ミニバスの試合時のルールって、一般とどう違うの?
ミニバスは、中学生以上の一般のルールと比べると、大きなルールの違いが存在します。
観戦をするだけであれば、特にルールを覚えておく必要はないかもしれませんが、指導者なりたての人や審判を目指している人はこの記事を通してミニバス独自の試合のルールを、しっかりと把握しておきましょう。
ミニバスの試合時間に関するルール
まずはじめにミニバスの試合時間に関するルールを紹介しておきます。
- 1Q:6分
- Q間のインターバル:1分
- 2Qと3Qの間(ハーフタイム):10分
- 延長:3分
- 4Qと延長のインターバル:2分
※Q・・・「クォーター」のこと。
試合の進み方
6分→1分→6分→10分→6分→1分→6分(→2分→3分)
このようになっています。
試合時間は、各カテゴリーによって大きく分かれており、ミニバスは最も短い試合時間となっています。そのほかのカテゴリーの試合時間は以下の記事にて詳しく紹介しているので併せてご覧ください。
試合出場人数に関するミニバス独自のルール
ミニバスは、中学生以上とは違い、試合に出場する人数のルールに独自の決まりがあります。
基本的に中学生以上は、5人のプレイヤーがいれば公式戦に出場することができます。しかしミニバスは、多くの子供達に試合に出てもらうことを目的としており、公式戦には最低でも10人いなければ出場できないと言う決まりになっています。
そして、ミニバスは第3Qまでに10人を出場させなければならず、なおかつ12分(2Q)以上出場してはいけません。
また、基本的に交代をすることもできず4Qにタイムアウトがあった場合にのみ、交代をすることができます。
中学生以上はいつでも交代ができるため、ミニバスは人数と交代のルールが大きく異なるのです。
中学生以上のルールに関しては、以下の記事で詳しく学んでみてください。
一般と違ってミニバスは3Pシュートのルールがない
ミニバスには、中学生以上のルールにはある「3Pシュート」が存在しません。
シュートの時にファールをもらい、なおかつシュートを決め、フリースローも決めると3点プレイにはなりますが、シュート1本で3点が入るルールがありません。
子供の場合には筋力がまだまだ付いていないと言うこともありますし、3Pシュートを入れるために無理やりシュートを打っていると、シュートフォームがバラバラになったりシュートの基本を忘れてしまう原因にもなります。
中学生に上がる段階から、3Pシュートの練習を始めるのがベストです。
試合時のショットクロックルールがミニバスは30秒
試合時のショットクロックのルールが、ミニバスの場合には30秒となっています。中学生以上は24秒となっているため、ミニバスは少し余裕があります。
自分たちがボールを保持したら、30秒以内にシュートを決めるか、リングに当てなければなりません。30秒が経過してしまうと、バイオレーション(反則)となり、相手に攻撃権が移ります。
まとめ
ミニバスの試合時のルールをまとめると、
- 1Q当たりの時間は6分
- 10人いなければ公式戦には出場できない
- 交代は基本的にできない
- 3Pシュート(ライン)は存在しない
- ショットクロックが30秒
このようになっています。
保護者の人が覚えておく必要はありませんが、一般とはかなり異なるため、指導者や審判の人はきちんとしたルールを覚えておかなければ試合の時に不利になったり、審判はクレームを受けることも考えられます。
そのほかのルールに関しては以下の記事でまとめているので、参考としてぜひ読んでみてください。