プロスポーツの世界に必ずと言っていいほど存在する「殿堂」。そのスポーツに多大な影響を与えてきた人や団体の、功績や栄誉を讃えるものとして知られています。
もちろんNBAにも「殿堂」は存在し、毎年「殿堂入り」を果たすプレイヤーやコーチが選出されています。
今回は、NBAの殿堂入りを果たすために必要な条件や、今までに殿堂入りを果たした往年の名プレイヤーを紹介していきますよ。
目次
NBAの「殿堂入り」とは?
そもそも殿堂入りと言うのは、プレイヤーだけではなくコーチやレフェリーにも与えられる称号で、非常に名誉のある賞です。後世にバスケットボールの歴史を紡いでいくための賞とも言え、毎年選考や式典が行われます。
なお、殿堂入りと言うのは「バスケットボール殿堂」に名前が刻まれることを意味しているのですが、バスケットボール殿堂と言う施設はアメリカのマサチューセッツ州にあります。
バスケットボールの考案者として知られているジェームズ・ネイスミスの名前を冠し、バスケットボール殿堂の施設は正式には「ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂」と呼ばれているんですよ。
NBAの殿堂入りのプレイヤーに課せられる条件とは?
「殿堂入り」は、誰もが選ばれるわけではありません。殿堂入りを果たすためには条件があり、条件を元に行われる選考を通過することで、晴れて殿堂入りが認められます。
選定審査委員会とオナー委員会と言う2つの委員会で審査を通過すると殿堂入りとなるのですが、そもそも最初の審査段階である選定審査委員会の机上に挙がるためには、引退してから3年が経過していなければなりません。
引退後3年以上経過している場合に、殿堂入りの候補となる資格を得ることができるのです。なお、晴れて殿堂入りが確定したとしても、剥奪されるケースもあるんですよ。
プレイヤー以外にも殿堂入りを果たすバスケットボール関係者もいますが、コーチの場合には25年以上のコーチングキャリアがあり、なおかつ60歳以上でなければいけないというルールも存在します。
毎年開催されるNBA殿堂入り式典
「殿堂入り」の記念式典は、毎年夏場に開催されています。殿堂入りを果たした張本人だけではなく、豪華なプレゼンターも出席することで話題を集める式典です。
例えば、2018年に殿堂入りを果たしたレイ・アレンのプレゼンターには、レジー・ミラーが選ばれました。レイ・アレンは2018-19シーズン現在歴代最多となる2,973本の3Pを成功させているプレイヤーです。
一方プレゼンターに選ばれたレジー・ミラーは、レイ・アレンが記録を作るまで歴代最多成功数記録を持っていた生粋の3Pシューターとして知られており、歴史を作ったレイ・アレンに対する粋な計らいと言えますね。
2019年にNBA殿堂入りを果たす往年の名プレイヤー
それではここで、2019年にNBA殿堂入りを果たす往年の名プレイヤーを紹介していきましょう。
- ブラディ・ディバッツ
- ボビー・ジョーンズ
- シドニー・モンクリーフ
- ジャック・シクマ
- ポール・ウェストファル
- チャールズ・クーパー
- カール・ブラウン
若い人は、今紹介してきた往年の名プレイヤーを知らない人も多いでしょう。(実際に、僕はディバッツしかわかりません。)
70~80年代のプレイヤーが多いので、NBAファンの中でもあまり名前が知られていないのではないでしょうか。
ブラディ・ディバッツは現在サクラメント・キングスのGMを勤めていますね。
2018年にNBA殿堂入りを果たした往年の名プレイヤー
続いて、2018年にNBA殿堂入りを果たした往年の名プレイヤーを紹介しましょう。
- レイ・アレン
- チャールズ・ドライゼル
- モーリス・チークス
- グラント・ヒル
- ジェイソン・キッド
- スティーブ・ナッシュ
- ディノ・ラジャ
- チャーリー・スコット
2018年に殿堂入りを果たしたメンバーは、比較的2000年代もプレイしていたプレイヤーが多くいますね。レイ・アレン、グラント・ヒル、ジェイソン・キッド、スティーブ・ナッシュを知っている人は多いのではないでしょうか。
NBA殿堂入りを果たしているプレイヤー一覧(一部)
殿堂入りを果たしているプレイヤーを調べてみました。一部を抜粋して一覧にて紹介します。
- ピート・マラビッチ
- ジョン・ストックトン
- チャールズ・バークレー
- アイザイア・トーマス
- マイケル・ジョーダン
- ジョージ・マイカン
- オスカー・ロバートソン
- クライド・ドレクスラー
- ウィルト・チェンバレン
- ラリー・バード
- カリーム・アブドゥル・ジャバー
- エルジン・ベイラー
- ジュリアス・アービング
- ビル・ラッセル
- トレイシー・マグレディ
- シャキール・オニール
- ヤオ・ミン
- アレン・アイバーソン
などなど….
NBAをよく見ている人なら一度は耳にしたことがあるプレイヤーや、解説などでゲスト出演している姿を見たことがあるのではないでしょうか。
今後は、コービー・ブライアンどやレブロン・ジェームズなどの選出も期待ですね!(まだ先の話ですが…)
NBA・八村塁を観るならNBA Rakutenで決まり!
あなたが今もし、NBAを観る方法をお探しなら、「NBA Rakuten」に登録しましょう。
「NBA Rakuten」は楽天株式会社が運営している「楽天TV」内の1つのサービスです。
日本国内からNBAを観る方法は「NBA Rakuten」だけですので、NBAが観たい人は登録必須ですよ。
まとめ
NBAの殿堂入りを果たすことは、非常に名誉のあることです。バスケットボールの発展に寄与したとして、後世に渡って語り継がれるわけですから。
今もこうして僕たちが楽しんで、はたまた興奮して試合を観戦できるのは、今回紹介してきたプレイヤーなどを含め、バスケットボール界に影響を与えてきてくれた人がいるからこそです。
ぜひ現役のプレイヤーだけではなく、かつてNBA界を席巻したプレイヤーにも注目をしてみていただければと思います。