今回は小さなプレイヤーが身に付けたいNBAプレイヤーも使っているシュートをお伝えします。
NBAプレイヤーは基本に忠実なので、実は日本人でも真似することのできるプレイがいくつもあります。そのプレイの中から、今回はクイックシュートについて紹介していきます。
得点を量産するスタープレイヤー、カーメロ・アンソニーがかなり多用しているシュートです。
目次
この記事を最後まで読むと・・・
この記事を読んで実際に試合で使えるようになれば、ジャンプシュートをどんな場面でも打てるようになります。厳しいマークに遭った時でもショットクロックが短くなっていても。
そして、相手がどんなにディフェンスの上手いプレイヤーだとしてもそのマークをかいくぐって空中でフリーになることができます。
クイックシュートの打ち方・コツを掴むことで、どんなタイミングでもどんな場面でもシュートを打てるようになるので、ディフェンスは全く守れないプレイヤーになります。
「クイックシュート」とは?
クイックシュートはその名の通り、クイックで打つシュートのことです。
ただし、ショットクロックが20秒近く余っている時に打つ「早打ちのシュート」とはまた別です。今回紹介していくクイックシュートは「素早いモーションでディフェンスを置き去りにする」シュートのことを言います。
テクニックを要求されるシュートで、自分のスピードやシュート力に自信があっても、そう簡単に身に付けられるシュートではありません。
クイックシュートのコツを紹介していくので、それを参考にしながらぜひ身につけていただきたいなと思います。
クイックシュートのコツ
それではここからクイックシュートのコツを紹介していきます。
- シュートをいつでも打てる腰の高さで動く
- シュートハンド(利き手)を用意しておく
この2点です。
次の章からそれぞれについて詳しく紹介していきます。
シュートをいつでも打てる腰の高さで動く
シュートを打つ時には基本的に腰が下がり、バネを利用して飛び上がりシュートを打ちます。
腰の高さをいちいち上下させていると、シュートを打つまでにほんの一瞬の「間(ま)」ができて、ディフェンスはその間にシュートチェックやブロックをするために、ジャンプをしたりボールを触ったりします。
腰の高さを一定にしておくことで、ジャンプをするときの構えになるための沈み込む動作が必要なくなるので、その分早くシュートを打つことができるようになります。
また、ジャンプをする際の構えはパワースタンスと呼ばれ、自分自身が最も強いスタンスだと言われています。
そのパワースタンスの状態で移動することで、ドライブでも押し負けることはありません。
ステップを踏んだら、そのまま飛び上がってシュートを打てる状態に構えておくために、しっかりと腰を落として移動することがポイントです。
シュートハンド(利き手)を用意しておく
ドリブルは利き手と反対の手でつき、シュートハンド(利き手)を、ボールをキャッチする時には、すでに構えている状態にしましょう。
この構えをしておくことによって、ドリブルをつきながらシュートフェイクをすることが可能になり、その後ドライブインをすることもできます。
シュートハンドを用意しておくだけで、キャッチしたらすぐにシュートを打つこともできますし、キャッチせずにフェイクをしてドライブインも有効になってきます。
コツを意識するだけでディフェンスをズラせる
- シュートをいつでも打てる腰の高さで動く
- シュートハンド(利き手)を用意しておく
この2点を意識するだけで、「ジャンプをするために沈み込む時間+手を移動させてくる時間」を短縮させることができます。
このほんの一瞬で、空中でフリーを作れるか、作れずにチェックされてしまうかが分かれます。ディフェンスをズラすことができれば、空中でフリーになってシュートを打つことも可能なのです。
ちなみにですがこれまで紹介してきたクイックシュートの種類は、ドリブルをついてからのシュートなので「プルアップジャンパー」と言います。
ドリブルをつかないクイックシュート
ここからは、「ドリブルをつかずにボールを保持した状態でのクイックジャンプシュート」を打つ時のコツをお伝えしていきます。
ボールをキャッチする時はボールが跳ね返ってくる時なので、ドリブルをついていると、ボールをキャッチするタイミングをディフェンスに読まれてしまいます。
しかし、ドリブルをついていない状態のクイックシュートはいつ飛び上がるかディフェンスにとってはわからないため、非常にシュートチェックがしにくいシュートです。ただ、難易度が高いのでドリブルのクイックシュートができるようになったら試してみてください。
ドリブルをつかないクイックシュートのコツ
それではここからドリブルをつかないクイックシュートのコツを紹介していきます。
- リングを見て、距離感やどこを狙うかを感覚的に決める
- ゆっくりした動作から急に飛び上がってジャンプシュート
この2点です。
次の章からそれぞれについて詳しく紹介していきます。
リングを見て、距離感やどこを狙うかを感覚的に決める
シュートは慣れてくると感覚で打つようになります。これを読んでいるあなたもおそらくそうだと思います。意識的に「ここに打とう!」とするよりも、感覚的に打った方が入りやすいはずです。
この「感覚的」というのはとても抽象的なのでもしかしたらイメージしにくいかと思うのですが、自分の中で必ずシュートの感覚は日々磨かれているのでそれを大事にしてみてください
このときはは、リングを見ながらディフェンスの隙を伺うことも忘れずに行いましょう!
ゆっくりした動作から急に飛び上がってジャンプシュート
ディフェンス側からすると急なスピードの変化は守りにくいものです。
例えば、この画像のようにボールを構えてチャンスを伺いながら
急なジャンプシュートを打つことでディフェンスの意表を突くのです。ディフェンスが全く反応できずジャンプができなかったら、それは完全にあなたのタイミングをズラすことが成功したのと同じです。
コツを意識するだけで空中でフリーになれる
- リングを見て、距離感やどこを狙うかを感覚的に決める
- ゆっくりした動作から急に飛び上がってジャンプシュート
この2点を意識するだけで、「止まった状態からのジャンプシュートも空中でフリーになる」ことができます。簡単にシュートを打てるようになるのです。
クイックシュートのまとめ
クイックシュートのコツをもう1度おさらいしておきましょう!
ドリブルをついた状態からのクイックシュート(プルアップジャンパー)のコツは以下の2つです。
- シュートをいつでも打てる腰の高さで動く
- シュートハンド(利き手)を用意しておく
ドリブルをつかないクイックシュートのコツは以下の2つです。
- リングを見て、距離感やどこを狙うかを感覚的に決める
- ゆっくりした動作から急に飛び上がってジャンプシュート
ここに書いてあるコツを意識して練習をすればクイックシュートを打てるようになります。あなたの武器が1つ増えます。