートを打つことができなかった場合には、相手に攻撃権が移ります。
24秒ルールはかなり複雑ですから、詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
ショットクロック
ショットクロックは、オフェンスがシュートを打たなければいけない制限時間のことを言います。
1つ前の章で紹介している「24秒ルール」は、別名ショットクロックとも呼ばれます。
バックパス・バックコートバイオレーション
バックパスあるいはバックコートバイオレーションは、1度センターラインを越えると、センターラインを越えて戻ってはいけない、というルールです。
バックパスをコールされると、相手に攻撃権が移ります。
その他のオフェンスに関するバスケ用語
今まで紹介してきた「シュート」「動き」「パス」「反則」以外のオフェンスのバスケ用語を紹介していきます。
マイボール
マイボールは、「自分たちのボール」のことを言います。
要は自分たちがオフェンスであることを意味します。
普段は「マイボールになったらすぐにゴールに走れ」とか、どちらのボールか判断が難しい時に審判に「マイボール」と自分たちのボールであることを主張する時に使います。
シール・ポストアップ
シール・ポストアップは、インサイドのプレイヤーが主にプレイする「ハイポスト」「ローポスト」において、ポジションを取るときに使う言葉です。
シール・ポストアップ・ポジション取り、フラッシュは全て同じ意味として使われます。
トリプルスレット
トリプルスレットは、シュート・パス・ドリブル3つ全ての動きができる位置にボールを置いている状態のことを言います。
一般的には、利き手側の腰をトリプルスレットと言います。
ノーマーク
ノーマークは、相手ディフェンスに守られていない状況を言います。
ノーマークの他には「フリー」と言う場合もあります。
ピボット
ピボットは、ボールを持っている時の動きのことを言います。
ピボットを使うことでトラベリングを回避したり、ディフェンスを抜き去ることが可能となります。
ピボットに関しては、以下の記事でも触れているので合わせてご覧ください。
ターゲットハンド
ターゲットハンドは、「ここにボールをくれ」と味方にパスを要求する際に出す手のことを言います。
ターゲットハンドを出しておくことで、味方はどこにパスを出せばいいのか、誰にパスが出せるのかを判断できるため、ターゲットハンドは必ず出しておきましょう。
ファストブレイク(ファーストブレイク)
ファストブレイク(ファーストブレイク)は、マイボールになった瞬間に攻めるオフェンスのことを言います。
「速攻」のことだと覚えておきましょう。
ピック&ロール
ピック&ロールは、スクリーンプレイの動き方の1種です。
「ピック」という言葉にはスクリーンプレイという意味があり、「ロール」という言葉は、スクリーンをかけたプレイヤーの動きを意味します。
ピック&ロールはスクリーンをかけたらゴールに走る、と覚えておきましょう。
ピック&ポップ
ピック&ポップは、スクリーンプレイの動き方の1種です。
「ポップ」はスクリーンをかけたプレイヤーが、ゴールに走るのではなく、外に出てスペースを広げるという意味です。
ダイブ
ダイブは、飛び込むという意味です。
ピック&ロールの時にゴールに走る動きに対して「ダイブ」という場合があります。「ダイブ」はゴールに向かって飛び込む・走りこむ、と覚えておきましょう。
まとめ
今回は、オフェンスに関するバスケ用語全般を紹介してきました。
オフェンスはディフェンスと比べるとバスケ用語も多いため、覚えるのが大変かもしれませんが、プレイをし続けることで、徐々に慣れていきます。
ぜひこの記事を参考にして、今後のバスケに活かしてください。