- バスケの交代に関してのルールが知りたい人
- 交代がどんなタイミングの時にできるか知りたい人
今回の記事ではバスケのルールである「交代」に関して紹介していきます。ルールがまだわからない初心者のプレイヤーや、子供がバスケをしていてルールを今勉強していると言う親御さんには是非とも知っておいてほしい内容です。
バスケの交代はいつできる?
バスケの交代はいつどんなタイミングで行うことができるのでしょうか?
基本的には交代は時間を止めて行います。サッカーと同じように、ボールが外に出た時のように、プレイが1度止まったら交代をすることができます。
ただ様々なルールがあって、
- ボールが外に出て、タイマーが止まった時
- ファウルによって、タイマーが止まった時
- タイムアウトの時
- 各クォーターの間(インターバルの間)
- 負傷者が出た場合
上記条件を満たす時に交代をすることができます。
「交代が認められる時機」は次のときに始まる:
- ボールがデッドでゲームクロックが止められたとき
ただし、ファウルまたはバイオレーションの後は、審判がテーブルオフィシャルズに伝達を終えたとき(両チームとも交代することができる)- 最後のフリースローが成功してボールがデッドになったとき(両チームとも交代することができる)
- 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00あるいはそれ以下を表示していて相手チームがフィールドゴールで得点したとき(得点されたチームは交代することができる)
(出典:JBAルールブック 交代のルール19-2-2より)
交代をするときはプレイヤー自身が伝える
交代をすることになったプレイヤーは、自分でテーブル・オフィシャルズの元まで行き、審判が使う交代の正しいジェスチャーをするか、口頭ではっきりと交代の旨を伝える必要があります。
交代に関しては、プレイヤーが申告しなければならず、コーチが申告をすることはできません。
バスケの交代は何人までできる?
バスケでは、基本的に何人まででも交代をすることができます。サッカーのように「3人まで」という決まりがありません。
もっと厳密に言うと、ベンチメンバーに登録されていて、5ファールや負傷退場などで試合に出られない場合を除いて、試合に出場することができます。
また、ベンチ入りできるメンバーについては、大会の規模やカテゴリー(小中高大学、プロ、NBA)によって人数が変わってきます。
詳しい内容は以下の記事にて紹介しているので、併せてご覧ください。
フリースローのシューターが交代することもある
ごく稀に「フリースローのシューター」が交代をしなければならないケースが発生します。ルールブックには以下のように記載されています。
次の場合、フリースローシューターであっても交代しなければならない:
- 怪我をした場合
- 5個のファウルを宣せられた場合
- 失格・退場になった場合
これらの場合、そのフリースローはフリースローシューターと交代したプレーヤーが行わなければならない。交代して代わりにフリースローを行ったプレーヤーは、フリースローのあと、ゲームクロックがいったん動いた後でなければ交代してチームベンチに戻ることはできない。
(出典:JBAルールブック 交代のルール19-2-2より)
まとめ:バスケの交代のルール
今回の記事では、バスケの交代のルールについて紹介してきました。サッカーなどとは違い回数・人数に制限はないため、何度でも交代をすることができます。バスケは攻守の入れ替えが早いスポーツなので、疲労ももちろん溜まりますし、常にスピードやディフェンス、オフェンスの質を重視するとなると、交代で元気なフレッシュなプレイヤーを使いながら試合を進めていく必要があります。
NBAではスタメンではなく、控えから出てくるプレイヤー5人を「セカンドユニット」などと言ったりしますが、セカンドユニットの出来次第で試合の流れは大きく変わり、勝敗に大きく関わります。
交代は「戦力を下げる」ために使うことはもったいないです。試合の流れや雰囲気を変えるためにも、上手に駆使したいルールですから、今はベンチからの控えだとしても、チームの勝利に貢献することは大いに可能なので、諦めずに練習を行ってください。