「え?バスケって何人でも交代できるの?!」
バスケ経験者なら誰もが知っていることでも、これからバスケを始める人や、子供がバスケをしているから少しでも知っておきたい、という人にとってはわからないことが多いですよね。
バスケのルールは複雑で、プレイをして経験を積めば自然とわかってくることでも、始めのうちはわからないものです。今回の記事では、そんなこれからバスケのことを知り始める、という人に向けて、人数に関してのルールに触れていきます。
目次
バスケの試合に出られる(コート上の)人数
試合を進行するにあたり、コート上には1度に各チーム5人ずつ、計10人までのプレイヤーが試合に出場することができます。
試合が行われる場所を「コート」と呼びます。コートにはゴールが2つあり、それぞれのチームが自分のチームのゴールにボールを入れる(シュートする)ことによって得点となります。得点の多いチームが勝ちです。
攻守の入れ替わりが素早いスポーツで、陸上で最も運動量の多い激しいスポーツと言われています。
また、5人にはそれぞれポジションがあります。
- ポイントガード
- シューティングガード
- スモールフォワード
- パワーフォワード
- センター
このように分けられていて、体格や持っているスキルを考慮してポジションが決められます。
最もわかりやすい見方で判断すると、「ガード」という言葉が入っているプレイヤーほど小さく、「センター」ほど身体の大きいプレイヤーが務めることが多いです。
アメリカのプロバスケットボールリーグNBAでは、身長関係なく様々なポジションをすることが求められているので、観ている側はチームによってプレイヤーによって、様々なバスケのスタイルを観ることができるので非常に面白いです。
バスケはベンチ入りできる人数は何人まで?
ベンチ入りできる人数は、スターティングメンバー(スタメン)も含め7〜15人です。
ベンチ入りできる人数に幅があるのは、日本のリーグ(Bリーグ)やNBAなどのプロリーグと、中学生や高校生などのそれぞれの大会によってルールが異なるからです。
例えばベンチに入ることができるプレイヤーの人数がスタメンも含めて15人の場合には、背番号は4~18までとなり、仮に部員が15人以上いる場合には、ベンチに入ることができないプレイヤーがいます。そのプレイヤーはスタンドや応援席でチームの応援を行うことがほとんどです。
強豪校になると、部員数が多くなるのでベンチ入りをかけた普段の練習が熾烈を極めます。
アジア大会、W杯、世界選手権、オリンピックなどの国際大会の場合には、ベンチ入りできる人数は12人のケースが非常に多いです。
バスケは何人でも何回でもプレイヤーの交代ができる
中学生・高校生の試合や、プロの交代はいつでも、何回でもできます。交代できる人数の規定もありません。スタメンの5人がずっと出続けることもできます。
バスケは1つの試合が4つのピリオド(クウォーターとも呼ばれる)に分かれています。第1ピリオドと第2ピリオド、第3ピリオドと第4ピリオドの間に2分のインターバルがあり、第2ピリオドと第3ピリオドの間に10分から15分のハーフタイムがあります。このピリオド中でも、インターバルやハーフタイムの間でも交代が可能です。
「交代が認められる時機」は次のときに始まる:
- ボールがデッドでゲームクロックが止められたとき
ただし、ファウルまたはバイオレーションの後は、審判がテーブルオフィシャルズに伝達を終えたとき(両チームとも交代することができる)- 最後のフリースローが成功してボールがデッドになったとき(両チームとも交代することができる)
- 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00あるいはそれ以下を表示していて相手チームがフィールドゴールで得点したとき(得点されたチームは交代することができる)
(出典:JBAルールブック 交代のルール19-2-2より)
しかし小学生のミニバスには別のルールがあります。第3ピリオドまでに最低10人は試合に出なければなりません。また1ピリオド以上2ピリオド以下の時間で試合に出なければなりません。ピリオド中の交代もできません。
交代によって大きく試合の流れが変わることがあるので、スタメンではなくてベンチから交代で入ってくるプレイヤーも準備をしておく必要があります。
プレイヤーの退場によって人数は変わる?
プレイヤーが5つ以上のファールを犯したり、負傷してプレイ続行不可能と判断された場合には退場となり、代わりのプレイヤーが試合に出ることになります。コートに立っている5人以外にベンチに控えているプレイヤーが代わりに試合に出場します。
5人しか部員がいないチームの場合は、退場者が出てしまうと交代できるプレイヤーがいないので4人で試合が続行となります。
5人以上いても、仮にファールが重なって退場していて試合に出られるプレイヤーがいない場合にも4人や3人になることがあります。
どちらかのチームが1人になるまで試合は続けられます。1人になってしまったチームの負けとなるので覚えておきましょう。
何回ファールすると退場?
1人1試合に5回ファールをしてしまうと退場になります。そこで退場したプレイヤーは、その試合に限りもうコートに出ることができなくなります。
ただし、ファールを5回しなくても退場になるケースがあります。詳しいファールの内容に関しては、以下の記事にて詳しく触れているので、気になる人は併せて読んでみてください。
審判の人数
審判の人数は3人の場合と2人の場合があります。
プロでは審判3人制(スリーパーソンシステム)が用いられています。2人だとどうしても見えない範囲「死角」が生じてしまうのですが、3人にすることでその死角をなくすことができるという大きなメリットがあります。
プロ以外の小中高生の試合の場合には、人数の確保が難しいなどの理由で、審判2人制(ツーパーソンシステム)が用いられることが一般的で、主審と副審に分かれます。主審と副審で持っている権限に差はほぼありません。試合開始の際にコートの中央(センターサークル)で行われるジャンプボールは、主審がボールを上げます。
まとめ
今回の記事では、バスケの人数と人数に関わるルールについて紹介しました。
バスケ初心者の人の場合には、交代できる人数に制限があると思っていたり、退場した際の対処の仕方がわからないという人が多いです。その点についてもこの記事では触れているので、正しいルールを身につけてください。