バスケ・NBAとファッションとがなぜ結び付く?競技性や施策をもとに紐解く。

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八村塁選手がワシントン・ウィザーズにドラフトされたその日、八村選手のインタビューなどが注目されたのはもちろんのこと、彼のスーツにも注目が集まっていました。

また、ドラフト指名から数日後、ナイキの「ジョーダンブランド」との契約が発表されましたよね。

八村塁選手に関わらずですが、何かとNBA・バスケットボールというスポーツは、ファッションの分野において多いに影響力をもたらします。

なぜ異分野のバスケットボールと、ファッションが結びつくのか。一体バスケットボールにはどんな魅力があるのか、ファッションとの繋がりをもとに紐解いていきましょう。

個人の独断と偏見をもとに掘り下げていきます。

バスケットボールという競技性

まず僕が着目したのは、バスケットボールというスポーツの競技性がもたらす効果です。

バスケットボールは、一般的に提唱されている競技人口を見てみると、サッカーや野球と並ぶか、それらに次ぐ多さを誇ります。

世界的にみると競技人口も多いバスケが、ファッション分野においてどんな影響力を与えることになっているのか、個人の見解も踏まえながら紹介していきます。

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バスケの特徴・競技性①身長が高くスタイルがいい

まず言えることは、バスケの世界最高峰の舞台であるNBAのプレイヤーは、総じて身長が高くスタイルがいいと言えます。サッカーや野球に比べても身長が高く、筋肉のつき方も違っています。

 

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いや、レブロンとウェイドの筋肉えぐい。上半身はさすがバスケプレイヤーと言った感じ🏀 #NBA #lebronjames #dwaynewade

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こちらはNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズとドウェイン・ウェイドの2ショットですが、バスケットボールプレイヤーは、総じて上半身の筋肉が下半身の筋肉よりも鍛えられている傾向にあります。

一方でサッカーや野球は、上半身はもちろんですが、下半身の筋肉の方が鍛えられている傾向と言えます。特に太ももの筋肉が非常に発達しているんです。

ですので、パッと見てみると、上半身が大きいバスケットボールプレイヤーの方が、スタイルがよく見えると言えるでしょう。

また、日本人と比べると、アメリカ人やその他の国のNBAプレイヤーは、足が太くならないため、細長いパンツを履いてもすらっと見えますし、圧倒的なかっこよさがあると言えるでしょう。

バスケの特徴・競技性②観客との距離が近い

バスケは、サッカーや野球と比べてみても観客との距離の近さも特徴の1つです。

コートのすぐ横には観客用の席が用意されていますし、プレイヤーの話し声すらも聞こえてくる距離感は、迫力と臨場感がサッカーや野球と比べても桁違いと言えます。

観客との距離が近いこととファッションに何が関係あるんだという人もいるかもしれませんが、距離が近いことでプレイヤーのバッシュを肉眼で捉えることもできますし、後ほど紹介するようにプレイヤーの服装そのものも見ることができます。

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NBAの施策から見えてくるファッションとのつながり

バスケというスポーツ自体の特徴や競技性を見た所で、続いては世界最高峰の舞台でもあるNBAの施策から見えてくるファッションとバスケとのつながりを紹介していきます。

NBAがバスケの中でも最高峰のリーグであることは紛れもない事実ですし、だからこそ注目されるのは当然です。

ただ、僕が思うにNBAはレベルの高さだけが注目ポイントではありません。ファッションとのつながりはNBAの施策によって生まれています。

では実際に次の章からは、NBAの施策を踏まえながらどのようにファッションとのつながりが出ているのか、独断と偏見を踏まえて紹介します。

NBAの施策①会場入りからコンテンツとして捉えている

NBAは、プレイヤーが会場に入る段階から、既にコンテンツとして捉えているのでしょう。私服で会場入りするプレイヤーをカメラに押さえ、SNSなどで発信を行なっています。

NBAプレイヤーの場合には、会場入りをする際には基本的に私服を着ており、各チームのSNSでは会場入りする際の様子を撮影した写真や動画を投稿しています。

おしゃれなNBAプレイヤーは特に注目されやすく、スタイルのいいNBAプレイヤーの私服姿は「おしゃれ」そのものでしょう。

会場入りの段階からファンやメディアにファッションなどを見せることで、「NBAプレイヤーはファッションにも注目だ」と意識付けができるものと思われます。

掲載したTwitterの投稿で紹介されているラッセル・ウェストブルックは、NBAプレイヤーの中でもおしゃれだとして非常に有名です。

なんでも、1度着た服は2度と着ないんだとか。

年俸が他のスポーツと比べても、平均して高いことも「おしゃれさ」に磨きをかけている要因ではないでしょうか。服装にこだわらないNBAプレイヤーもいますが、ファッションに使えるお金にも余裕があるのは間違いないでしょう。

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NBAの施策②ウェアを一緒に着て応援できる

ホームチームを全力で応援することを意図しているものと思われますが、プレイオフともなると全席に誰もが着用できるTシャツなどを置いています。

出典:NBA公式Twitter

会場の全体を撮影しているこちらの画像を見ると、ファンがホームチームのカラーである黄色のTシャツを着ていることがわかるのではないでしょうか?

NBAが配布するTシャツはデザインもかっこいいですし、基本的に配布されたTシャツは非売品であることが多い(転売などはあるが)ため、レア度が高いと言えます。

会場の一体感を演出することができるTシャツもあることで、自然とNBAとファッションとのつながりを感じることができるでしょう。

NBAの施策③ドレスコード

1つ目の施策として紹介した「会場入り」の際にも該当するのですが、NBAプレイヤーにはドレスコードが導入されています。

ドレスコードの導入によって、会場入りの時の服装や、試合に出ないもののベンチに座る際の服装も規定が用意されています。

こちらのツイートにて紹介されている画像の文章を翻訳してみると、以下のような規定が書かれていました。

ユニホームを着ていない状態で試合に参加するプレイヤーは、試合中にベンチあるいはスタンドに座っている時には、以下のアイテムを着用する必要があります。

  • スポーツコート
  • ドレスシューズかブーツと、ソックス

スポーツコートというのは、軽めのジャケットのことを指しています。

ドレスシューズは、簡単に言うと革靴のことです。カジュアルな服装ではなく、フォーマルな服装に合わせる革靴のことを指しています。

ドレスコードを用意することで、NBAはスタイリッシュなリーグへと変貌を遂げていったのです。

The dress code ended up having a huge legacy when it came to athletes and fashion, as Rolling Stone noted in a 2016 piece it turned the NBA into the “most stylish league around”.

出典:https://www.scmp.com/sport/basketball/article/2187881/whats-deal-nba-dress-code-custom-sneakers-headbands-russell

2005年に規定されたドレスコードの豆知識

2005年に、当時のNBAコミッショナーであったデビット・スターンが発表した内容によると、試合会場での服装だけではなく、NBAが主催するイベントなどに参加する際の規定も用意されているようです。

Stern’s dress code stated that all players must dress in business or conservative attire while arriving and departing during a scheduled game, on the bench while injured, and when conducting official NBA business (press interviews, charity events, etc.). The new dress code banned fashions most often associated with hip-hop culture, specifically: jerseys, jeans, hats, do-rags, T-shirts, large jewelry, sneakers and caulk boots.

出典:https://www.espn.com/nba/news/story?id=2195141

こういったドレスコードの規定もあり、NBAドラフト時の服装もしっかりとした正装が多いのかもしれませんね。

アーティストがNBAプレイヤーに影響を与えている

ドレスコードが用意されたことで、さらに注目を集めるようになったNBAプレイヤーのファッションセンスは、アーティストの影響によって磨かれてきたといっても過言ではないのかもしれません。

スポーティングニュースには、以下のような文章が掲載されています。

「アスリートとミュージシャンには共通点が多い。僕らは彼らに憧れるし、彼らは僕らに憧れている」(ドレイク)

この言葉以上に的確な表現はないだろう。昨今の若い世代は、ジェイ・Zのように観客をロックしたいと思ってきたし、マイケル・ジョーダンのようにダンクをしたいと夢見てきた。そう考えると、90年代中盤から2000年代初頭に、バスケットボール・ジャージやシューズがヒップホップ・シーンの定番アウトフィットであったことは頷ける。しかし、時代の変化と共にそれらは、フェドラ・ハット、デザイナーズ・アイウェア、ラグジュアリー・スニーカーに変わっていった。音楽業界のスーパースターたちが、現在のNBAのファッショントレンドに大きな影響を与えているのは明白だろう。

出典:スポーティングニュース

アーティスト(ミュージシャン)もNBAプレイヤーも、それぞれが相互に影響を与え合うことで、ヒップホップなどの音楽のシーンでNBAチームのウェアが着用され、NBAプレイヤーはファッションを参考にするようになったのでしょう。

小さな頃から目にしてきた音楽の世界・バスケットボールの世界だからこそ、自分自身が「憧れ」を身にまとうことで個性や「自分」であることを主張してきたのではないでしょうか。

NBAプレイヤーに限らず、アーティストもそれぞれが自分自身を主張したきたことが、結果的にNBA、引いてはバスケットボールがファッション分野における強い影響力を持つようになったのでしょう。

NBAの施策④デザインが洗練されている

NBAのロゴや、NBAチームのロゴ、販売されているグッズなどのデザインが洗練されているのもNBAの大きな特徴の1つです。

例えばプレイオフに入ると用意されるチームウェアや、優勝が決まった瞬間のウェア、ロゴがデザインされているジャージは、非常にスタイリッシュでいてかっこいい仕上がりになっていますよね。

出典:NBA Store

例えばこちらはワシントン・ウィザーズのロゴがあしらわれているTシャツなのですが、普段使いもできそうですよね。

派手な色のTシャツはもちろんのこと、こちらのように白や黒のTシャツも用意されていて、普段からNBAを身につけていられることも、NBAがファッションの分野で影響力を与えている1つの理由でしょう。

NBAチームのロゴが入ったウェアが音楽のシーンでも着用されてきた

NBAの行なっている施策から、NBAとファッションとのつながりについて見てきましたが、ここからは、実際にNBAが影響を与えたことがわかる事例を紹介していきます。

まず、NBAチームのロゴが入ったウェアの普及は間違いなく、NBAとファッションの分野とを結んだ1つの理由でしょう。普及したNBAのウェアなどは、音楽のシーンで着用されることが多くありました。

前述したように、NBAプレイヤーもアーティストもお互いに影響を与え合いながら時代を歩んできたわけですが、とりわけアーティストが身にまとうNBAチームのロゴ入りのウェアやジャージは、NBAに興味がない層にも影響を与えてきたのです。

あなたの周りにも、NBAのことは知らないけれど、NBAチームのロゴが入ったキャップを被っている人もいるのではないでしょうか?

きっとミュージシャンなどの影響によるところは大きいでしょう。

韓国の大人気アイドルグループ「TWICE」

 

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#twice #NBA こんなに大々的にTWICEとNBAってコラボしてたんだね。

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例えばこちらはNBAと、韓国人気アイドルグループである「TWICE」がコラボをしたという画像です。

若い女性を中心に人気を集めているTWICEが、NBAのチームのロゴや名前 の入っている服をきていたら、NBAに興味がなくても「欲しい!」という女性は出てくるのではないでしょうか。

アメリカ発の大人気ボーイズグループ「バックストリートボーイズ」

アメリカの5人の男性によって結成されている「バックストリートボーイズ」は、ポートランドにある「モーダセンター」でコンサートを開催。

その際に、モーダセンターを本拠地としているポートランド・トレイルブレイザーズのユニフォームを身にまとっています。

音楽業界において世界的に知られているバックストリートボーイズによる、広告・宣伝効果も非常に大きいでしょう。

ジョーダンブランドの影響力

日本人プレイヤーとして初めて八村塁選手が契約を結んだことでも知られている、「ジョーダンブランド」もファッションの分野において、多くの影響を与えているといっても過言ではないでしょう。

出典:https://www.nike.com/jp/w/jordan-shoes-37eefzy7ok

特にジョーダンブランドの「スニーカー」は非常に認知度が高く、スニーカー好きに愛され、NBAファンからもバスケットボールにはあまり興味がない層からも愛されています。

アメトーークで放送された「スニーカー大好き芸人」でも、ジョーダンのスニーカーを持ってきている人は何人もいましたよ。それだけ人気があり「スニーカー」の中でも王道と言えるのではないでしょうか。

ナイキの中の1つのブランドである「ジョーダン」は、バスケットボールの神様と言われているマイケル・ジョーダンの名前を冠しています。

マイケル・ジョーダンは1990年代にNBAチャンピオンに6度輝いており、NBAファンはもちろんのこと、バスケットボールファン、バスケットボールファンではない人でも名前を知っている人が多いプレイヤーです。

ジョーダンブランドは、僕の個人的な見解ですがバスケットボールウェアというよりかは、「ファッションアイテム」としての立ち位置を築いていると思っています。

NBAプレイヤーとのコラボ

ファッションの分野においても、認知度においても大きな影響力を持つNBAプレイヤーは、ファッションブランドや様々なメディアとのコラボを実現させてきました。

ファッションブランドとNBAのコラボ

日本のファッションブランドである「メゾン キツネ」が、NBAとコラボすることを発表しています。

2017年9月にNYC旗艦店をオープンさせたMAISON KITSUNÉがNBAとのコラボを発表。ブランドのルーツであるファッションと音楽、スポーツを融合させた「KITSUNÉ × NBA」が誕生する。

出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/news/2018-02/16/maison-kitsune

「メゾン キツネ」の公式サイトを見た所、2019年7月現在NBA関連の商品はすでに販売されていないようでしたが、こんな商品がラインナップされていたようですよ。

出典:「KITSUNÉ × NBA」カプセルコレクションより。(https://www.vogue.co.jp/fashion/news/2018-02/16/maison-kitsune)

若者に人気のブランドである「メゾン キツネ」とNBAとのコラボは、NBAを知らない若者にとっても「NBAとファッションとの繋がり」を感じさせるきっかけになったのではないでしょうか。

メディアとNBAのコラボ

メディアとNBAのコラボで言えば、日本では2019年6月に公開された「メン・イン・ブラック インターナショナル」が、NBAのスーパースターの出演するCMを作成し話題になりました。

こちらは、NBAの中でもファッションが奇抜であると有名なラッセル・ウェストブルックが出演しているCMです。(他にも、クリス・ポールやアンソニー・デイビスが出演するCMもあります。)

バスケットボールはもちろんのこと、ファッションにおいても影響力を持つラッセル・ウェストブルックが、「着ている服が瞬時に変わる」才能を見せるCMとなっています。

バスケットボールでの露出はもちろんのこと、映画やメディアの部分での露出があることで、NBAプレイヤーの認知度が高まり、特にウェストブルックらのファッションアイコンともなれるプレイヤーによって、NBAはファッション分野においても最先端を走っている、ことを感じさせられているのではないでしょうか。

個人的な見解

今回は、NBA・バスケットボールというスポーツが、ファッションにおいてなぜ影響を与えているのかを、僕自身の独断と偏見を踏まえて紹介してきました。

NBAに限った話ではありますが、この記事を書きながら「圧倒的に露出が多い」と感じました。近年NBAは世界各国で放映されるようになり、放映権料も高騰しています。

さらにSNSの使い方もリーグ全体を通して非常に上手いなと感じており、試合前からコンテンツとして捉え、オフシーズンでも「#NBADUNKWEEK」などのハッシュタグを使って、常に情報を配信しています。

いきなり「NBA(バスケ)がファッション分野において影響力を与えるようになった」訳ではなく、施策などを通してNBAやバスケというスポーツ自体が、ファッション分野における影響力を持つようになったのでしょう。

Bリーグも同じことをすべき?

Bリーグも今すぐに同じことをすべきだとは思いませんが、NBAのモデルケースを真似てみる価値は多いにあるでしょう。

Bリーグとして掲げているビジョンに「NBAに次ぐリーグとしての地位確保」があります。これはNBAで契約できなかった選手がヨーロッパやGリーグに行くのではなく日本を選ぶ、そんなリーグになることです。

出典:https://basket-count.com/article/detail/25615

バスケットカウントの取材に対して、Bリーグの大河チェアマンはこんな風に応えています。

2019-20シーズンで4年目を迎えるBリーグですが、今後プレイヤーを集められるリーグになるためには、レベルアップはもちろんのことですが、「認知されている」リーグにならなければなりません。

個人的には「NBA一強」だと思っており、NBAと比べてしまうと、正直なところユーロリーグやGリーグもまだまだ知名度は低いでしょう。

だからこそBリーグにはチャンスがあると僕は考えます。

「知名度」「認知度」を高める施策の一環として、NBAのように試合会場入りの時点からコンテンツとして捉え、ファッションアイコンとしての地位を確立していくというのは、十分に可能だと思いますしチャレンジしてもいいと思います。

まとめ

バスケットボールというスポーツが、ファッション分野において影響力を高めているのは、多くの人が気づいていることでしょう。

バスケットボールがファッション分野に影響を与えるようになったのには、一体どんな背景があるのかを、個人的な見解をもとに、今回は掘り下げてきました。

スポーツの分野だけではなく、他分野の「ファッション」においても影響力を与えられるバスケットボールは、人気が出るのは当然ではないでしょうか。

NBAをはじめ、今後もバスケットボールがファッション業界に与える影響は大きくなっていくでしょう。今後もさらに、僕はバスケットボールとファッション分野との関係に、注目していきたいなと思います。


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ABOUTこの記事をかいた人

バスケブロガーの修一です。 小学校3年の頃から大学1年まで現役。そのあとはクラブチームでバスケをしながら、学生時代からバスケの仕事をしてきました。 今は会社の役員をしながらバスケブロガーとしても活動してます。