1on1で抜くためのコツが知りたいなぁ。できれば、ドリブルが苦手でテクニックがない人でも1on1に勝てるコツが知りたい。
今回は、ドリブルのテクニックやスキルに頼ることなく、1on1で勝つためのコツについて紹介していきます。
1on1に関しては「スキルがあれば勝てるんでしょ」「テクニックがないから俺には無理だ」と思っている人がいますが、そんなことはありません。
僕は高校時代、スキルにはある程度の自信を持っていましたが、なかなか1on1で勝てない日々が続きました。そんな時にものすごく1on1が上手いプレイヤーがチーム内にいました。僕よりもスキルがないのに、1on1が強いんです。
そのプレイヤーのディフェンスをしたり、プレイを見て研究していると、ディフェンスに合わせて攻め方を変えていることがわかりました。
僕もディフェンスに合わせて攻め方を変えて見たところ、面白いように1on1で勝てるようになりました。1on1の勝利のコツはスキルだけではなかったんです。
今自分にドリブルのスキルがないと悩んでいる人でも、勝てる1on1のコツがあります。この記事では、そのコツを紹介していくので、1on1に勝ちたい人はこのまま読み進めてください。
※5分ほどで読み終わる簡単な内容です。
目次
1on1に関する質問はバスケの定番
1on1に関して悩んだことはないでしょうか?
僕のところには1on1に関しての質問がたくさんくるため、多くの人が悩んでいるポイントだと思います。
中でも多いのは「相手を抜くいい技はありませんか?」という質問です。
この質問がくるたびに、僕は「ないです」と答えます。
相手を抜くために技を磨いたからといって、ディフェンスを抜き去れる可能性が高くなるわけではないのです。
もっと本質の部分を考えていかないと、1on1でディフェンスを抜けるようにはなりません。「本質」に関しては次の章から触れていきます。
ドリブルや技よりも大事な1on1のコツ
はじめに答えから言うと、ドリブルや技よりも大事な1on1のコツは、「ズレ」です。
ズレというのは、簡単に言うとディフェンスが自分の真正面に立っていない状況を言います。
上手くズレを作り出すことができなければ、
ディフェンスが真正面にいる状態から1on1が始まる
ため、それこそスキルやテクニック、スピードによってディフェンスを抜き去るしかありません。
ディフェンスがあなたのスキルやテクニックに慣れてしまったら、もう1on1で勝つことはできなくなります。
一方でズレを作り出すことができると、
ボールをもらった瞬間に勝ちが決まる
わけです。
ボールを受けた瞬間からズレができているため、ボールをもらう時のステップやドリブルの突き出しでディフェンスを置き去りにすることが可能なのです。
特別なスキルやテクニックがなくても、ズレさえ作り出すことができれば、ディフェンスを抜くことは可能です。
1on1以外にも活かせるディフェンスとのズレの作り方
それではディフェンスとのズレの作り方を紹介していきます。これは、1on1以外にも活かすことができるので、覚えておいてください。
最も重要なのは「ボールをもらう前の動き」です。
ボールをもらう前に、ディフェンスを振り切るために味方にスクリーンをかけてもらったり、ディフェンスにぶつかってスペースを作り出しておくことも有効です。
ボールをもらう前にディフェンスとのズレを作るんです。
また、ズレを作る際に覚えておいて欲しいのは、
ディフェンスが守りにくいように仕向けることです。例えば、ガードのプレイヤーであれば、インサイドで先にポジションを取っておけば、ボールをもらった瞬間にシュートに行くことができます。
ガードのディフェンスは、インサイドを守ることに慣れていません。
一方、インサイドのプレイヤーは、あえて3Pラインの近くでもらうことで、もっともっとプレイがしやすくなります。インサイドのディフェンスは、アウトサイドのディフェンスに慣れていません。
NBAプレイヤーの動きを見て勉強しよう
言葉だけではイメージがしにくいと思うので、実際に動画を見て勉強していきましょう。
この動画に登場するクレイ・トンプソンは、ディフェンスとのズレを作り出す能力が抜群に高いです。
動画で紹介している試合では、60点を荒稼ぎしました。ドリブルはほとんどついていません。
味方のスクリーンを利用しながら、ディフェンスやディフェンスの動きに合わせて最適なプレイを選択しています。
特別なスキルがないプレイヤーは、ぜひクレイ・トンプソンを参考にしてみてください。
まとめ:1on1はテクニック頼みじゃ勝てない
1on1のコツについてまとめてきましたが、重要なのは、ディフェンスが苦手とする守り方をさせるためにズレを作り出す、と言うことです。
テクニック頼みで1on1を闘おうとすると、ディフェンスの上手いプレイヤーに守られたら止められてしまいます。自分の得意なことばっかりをしていても仕方がないのです。
相手ディフェンスの苦手を引き出すためにはどんな動きをすればいいのか、ボールをもらう前にどうやって動いておけばいいのか、考えながらプレイしてみてください。