近年増加している3Pは単なる偶然ではなく必然だった?!

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近年のNBAは試合を見ているとものすごい数の3Pが放たれます。1試合で50本近く打つチームもあります。全体のフィールドゴールが90本程度なことが多い中で、フィールドゴールの半分以上を3Pが占めています。

それはただ「3Pの方が得点が高いから」ではありません。たくさん打つのには、たくさん打つ根拠があります。

この記事ではその根拠を様々な数字を用いて具体的に話していきます。

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近年の数字から見るNBA界3P隆盛の時代

3Pが近年どれほどの物になっているのか、次の章から見ていきましょう。

次々と塗り替えられるNBAの3P記録

ここ数シーズンの3Pの主な記録を見ていきます。

  • ステフィン・カリーが1試合の成功本数を13本に更新
  • ステフィン・カリーが年間400本超えの成功
  • ロケッツが1試合で史上最多61本の試投(ちなみにこの試合の成功本数も24本で史上最多)
  • キャブスがレギュラーシーズン史上初2試合連続20本成功
  • 15-16のウォリアーズ、16-17のロケッツと2年連続でチームのシーズン最多3P成功数の記録を更新
  • キャブスが開幕から9試合連続で2桁の3P成功

上記のように、今まで何十年と歴史のあるNBA界ですが、近年急激に3Pの記録が塗り替えられているのです。

3Pを打てるインサイドプレイヤーの増加

3Pをいとも簡単に打ってしまうインサイドのプレイヤーも増加しました。

  • カール・アンソニー・タウンズ
  • マーク・ガソル
  • パウ・ガソル
  • ブルック・ロペス
  • クリスタプス・ポルジンギス
  • ケビン・ラブ
  • アル・ホーフォード
  • サージ・イバカ
  • ライアン・アンダーソン
  • アンソニー・デイビス
  • デマーカス・カズンズ
  • ダーク・ノビツキー

パッと思いつくプレイヤーをあげただけでも12人います。ここで挙げたプレイヤー以外にもいますが、近年は本当に3Pを打つプレイヤーが増加しています。

打てることが1つのステータスになっているのかもしれません。純粋なインサイドプレイヤーは徐々に減っています。

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平均成功率からみる3Pの得点効率の高さ

様々なポジションからのシュート成功率を見ていきましょう。

  • リング周り・・・61%
  • ミドルシュート・・・41%
  • 3P・・・36%

リング周りというのは、制限エリア(3秒ルール適用エリア)の中でもリングに近い部分。ミドルシュートはそれ以外の2点エリア。3Pは3Pラインよりも外ということになります。

このパーセンテージは昨シーズンの全試合のシュートから割り出した数字です。この平均を各エリアの得点とかけてみると1本シュートを打つ上で望める得点の期待値が出ます。すると、

  • リング周り・・・1.22点(2×0.61)
  • ミドルシュート・・・0.82点(2×0.41)
  • 3P・・・1.08点(3×0.36)

こうなります。

ここからシュート1本あたりの得点期待値を高い順に並び替えてみると、

  1. リング周り
  2. 3P
  3. ミドルシュート

となります。

NBAの3Pが多いことは得点期待値が物語っている

得点期待値が物語っていることは2つあります。

リング周りのシュートは最優先

これはバスケをしている上では当然のことかもしれませんが、リングに近い距離からシュートを打つことができればかなりの高確率でシュートが入ります。そのためリングにアタックできる場合にはリングに攻めた方がいいのです。

ミドルを打つくらいなら3Pを打つ

先ほどの数字からもわかるように、得点期待値はミドルシュートよりも3Pの方が高いです。距離的にはミドルの方が近いかもしれませんが、確率は3Pとほとんど変わりません。それでも1本シュートを打った時に期待できるのはわずか0.82点。1点にも満たないのです。一方の3Pは1本打てば1.08点が見込めます。以上のことから、中途半端な距離からミドルを打つくらいなら3Pを打った方がいいのです。

ロケッツも然り

16-17シーズン17-18シーズンと、爆発的なオフェンス力を武器にNBAをかき回したヒューストン・ロケッツ。冒頭でも挙げたように数々の記録を塗り替えました。そのきっかけとして大きいのはHCがマイク・ダントーニに変わったことでしょう。

ダントーニはオフェンスに非常に定評のあるHCで、本来なら2番や3番を務めるジェームス・ハーデンを1番のPGとして起用し、17-18シーズンにはシーズンMVPを獲得しました。このダントーニ采配によってハーデンは才能をさらに開花させたと言っていいでしょう。

そんなロケッツのダントーニもおそらく今まで僕が挙げてきた数字を元にチームをマネジメントしたに違いありません。ロケッツのプレイヤーの平均のミドルからのFG%は、リーグ平均を下回っています。そのことからもわかるように、ミドルは期待できません。まして、ミドルの得点期待値が0.82点なのもあって、ミドルシュートは打たない方が好ましいでしょう。そこでダントーニはチーム方針を3P重視へと変えていったのではないでしょうか。

まとめ:NBAの3Pが多い理由は得点期待値にある

今回の記事ではNBAの3Pが年々増加傾向にある事実を、裏付けるためにデータを用いながら紹介してきました。ただ3Pの方が得点が高いからではなく、得点期待値が高いからこそ3Pが増加しているということがわかっていただけたはずです。

こうしたデータも頭に入れながら試合を観てみると、さらに楽しくNBAを観られるかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

バスケブロガーの修一です。 小学校3年の頃から大学1年まで現役。そのあとはクラブチームでバスケをしながら、学生時代からバスケの仕事をしてきました。 今は会社の役員をしながらバスケブロガーとしても活動してます。