NBAの契約に関する用語「バイアウト」って?「ウェイブ」との違いは?

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こんな悩みに応えます。
NBAでよく聞く「バイアウト」ってどんな意味なの?「ウェイブ」とは何がどう違うの?

今回はNBAの移籍・契約に関する言葉として使われる「バイアウト」について紹介していきます。また、併せてよく耳にする「ウェイブ」にも触れ、両者の違いについても紹介していきます。

NBAのトレードデッドラインが近づくと、「バイアウト」も「ウェイブ」もよく耳にする言葉ですので、ぜひこの記事を通してきちんとした知識を身につけてください。

NBAでよく使われる「バイアウト」とは?

NBAの専門用語でもある「バイアウト」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか?

バイアウトというのはチームとプレイヤーとの間で締結された契約を、チームとプレイヤーが双方合意の元で契約が完了する前に早期解約できる制度のことを言います。

例えば、2018年の夏に3年契約を結んだ場合、通常であれば2021年の夏までは契約下にあるわけですが、それよりも早くバイアウトをすれば契約を解約できるわけです。バイアウトされたプレイヤーは、ウェーバー期間を経て制限なしのFAとなり、どのチームとも契約を結ぶことができるようになります。

このバイアウト制度は、各チーム1年に1度しか使うことができないようになっています。例えば2018年11月20日にバイアウトをしたチームは、2019年の11月20日までバイアウトを行使することができません。

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バイアウトにはプレイヤーを保護する決まりもある

バイアウトをされることはプレイヤーにとって職を失うのとほとんど同じこととなりますが、NBAではプレイヤーを保護するための制度も用意しており、バイアウトにもプレイヤーを保護するための決まりがあります。

バイアウトをされたプレイヤーは、バイアウトされたチームからサラリー(給料)を受け取れるというものです。チームはバイアウトするプレイヤーに対して、

  • 契約初年度:100%
  • 契約2年目:50%
  • 契約3年目以降:25%

上記の通りサラリーを支払う必要があります。

例えばプレイヤーAが4年契約を結び、4年間で800万$・900万$・1,000万$・1100万$のサラリーを受け取る契約になっていたとしましょう。仮にこのプレイヤーAがバイアウトをされた場合、

  • 1年目でのバイアウトの場合:800万$
  • 2年目でのバイアウトの場合:450万$
  • 3年目でのバイアウトの場合:250万$
  • 4年目でのバイアウトの場合:275万$

上記の通りサラリーを支払うことになります。

NBA18-19シーズンのバイアウトの例

(出典:https://matomenba.com/blog-entry-1226.html?sp)

2018-19シーズンにバイアウトをされたプレイヤーとして、今回はフェニックス・サンズをバイアウトされたタイソン・チャンドラーについて紹介していきます。

バイアウトをされた後は、ウェーバー期間(※後ほど詳しく紹介します。)を経てロサンゼルス・レイカーズとベテランミニマム契約を締結しました。

一部報道ではフェニックス・サンズが「オースティン・リバース」をバイアウトしたとされていますが、ESPNのAdrian Wojnarowski記者によればオースティン・リバーズはウェイブされたとなっています。

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似たような言葉の「ウェイブ」とは?

バイアウトと似たような言葉として「ウェイブ」という言葉もよく耳にします。このウェイブという言葉の意味は何でしょうか?

調べてみたところ、「ウェイブ」というのもバイアウトと大きな違いはなく「解雇」と同義であることがわかりました。

ウェイブもバイアウトも「解雇」とほとんど同じ意味で、大きなウェイブという枠組みの中に、制度の1つとしてバイアウトが含まれていると捉えてください。

なおウェイブの場合には、チーム側が一方的にプレイヤーを解雇できる仕組みのことで、ウェイブをしたチーム側がプレイヤーにサラリーを全額満額で支払う必要があります。

バイアウトとウェイブの違いは?

あまり変わりがない「バイアウト」と「ウェイブ」という言葉ですが、細かく解説をすると、

  • バイアウト:チーム・プレイヤーが双方合意の元、行われる。
  • ウェイブ:チームが一方的にプレイヤーを解雇する。

このような違いがあります。

バイアウトもウェイブもどちらにもプレイヤーを保護する決まりがあり、チーム側はプレイヤーにサラリーを支払わなければならないのですが、支払うサラリーの金額も大きく変わってきます。

バイアウトの場合には先ほど紹介したように契約年数に応じて支払う金額が変わりますし、プレイヤーとの合意によってはチーム側はプレイヤーに支払うサラリーを減額することもできるため、バイアウトの方が「無駄な出費」を抑えることができます。

チーム側が一方的に解雇する「ウェイブ」の場合には、サラリー全額を支払わなければならないため、無駄な出費になる可能性が高いのです。特に高給取りのプレイヤーの場合には、ウェイブしてしまうと支払うサラリーもかなり多くなります。(ごく稀ですが・・・)

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解雇された後に「ウェーバー期間」が設けられている

プレイヤーには、バイアウトやウェイブなどによって解雇された後に「ウェーバー期間」と言って他チームに契約を引き継いでもらうか、その権利を放棄してもらうかを選択する制度(期間)が設けられています。

レギュラーシーズン中の場合、バイアウト・ウェイブをされてから48時間はチームに留まることができ、他チームはプレイヤーが契約を結んでいたサラリーにてオファーをすることができます。

しかしながら基本的にウェーバー期間で他チームからのオファーは来ることがなく、ウェーバー期間終了後に制限なしの完全FAになってから、他チームと契約を締結することになります

18-19シーズンにバイアウトされたタイソン・チャンドラーは、サンズとの契約ではサラリーが1385万$となっており、ウェーバー期間に新チームと契約を結ぶ場合には、新チームは1385万$のオファーを提示する必要があります。

ウェーバー期間を過ぎると、過去のサラリーにてオファーをする必要がないので、レイカーズがベテランミニマム契約を結んだように、出費を抑えてプレイヤーを獲得できるようになります。

プレイヤーもバイアウトに応じるケースはよくある

バイアウトとウェイブの場合、プレイヤーからするとウェイブされた方がサラリーを満額支給してもらえるほか、新しいチームと契約ができるためメリットも多いように思えますよね。

しかしながらチーム側はウェイブをした場合サラリーを満額支給しなければならないため、大きな痛手となります。チーム側が一方的に解雇できるものの、リスクもあるんです。

一方バイアウトをするとなると、チームとプレイヤーの双方合意が必要となるため、チームにとってはプレイヤーの説得などが大変になってくることが、容易に想像できます。

ところが、プレイヤーはお金をもらうことはもちろんですが「NBAで活躍できることを証明したい」とも思っているため、チームに必要ないと告げられた場合にはバイアウトに応じてチームを離れることもよくあります

バイアウトやウェイブをされると、一定期間を経て制限なしの完全FAになることができるため、必要としてくれているチームと契約を結ぶことができるのです。プレイヤーとしてもチャンスが巡ってくるわけですね。

チームでずっと試合に出られないよりは、戦力外であるとわかったらバイアウトに応じると、出場機会を求めて新たなチームへ移籍をすることもできるようになる。

カーメロ・アンソニーもウェイブされる時代に

(出典:https://basket-count.com/article/detail/12639)

スーパースターとしてNBAファンなら誰もが知っているカーメロ・アンソニーですら、今は2チームからウェイブをされる状態となっています。

2018年8月にはトレードで加入したアトランタ・ホークスからウェイブされ、2019年1月にはシーズン中にヒューストン・ロケッツからシカゴ・ブルズにトレードされたのちにウェイブされています。

アトランタ・ホークスにトレードで加入した際のカーメロ・アンソニーのサラリーは2500万$を超えており、高給取りと言われていました。そのカーメロ・アンソニーをウェイブするほどですから、アトランタ・ホークスはチームの構想外と考えていたのでしょう。

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まとめ

ウェイブやバイアウトは、トレード直後によく起こりうる解雇制度の1つです。18-19シーズンのトレードデッドラインは日本時間の2月8日となっているため、トレードデッドラインまでに今後ウェイブやバイアウトという用語を聞く機会は増えそうです。

大きな違いがない「バイアウト」と「ウェイブ」という言葉ですが、しっかりとした違いを把握しておくとNBAの移籍事情も楽しみながら見ることができるでしょう。


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ABOUTこの記事をかいた人

バスケブロガーの修一です。 小学校3年の頃から大学1年まで現役。そのあとはクラブチームでバスケをしながら、学生時代からバスケの仕事をしてきました。 今は会社の役員をしながらバスケブロガーとしても活動してます。